お葬式のお手伝いがありました。
身内ではないので式場に行ったりする事もなく故人の知り合いでもないので
お香典も必要なし!お手伝いの人数が足りず助っ人でした。
本来行くべき人が行けず代わりと言う事で。
留守になりがちな お宅の留守番で近所の方と2人でただ、電話の受け答えと
密葬にも関らずご辞退しても時折 持参するお香典の受け取りとお返し。
初めてお会いするご近所さんと少しお話する事に。
亡くなられた方とは、お隣通しでも年に数回会う位の仲だったそうです。
その亡くなられた方の人生を聞く事に。Aさんは67歳の女性で独身でした。
看護師さんだったそうです。
都会でずっと一人で生活し母親がなくなり一人っ子のAさんは
一人残された父親のために田舎に戻り看護師を続けながら
父親をも送りました。それから一人暮らしを続けるんですが
病気になったんですね。
何歳の時かはわかりません。
そして一人で病気と闘うためにAさんが決断した事
親が残した土地は全て売り払い、残ったのは自宅1軒。
名義は母親のお兄さんの子供にしてあったとか。
自分の戒名もとっくに買ってあり、7年たったらその後の法事はしなくても良いとの遺言。その後のお寺に掛かるお金も支払い済み。
誰にも迷惑が、かからないようにと第三者に全てを頼み
お葬式の準備も本人の生前の指示通りに執り行こなったようです。
ここまでは初めて聞く話ではありません。時々耳にします。
驚いたのはAさんには異国に成人になるまで金銭的に援助をする少女がいました。最後の時が来る前に今まで定期的に行っていた援助をまとまった金額で、ある団体に支払いをお願いしたとの事。
結婚も出産もしなかったAさんが今まで何をして来たかと言うと、
仕事をしながら田舎に引っ込んでからも、連休になると海外へ行き
ボランティアをして来たようです。
海外とは何処なのか?どんな事をしていたのか?
いつ頃で何歳位までの事かは全く分かりません。
何故 結婚しなかったのか?自分で選んだ人生だったのか?
私には知る術も必要も無いのですが…最後は皆一人で人生を終りますが
一人ぽっちと言うだけで寂しいニュアンスです。
延命治療もせず、それなりの施設で最後を迎えたとの事。
教えてくれた隣人さんも気の毒にと。見取った家族がいないから?
生涯独身だった事が?
でも私はAさんは有意義に自分の思い通りに人生を送ったのだと、
勝手にそう思っています。
1つ疑問が残ったのは滅多に本人とは会わなかった隣人は
一体誰にこの話を聞いたのかな?と詳しい過ぎる!
帰宅してからそう思ったりして。。。。。。。
そして見始めた韓国ドラマ SPYと傲慢と偏見