靴修理のお話 -77ページ目

靴磨き

エナメル(パテントレザー)とは、表面にウレタン樹脂加工した革です。要は、表面がコーティングされている革になります

この素材を磨くとなると、通常の靴磨きとは、方法が変わってきます。

クリーナーで汚れを落とし、専用のクリーム(艶だし、ひび割れ防止)で、磨いていきます
磨き前靴修理のお話-090213_1041~01.jpg
磨き後靴修理のお話-090213_1136~02.jpg
今回は、汚れがひどかったので、リムーバーを使いましたが、履いた日は、乾拭きする事を習慣づけとけば、結構綺麗な状態が持続できます。

革と樹脂の2層になっているので、寒い時などは、各層の伸縮性の違いで、ひび割れする事があるので、要注意です。定期的に、クリーム入れる事で、長く愛用できますよ!



『thick trunk』
大阪市中央区谷町6丁目5-26 萌(ほう)1階
TEL 06-6761-2887
定休日:毎週水曜日
谷町6丁目駅より徒歩5分
http://thick-trunk.com

靴を丸洗い

丸洗い前靴修理のお話-090214_1142~01.jpg
北海道旅行で、雪道を歩いて、靴が乾いたらこんな事になったそうです。

雪の多い所は、除雪の為に、塩化カルシウムを巻きます。塩を含んだ雪が革に浸透して、革に残ったまま乾き、白くなったようです。

この症状は、通常の靴磨きの、リムーバー(汚れ落とし)や、靴クリームだけでは、浸透してしまった塩はとれなく、すぐ白くなってしまいます。そこで、靴丸洗いです

靴の状態は、
①白くなっている
②革が固くなっている
③輪染みができている
②③は、早い対応であれば、通常の丸洗いで大抵解消されます。①に関しては、丸洗い前に、まず塩を分解するように、一手間掛けます。

丸洗い後、十分乾かして、靴磨きをします
丸洗い後靴修理のお話-090216_1241~01.jpg
塩は、すっかり抜けて、革の状態も良くなり、革本来の艶が戻りました。

今回は、少し特殊な例ですが、靴の定期的なクリーニングはオススメです。服は、クリーニングに出しても、靴をクリーニングに出す人は、少ないです

足は、汗をたくさんかき、靴はよく蒸れます。革は痛みやすくなります。

最近は、靴のクリーニングが、定着してきているので、愛着ある靴の為に、一度試してみて下さい!


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革底に見えて実は…

表面が革で、ベースがウレタン素材の一体底を、革底へ。

ウレタン特有の加水分解(近々、違う靴で詳しく説明します)は、起こしてなかったのですが、前回のトップリフト交換で釘が打たれていて、ヒール部にヒビが入っていました。

ウレタンは、一旦ヒビが入ると、ヒビの広がる進行が早く、そのままでは、ヒールが破損してしまいます。
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何通りか修理方法を提案して、後のメンテナンスなど含め、革のオールソールになりました。
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ウェルトは、痛んでいないのでそのまま利用
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ウレタンのメリットである、軽さと柔らかさは劣りますが、いい雰囲気にはなったと思います。


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