猫カフェに行った
実は、動物はそんなに得意なほうではない
なんというか、生命の存在がデカいから・・・ 動物っていうか 責任って感じだ
動物を抱っこすることができない 「戯れる」ということがうまくできないのですね 専らROM専である
同様の理由で赤子もそうだ 赤子は壊れそうで怖い
生命に怯えているのかもしれない
そんな生物見知りなわたしが猫カフェに行ったのである
一緒に行った方が猫を五匹飼っているため、例えわたしが棒立ちであっても猫たちの相手をしてくれるだろうし(他人任せ)、きっと退屈はしないだろうという安心があった
もはやわたしをいない存在として扱って楽しんでもらって構わない
動物はおろか植物さえうまく育てられないワタシですが、いつか“猫を飼ってみたい”という夢はある
そんな夢を叶えてくれる夢のようなスポット・・・猫カフェ!
一通り説明を受け、いざ入店
さっそく足元をわらわらと猫が歩いているではないか ざっと2、30匹くらいいる
踏んづけてしまいそうになりながら、指定された席へ座る
その席にもう猫が何匹か座っており、半ば尻でどかすように腰掛けると、猫が当たり前のような顔をして膝の上に乗ってくる
猫の足が四つ、ぽんぽんと膝に乗っている
・・・・・・・・・・・・かわいい。
わたしは感動してしまった
自分は動物とか子供とかから嫌われるという自認があったからだ
実際、道端で野良猫に遭遇しても、みんな化け物を見たような顔をして逃げ出してゆくのだ
か、か、かわいいーーーー・・・
わたしは硬直しながら、アワワアワワとしていた
ど、ど、どうすればいいんですか?わたしは
「ひなちゃん(笑)そのままでいいんだよ(笑)」と笑われた
そ、そうか、そのままでいいのですね
そのままでいる、ということはむずい ソワソワしてしまう どかしたくもなる
猫カフェ自体は初めてではないのだが、こんなに猫に接近したのは人生で初めてであった
チョンチョンと触るくらいしかできなかったから・・・
それにしても、かわいらしい
前に他人の家の猫を盗んだというニュースを見たが、うむ、分からなくもないぞ、という気持ちになる
かわいいね
ここの猫カフェは保護猫カフェという名目でやっており、どうやらわたしの膝で丸くなっているこの子も里親募集中だそうだ
プロフィールを見ると「人慣れ訓練中!」と書かれており、親近感が湧く おまいはもう大丈夫だ
調子に乗ったわたしは「ちょっと、スカウトしてきます!」と言って店内をウロウロしていた
気に入った猫を自分の卓へ持っていこうとしたのである(これはホストクラブと同じ原理ですね)
小さめの猫がいたので、そろりそろりと近づく
狩人の目である 両手で掴んで、運ぶのだ
イメージは完璧である
手を伸ばしお腹のあたりをやさしく掴んでみる
にゅるり、とした慣れない感覚がする
直接内臓を触っているような不安定な生温かさにどきどきする
緊張が伝わってしまったのか、わたしが掴んだ途端にジタバタしだし、慌ててパッと手を離す
怪訝な顔をされ逃げられた
他の猫も隙を見てお持ち帰りを試みたが、全敗
抱き抱えるということは結局できなかった
卓に戻り、さっきとは別の猫の椅子になることで満足を得た
「猫はね、自分から近付くのは好きなんだけど、相手から近付かれるのは好きじゃないんだよね〜」
猫は気まぐれである
なんて、なんて自分勝手なんだ 恋みたいだ
猫に産まれてきてよかったね
このまま一日中いれる気がしたが、午後から病院へ行かなくてはならないため、猫不在の生活へと戻っていった
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対して、病院は10分くらいで終了
いつも通りの薬を受け取る
お、なんだか縁起のいい数字ですね
さっきまで膝にいた猫の感触が残っている
よく見ると空白になった膝にはぱらぱらと毛がついていた
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七月に向けて体調を整えている
SNSも気が向いたら更新をしている、絵も描けたらいい
諦めはやさしさと似ていて、やさしくなりたい、と、思う 春に殺されないように





