第5試合 30分1本勝負
NO JUSTICE, NO LIFE
永田裕志
VS
鈴木みのる
第5試合は永田にとって2年ぶりのドームでのシングルマッチです。
しかも、相手はあの因縁只ならぬ鈴木みのる!
最近、各メディア“GK”こと金沢克彦氏がこの2人の因縁がどれだけ深いものかというのを、語っておられましたが、なんと高校時代から続くものだそうです。
しかし、戦績はアマレス時代含め永田の1勝5敗で、大きくみのるに負け越しています。
ここで、新日本プロレス公式HPにアップされた2人のインタビュー記事を載せます。
みのるインタビュー(前編)
みのるインタビュー(後編)
永田インタビュー(前編)
永田インタビュー(後編)
昨今のプロレス界において、ここまでベルトやイデオロギーなどのワードが出てこないにも拘わらず、お互いの相手への闘争本能が剥き出しになるカードというのもめずらしく感じます。
2人を突き動かすのはお互いへの“嫌い”という思いだけなのでしょう。
このような背景を持つカードというのは、往々にして観客無視の結末を迎えることが多いのですが、この2人の場合は話が別です。
永田祐志と鈴木みのるは、業界でも屈指の名勝負製造機として名高い2人です。
しかも、お互いを嫌いでしょうがないにもかかわらず、試合は非常にスイングしたものになります。
さらに、永田は“ドーム男”という異名を得るほどに、東京ドームでの試合に外れがありません。
これは、顔合わせだけでなく、試合内容でも大きく期待感の沸く対戦です!
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第6試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
プリンス・デヴィット
(第60代王者)
VS
飯伏幸太
(挑戦者)
※4度目の防衛戦
これも、プロレスファン待望のカードと言っていいでしょう。
自分も含めインディペンデントの試合を割と熱心に見ている人からすると、「ついに、飯伏がドームでIWGP戦かぁ・・・」と感慨深い気持ちになります。
インディーの選手がメジャー団体のタイトルに挑戦するときというのは、どうしてもチャレンジマッチ的な雰囲気を拭えないのですが、飯伏は今やケニーとのタッグで、押しも押されぬIWGPジュニアタッグ王者でもあり、まったくの対等な目線で闘うことになります。
むしろ、デビットの方がジュニアタッグ奪還のための足がかりにするために、この試合は落とせないと感じているのではないかと自分は考えてしまいます。
昨年の1・4では、時の王者タイガーマスクが、丸藤に敗れてジュニア王者を奪われています。
そこから半年間、新日ジュニアは丸藤正道ただ1人に、良いようにかきまわされてしまったのです。
その辺りも含めてデビットは負けられないでしょう。
そして、このカードを語る上で外せないのが、10月の両国で行われたデビット&田口vs飯伏&ケニーのIWGPジュニアタッグ戦についてです。
この一戦は、東スポ制定のプロレス大賞のベストバウトにも選ばれた一戦です。
自分も生で観ていましたが、非常にレベルの高い試合でした。
休憩前に組まれた試合だったのですが、休憩に入ってもしばらくは余韻が後をひき、なかなか席を立つ人がいないほどでした。
あの試合の主役は間違いなく、今回闘う2人でした。
そして12・23後楽園で組まれた前哨戦では、両者の動きの一つ一つに後楽園が沸き、歓声が途切れませんでした。
こちらも、一つ不安があるとすれば両者のコンディションということになるのですが、そこは神様に祈るしかありません。
10月両国の試合が終わったあとに、鈴木健.txt氏や三田佐代子氏が「あの4人が万全のコンディションで向かい合えたことがとても素晴らしいことである」といって旨の発言をされていました。
6月のBEST OF THE SUPER Jr.の決勝ではここからというときに飯伏が肩を脱臼してしまい、不完全燃焼に終わった両者。
どうか、アクシデントなどが起こらないように祈るばかりです。
この2人が自身の実力を十分に発揮できれば、この日の全試合を喰うような試合ができるんです!
