靴修理のお話 -71ページ目

ファイバー芯交換

『ヒールが、グラグラするんです…』とのご相談

ヒールは、靴にしっかり固定されている。でも、グラグラして安定の悪いときは、ヒールの傾斜を支える、ファイバー芯という中底が折れてしまっているケースが多いです。

場合によっては、シャンクという鉄の芯が、折れていることもありますが、今回は大丈夫でした。
交換前 靴修理のお話-090303_1936~01.jpg
交換後 靴修理のお話-090309_1323~01.jpg
ファイバー芯・シャンク共に、靴の背骨のようなものなので、折れてしまうと、安定が悪く、歩きにくくなります。

一般的にはヒールを外さず、中敷きをめくって、その下にヒールプレートという、厚みのある鉄を固定する修理屋さんが多いです。

以前、勤めていた会社もそうだったんですが、それをすると、足当たりが悪くなるし、靴底にも金具が見えて、なんだか武装しているようで違和感がありました。

手間が掛かっても、なるべく元の形に近づけるのが、靴修理。その気持ちを忘れず、頑張ります!


『thick trunk』
大阪市中央区谷町6丁目5-26 1階
TEL 06-6761-2887
http://thick-trunk.com

船底タイプの踵修理

船底とは、ヒールが無く、踵に向けて傾斜が高くなっているソールです

年配の女性のお客様で、引きずるように歩かれているので、踵側の広い範囲で磨り減っていました。
修理前靴修理のお話-090308_1625~01.jpg
修理後靴修理のお話-090308_1819~01.jpg
サイド靴修理のお話-090308_1820~01.jpg
ソールと材料(今回はスポンジ)を加工して、ソールを元のバランスに戻してあげる修理です

お手入れを、ご自身でされていて、大事にされている靴というのが、分かりました。

もう一度、踵修理して、その後オールソールも必要だとは思いますが、お客様の足を長く支えていく靴になりそうです。

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バッグの色染め替え

今日は、靴修理ではなく、バッグの染め替えです。

使いやすいデザインだけど、汚れや傷がひどく、最近は使われていなかったらしいです。そこで、全く違うオレンジ色へ、染め替え希望で来店されました。

オレンジ色といっても、トーンの違いでイメージが変わるので、数種類のサンプルを作って、再度、来店して頂き、確認してから作業に取りかかります。
染め前靴修理のお話-090221_1818~01.jpg
染め後靴修理のお話-090306_1731~01.jpg
以前も、色染めのことを書いたのですが、基本的にバッチリ色を付けるのは、顔料になります。今回は、表面加工後、染料が、なかなか入りにくく、かなり手こずりました。しかし、これを怠って、顔料に頼ると、革の質感に違和感が出るので、時間が、かなり掛かってしまいました。

今日、お客様にお渡しして、喜んでいただけたので、ホッとしました。このバッグも、ようやく持ち主さんの元へ戻れて、ホッとしたはずです。


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