水野以津美ワガママ企画『旅は道連れ、世は情け』にて
秦組「らん」スピンオフ・オムニバス作品 第3弾
『石影さま、京都行くってよ~激闘赤谷編~』を観てきました~

(っと言うのもこの企画が発表になった時点で全三公演中二公演は同回に予約済みだったので(笑)一度くらい企画に参加せねばっと急遽予定を変更し久々に秦組観に行くことに決めたのでした。
…ついでに言うと自分が水野以津美さんの舞台を初めて観たのが秦組「らん」だったのです。)

平日の昼間なのに結構なお客さんの入りで人気あるなぁ~っと…
二時間と言う時間はほんの少し長く感じる部分もありましたが
本編「らん」を知らなくても十二分に楽しめる。エンタメ劇でした。
「らん」再演して欲しい。

全く本編を観ずに自分のお目当てさんが出るシーンだけ観て
他の時間はずっと携帯いじってる強者もおりましたが…勿体無いなぁ~(笑)



観劇後はもう一人の同行者も交えて、いっつみーが洋食が食べたいとの事だったので
ハヤシ屋にてご飯食べつつ芝居やらアイドルやらのお話で盛り上がりました。

面白い芝居の後は会話も幸せになっていいですね(笑)

そして、感動したのがいっつみー手書きのワガママ企画パンフ!!
愛情が詰まってました。惚れてまうやろ~w
水野さん本当に楽しい時間をありがとうございました(__)
また、いつか参加出来たらいいなぁ~





そうそう。何か面白そうな舞台があれば教えて下さいっと言っていたので
8月のダルカラ来て下さい!(宣伝w)
リジッター企画 第十二攻撃「誰がための笛は鳴る」

観終わって先ず思ったのが結局どこを観て欲しかったのかな?
盛り込み過ぎていて全体がフラットになってしまって観てる途中迷子になったような気分。

主役がシリアスな場面で台詞を噛むとかはとりあえず置いとくにしても

歌にダンスと盛り上げの要素からのトリッキーなジョーカー役のマイクパフォーマンス
で楽しくなるのかなと思わせておいて淡々と進んでいく物語。
男役を女性が演る違和感。(過剰なサービス?シーン)
唐突にクライマックスを作って消えていくキャラクター達。
血糊!玩具の銃!そして誰もいないところまで見え過ぎる明るい舞台。
歌に使うハンドマイク。
終盤の踊りと語りの二人。とても良いシーンなのにレイヤーを重ねるのではなくそれぞれステージ端に配置される不思議。
最後の山車かと思う様なセットでの引き回しシーン

全体通しても何故こう言う作りになってしまったのかどんだけ考えても答えが出せなかった。

安っぽい野田地図。
一言で言ってしまうとダサい。
表面的に言葉が流れていくので台詞と一致出来なかった。
目の前にあるものが全てでそれ以上のものが見えてこなかった。



また観に来たいです。面白かった~ などと言いながら
裏では
二回目はもういいかな…よく分からなかった…可愛かったからいいんじゃんと
の声を沢山聞いたのが本当に悔しい。
回を重ねる毎に新たな面白さを発見できるのがリジッター企画だと思っているから…

洒落っ気が効いていて、噛めば噛むほどに味が出て内面をえぐる魔法の言葉を操る中島庸介
人の持つ力。躍動感。優しさ。強さ。弱さ。様々なものを感じさせる彼ならではの身体表現 森脇洋平
小さい体に凄まじき熱量。爆発力。猪突猛進 真嶋一歌
全てを包み込む母のような包容力 馬渕史香
一人ひとりが本当に素敵なのだ。なのに…

悔しい。
平熱43度 第7回公演
『流刑の島ー監獄の唄ー』
脚本・演出:桃原秀寿

2014年9月11日(木)~9月15日(月) @大塚萬劇場

2013年に上演された「流刑の島-ABASHIRI-」の外伝となる本作品は、北東の寒さ厳しい環境で強く美しく生きる「看守」と「罪人」の人間模様を描く流刑の島の物語。