「日本のプロレスっておもしろいんだぞ!」と胸をはれるような闘いを見ることができるはずです。
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第7試合 30分1本勝負
NJPW vs NOAH Battle Combustion I
後藤洋央紀&岡田かずちか
VS
杉浦貴&高山善廣
こちらは、前年に引き続きNOAHと新日本の対抗戦になります。
しかし、自分は団体対抗戦という要素を抜きにしても十分に楽しみです。
まず、杉浦と高山のタッグをドームで見られるということのプレミア感があります。
杉浦は言わずと知れた2010年のプロレス大賞MVP、高山はその杉浦の師匠格にあたります。
この2人は7月の有コロで、NOAHマットとしてはとても異質なプロレスを展開しました。
お互いにロープに振るような攻撃の無いゴツゴツとした、骨と骨、肉と肉、体の芯と芯をぶつけ合い、削り合うような試合を見せたのです。
この試合は数ある杉浦の防衛戦の中でも、抜群の内容を誇った試合として今年のベストバウト賞候補にも上がりました。
以前から思っていたのですが、杉浦は新日本のリングでの方が輝くような気がします。
もちろん、NOAHで見せる常に身を削るようなゴリゴリのプロレスも十分に迫力があるのですが、新日本のリングで見せる“殺伐”という言葉がぴったりの試合スタイルの方が自分としては好みです。
当然、高山もそのような試合を得意としていますから、両者が新日本の観客を唸らせることは必定でしょう。
対する新日本サイドは何といっても主役は約1年の海外遠征から帰国する岡田かずちかでしょう。
岡田は16歳でメキシコ闘龍門でデビューした後に、新日本に入門し再デビューを果たした選手です。
海外遠征前から、その長身を生かした豪快なレスリングと強いハートで将来を嘱望されていた選手でしたが、今回の試合でインパクトを残せば十分にトップ争いに割って入ることも考えられます。
12・23後楽園の試合後に乱入し高山を襲撃、あの巨体をジャーマンで投げ切ってみせました。成長が楽しみです。
そして、パートナーの後藤は2009年~2010年にかけて全敗を喫してしまった杉浦へのリベンジ戦という位置づけになるでしょうか。
とにかく他団体との対戦においては分が悪い後藤ですが、内容は保証付き。
大きな舞台での試合では間違いなく名勝負を生み出しています。
団体対抗戦という側面からだけでなく、他の様々な切り口から試合を楽しむことのできる一戦です。
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NJPW vs NOAH Battle Combustion II
中邑真輔
VS
潮崎豪
この試合も新日本とNOAHのトップ対決です。
中邑にとっては8月の有コロのリベンジ戦ということになるのですが、もっと大きなテーマがかかった試合だと考えます。
2人の対戦のそもそもの端緒はG1での試合が30分ドローになったことにあります。
その日のうちにNOAHの仲田龍GMが新日オフィスにリマッチを打診したところ新日サイドが快諾して、有コロで試合が組まれたというのが経緯です。
そこで自分が注目したのは、G1の試合と8月の有コロの試合後に中邑が出したコメントです。
G1試合後
「(潮崎には)とくに興味はない。ま、ブ厚いぜ? ノアの中じゃあ一番見れる顔してんじゃん? それでもね、俺の気分的にはね、足りない。薄っぺらい!」
週プロモバイルより引用
8・22有コロ試合後
「(潮崎を)散々、薄っぺらいとか透けて見えるとか言ったけど、ほんのちょっと前とは違って見えた。まだまだ・・・ただ試合こなしてるだけじゃないの?もっとさらけ出せよ。今のままじゃなんにも背負ってねぇ。十字架背負った方がいいんじゃないの?」
週プロより引用
このコメントを読んで思い出したのが、7月の有コロで行われた棚橋戦に際しての棚橋のコメントです。
棚橋は戦前、自らをプロレス界のエースと自称し、潮崎との志の違いを声高にアピール。さらには、潮崎自身に「NOAHの良さって何ですか?」と聞き、潮崎が明確な答えを出せずに、曖昧な返答に終始するとすかさず攻撃。
この棚橋の言動からは「団体を背負うって大変なんだぞ」というメッセージが込められていたように感じられました。
そして、中邑のコメントです。
中邑の「何にも背負ってねぇ。十字架背負った方がいいんじゃないの?」には、デビュー当時から最前線に放り込まれて、ヤングライオン杯に出ることも無く、団体の看板になることを宿命付けられた人間の思いが垣間見えます。
「本当に団体の看板になるんだったら、それなりのものを背負ってみろよ」という中邑からの強烈なメッセージだったのでしょう。
棚橋・中邑と言えば00年代の新日本が本当に苦しかった時代に最前線に立って引っ張ってきた2人です。最近は真壁・後藤も入れての四天王などと言われていますが、中心に立っているのはこの2人です。
この2人のエースとしての成り立ちは全く異なるものでした。
棚橋は学生プロレスから入門という当時としては珍しいルートでの入門から、独自のプロレス観を掲げて、新日本プロレスの大ピンチを幾度も救ってきました。この10年間でも特に苦しかったとされる06年にIWGPを初戴冠し、新日本の屋台骨を支えてきました。そして、ここ2~3年は自らをエースと自称し、団体に看板選手であること、業界の看板選手であることを日ごろからアピールし、今ではその評価を不動のものとしました。
一方の中邑は、デビュー当時から将来を嘱望されていました。デビュー戦が武道館だったことからも、いかに新日本が期待していたかがよく分かります。その後は、史上最年少、デビューから最短でIWGPを戴冠。中邑もまた、棚橋とは違った方法論でプロレスを背負う道を選びました。中邑が叫んだ「一番すげぇのはプロレスなんだよ!」は当時のファンの心を震わせました。
当然のことながら、2人とも技術や試合内容は申し分なく、会社からのプッシュだけでステージを上げたわけではありません。
そんな2人だからこそ、NOAHの未来と言われる潮崎には、他団体ながらどこか歯がゆい思いを抱くのかもしれません。
この試合は、潮崎がエースとして独り立ちできるのかに注目です。
NO JUSTICE, NO LIFE
永田裕志
VS
鈴木みのる
第5試合は永田にとって2年ぶりのドームでのシングルマッチです。
しかも、相手はあの因縁只ならぬ鈴木みのる!
最近、各メディア“GK”こと金沢克彦氏がこの2人の因縁がどれだけ深いものかというのを、語っておられましたが、なんと高校時代から続くものだそうです。
しかし、戦績はアマレス時代含め永田の1勝5敗で、大きくみのるに負け越しています。
ここで、新日本プロレス公式HPにアップされた2人のインタビュー記事を載せます。
みのるインタビュー(前編)
みのるインタビュー(後編)
永田インタビュー(前編)
永田インタビュー(後編)
昨今のプロレス界において、ここまでベルトやイデオロギーなどのワードが出てこないにも拘わらず、お互いの相手への闘争本能が剥き出しになるカードというのもめずらしく感じます。
2人を突き動かすのはお互いへの“嫌い”という思いだけなのでしょう。
このような背景を持つカードというのは、往々にして観客無視の結末を迎えることが多いのですが、この2人の場合は話が別です。
永田祐志と鈴木みのるは、業界でも屈指の名勝負製造機として名高い2人です。
しかも、お互いを嫌いでしょうがないにもかかわらず、試合は非常にスイングしたものになります。
さらに、永田は“ドーム男”という異名を得るほどに、東京ドームでの試合に外れがありません。
これは、顔合わせだけでなく、試合内容でも大きく期待感の沸く対戦です!
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第6試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
プリンス・デヴィット
(第60代王者)
VS
飯伏幸太
(挑戦者)
※4度目の防衛戦
これも、プロレスファン待望のカードと言っていいでしょう。
自分も含めインディペンデントの試合を割と熱心に見ている人からすると、「ついに、飯伏がドームでIWGP戦かぁ・・・」と感慨深い気持ちになります。
インディーの選手がメジャー団体のタイトルに挑戦するときというのは、どうしてもチャレンジマッチ的な雰囲気を拭えないのですが、飯伏は今やケニーとのタッグで、押しも押されぬIWGPジュニアタッグ王者でもあり、まったくの対等な目線で闘うことになります。
むしろ、デビットの方がジュニアタッグ奪還のための足がかりにするために、この試合は落とせないと感じているのではないかと自分は考えてしまいます。
昨年の1・4では、時の王者タイガーマスクが、丸藤に敗れてジュニア王者を奪われています。
そこから半年間、新日ジュニアは丸藤正道ただ1人に、良いようにかきまわされてしまったのです。
その辺りも含めてデビットは負けられないでしょう。
そして、このカードを語る上で外せないのが、10月の両国で行われたデビット&田口vs飯伏&ケニーのIWGPジュニアタッグ戦についてです。
この一戦は、東スポ制定のプロレス大賞のベストバウトにも選ばれた一戦です。
自分も生で観ていましたが、非常にレベルの高い試合でした。
休憩前に組まれた試合だったのですが、休憩に入ってもしばらくは余韻が後をひき、なかなか席を立つ人がいないほどでした。
あの試合の主役は間違いなく、今回闘う2人でした。
そして12・23後楽園で組まれた前哨戦では、両者の動きの一つ一つに後楽園が沸き、歓声が途切れませんでした。
こちらも、一つ不安があるとすれば両者のコンディションということになるのですが、そこは神様に祈るしかありません。
10月両国の試合が終わったあとに、鈴木健.txt氏や三田佐代子氏が「あの4人が万全のコンディションで向かい合えたことがとても素晴らしいことである」といって旨の発言をされていました。
6月のBEST OF THE SUPER Jr.の決勝ではここからというときに飯伏が肩を脱臼してしまい、不完全燃焼に終わった両者。
どうか、アクシデントなどが起こらないように祈るばかりです。
この2人が自身の実力を十分に発揮できれば、この日の全試合を喰うような試合ができるんです!
「日本のプロレスっておもしろいんだぞ!」と胸をはれるような闘いを見ることができるはずです。
***************************************
第7試合 30分1本勝負
NJPW vs NOAH Battle Combustion I
後藤洋央紀&岡田かずちか
VS
杉浦貴&高山善廣
こちらは、前年に引き続きNOAHと新日本の対抗戦になります。
しかし、自分は団体対抗戦という要素を抜きにしても十分に楽しみです。
まず、杉浦と高山のタッグをドームで見られるということのプレミア感があります。
杉浦は言わずと知れた2010年のプロレス大賞MVP、高山はその杉浦の師匠格にあたります。
この2人は7月の有コロで、NOAHマットとしてはとても異質なプロレスを展開しました。
お互いにロープに振るような攻撃の無いゴツゴツとした、骨と骨、肉と肉、体の芯と芯をぶつけ合い、削り合うような試合を見せたのです。
この試合は数ある杉浦の防衛戦の中でも、抜群の内容を誇った試合として今年のベストバウト賞候補にも上がりました。
以前から思っていたのですが、杉浦は新日本のリングでの方が輝くような気がします。
もちろん、NOAHで見せる常に身を削るようなゴリゴリのプロレスも十分に迫力があるのですが、新日本のリングで見せる“殺伐”という言葉がぴったりの試合スタイルの方が自分としては好みです。
当然、高山もそのような試合を得意としていますから、両者が新日本の観客を唸らせることは必定でしょう。
対する新日本サイドは何といっても主役は約1年の海外遠征から帰国する岡田かずちかでしょう。
岡田は16歳でメキシコ闘龍門でデビューした後に、新日本に入門し再デビューを果たした選手です。
海外遠征前から、その長身を生かした豪快なレスリングと強いハートで将来を嘱望されていた選手でしたが、今回の試合でインパクトを残せば十分にトップ争いに割って入ることも考えられます。
12・23後楽園の試合後に乱入し高山を襲撃、あの巨体をジャーマンで投げ切ってみせました。成長が楽しみです。
そして、パートナーの後藤は2009年~2010年にかけて全敗を喫してしまった杉浦へのリベンジ戦という位置づけになるでしょうか。
とにかく他団体との対戦においては分が悪い後藤ですが、内容は保証付き。
大きな舞台での試合では間違いなく名勝負を生み出しています。
団体対抗戦という側面からだけでなく、他の様々な切り口から試合を楽しむことのできる一戦です。
**********************************************
NJPW vs NOAH Battle Combustion II
中邑真輔
VS
潮崎豪
この試合も新日本とNOAHのトップ対決です。
中邑にとっては8月の有コロのリベンジ戦ということになるのですが、もっと大きなテーマがかかった試合だと考えます。
2人の対戦のそもそもの端緒はG1での試合が30分ドローになったことにあります。
その日のうちにNOAHの仲田龍GMが新日オフィスにリマッチを打診したところ新日サイドが快諾して、有コロで試合が組まれたというのが経緯です。
そこで自分が注目したのは、G1の試合と8月の有コロの試合後に中邑が出したコメントです。
G1試合後
「(潮崎には)とくに興味はない。ま、ブ厚いぜ? ノアの中じゃあ一番見れる顔してんじゃん? それでもね、俺の気分的にはね、足りない。薄っぺらい!」
週プロモバイルより引用
8・22有コロ試合後
「(潮崎を)散々、薄っぺらいとか透けて見えるとか言ったけど、ほんのちょっと前とは違って見えた。まだまだ・・・ただ試合こなしてるだけじゃないの?もっとさらけ出せよ。今のままじゃなんにも背負ってねぇ。十字架背負った方がいいんじゃないの?」
週プロより引用
このコメントを読んで思い出したのが、7月の有コロで行われた棚橋戦に際しての棚橋のコメントです。
棚橋は戦前、自らをプロレス界のエースと自称し、潮崎との志の違いを声高にアピール。さらには、潮崎自身に「NOAHの良さって何ですか?」と聞き、潮崎が明確な答えを出せずに、曖昧な返答に終始するとすかさず攻撃。
この棚橋の言動からは「団体を背負うって大変なんだぞ」というメッセージが込められていたように感じられました。
そして、中邑のコメントです。
中邑の「何にも背負ってねぇ。十字架背負った方がいいんじゃないの?」には、デビュー当時から最前線に放り込まれて、ヤングライオン杯に出ることも無く、団体の看板になることを宿命付けられた人間の思いが垣間見えます。
「本当に団体の看板になるんだったら、それなりのものを背負ってみろよ」という中邑からの強烈なメッセージだったのでしょう。
棚橋・中邑と言えば00年代の新日本が本当に苦しかった時代に最前線に立って引っ張ってきた2人です。最近は真壁・後藤も入れての四天王などと言われていますが、中心に立っているのはこの2人です。
この2人のエースとしての成り立ちは全く異なるものでした。
棚橋は学生プロレスから入門という当時としては珍しいルートでの入門から、独自のプロレス観を掲げて、新日本プロレスの大ピンチを幾度も救ってきました。この10年間でも特に苦しかったとされる06年にIWGPを初戴冠し、新日本の屋台骨を支えてきました。そして、ここ2~3年は自らをエースと自称し、団体に看板選手であること、業界の看板選手であることを日ごろからアピールし、今ではその評価を不動のものとしました。
一方の中邑は、デビュー当時から将来を嘱望されていました。デビュー戦が武道館だったことからも、いかに新日本が期待していたかがよく分かります。その後は、史上最年少、デビューから最短でIWGPを戴冠。中邑もまた、棚橋とは違った方法論でプロレスを背負う道を選びました。中邑が叫んだ「一番すげぇのはプロレスなんだよ!」は当時のファンの心を震わせました。
当然のことながら、2人とも技術や試合内容は申し分なく、会社からのプッシュだけでステージを上げたわけではありません。
そんな2人だからこそ、NOAHの未来と言われる潮崎には、他団体ながらどこか歯がゆい思いを抱くのかもしれません。
この試合は、潮崎がエースとして独り立ちできるのかに注目です。