■ストーリー
日本に「流刑」という刑罰が再び世に出てから数十年。


「法の保護」から外れた、この流刑の島では「罪人」達は、
「看守」達の陵辱の対象となっていた。


それは女達も例外ではなく、彼女達は「看守」の慰め者であり、
次の「看守」となる子を成すだけの存在であった。

そこは、島を18の区画に分けた内の一つである「第十二番地区」。


新しく十二番地区の看守長となった「旭(アサヒ)」の任務は女を抱き、
子を産ませることであった。

何の興味もなく命令に従い、ある女を抱く「旭」だが、その女は行為の最中に「歌」を歌う第十二番地区では皆から気味悪がられている女だった。

自分が知らなかった「歌」というものに興味を惹かれた「旭」は次第に、その女「燈歌(トウカ)」に心を動かされていく…。

これは、ただ命令に従い生きてきた「看守」と、ただ子を産むだけの道具であった「罪人」の女が「心」を取り戻した時、流刑の島の未来に大きなうねりを生み出すきっかけとなる…とても小さな恋物語。



平熱43度が描く未来の時代劇、第二弾!!!

「この真夏日に、雪を降らしてくれたら、あんただけの女になってあげるよ…」
■キャスト
宝栄恵美
籠谷和樹 ((株)エヴォルト)
ZiZi
桃原秀寿
    (以上平熱43度)

井生忠孝(傭兵部隊)
石川毅
植草みずき
宇佐美裕志(劇団fool)
氏家綾乃(38mmなぐりーず)
大野たけし。(THE TEAM花鳥風月)
梶原槙人
片山耀将(シアターキューブリック)
城戸優立香(松竹芸能)
工藤鮎璃
佐藤友春
澤野和馬
巽徳子(Dance Company MKMDC)
照テル子((株)メディアゲート)
那珂村たかこ(劇団ヘロヘロQカムパニー)
中谷大介(猫にご飯)
深谷心(演劇集団月猿人)
Marcy伊藤(世界征服計画)
柳川典久
山本常文(思誠館道場)
吉村駿作


(五十音順)

■スタッフ

脚本・演出:桃原秀寿
舞台美術:丸山賢一
舞台監督:伊藤智史
照明:朝日一真
音響:土屋由紀
音響サンプラー:夕起ゆきお
スチール:鏡田伸幸
宣伝美術:ツチヤコウヘイ(Notes)
衣装:小松優恵
アクションコーディネーター:田盛辰実
ダンス振付:松尾耕(Dance Company MKMDC)
ダンス構成:ME☆GU
作曲:小松原諒子
映像撮影:doel
制作協力:安田みさと

協力:
(株)エヴォルト
(株)メディアゲート
演劇集団月猿人
劇団ヘロヘロQカムパニー
38mmなぐりーず
THE TEAM花鳥風月
シアターキューブリック
思誠館道場
松竹芸能
世界征服計画
Dance Company MKMDC
猫にご飯
Notes
傭兵部隊


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公演終えるまで書かずにおこうかと思っていたけど、楽日行けない可能性が高いので書く。
商業劇よりの舞台。
色々と描きたいキャラクターだったり背景だったりが多くて欲張りになりすぎて全体的にボヤッとした印象。初日はそのせいで途中気持ちが切れてしまった。
バッサリ切るか、休憩でも入れて2時間半越えに踏み切るか
どちらかに振りきれてくれたほうが良かったなぁ~
ダンスにしろ殺陣にしろもっともっと観たかった!(土竜チームが素晴らしい)
絶体絶命都市だったりマクロスだったりクライシスコアだったり既視感一杯(笑)
ポイントになっていたオリジナルの劇中歌も本当に素晴らしかったのだから
もう少し違う使い方観せ方があったのではないかと思ってしまう。
死が軽くなりすぎてラストが弱い。

あと、個人的に台詞のとちりは許せるが音響のオペミスは許せない!!

な~んて、何だかんだ文句言いつつも飽きずに3回観れちゃうんだから好みだし面白い。
氏家さんは氏家だったなぁ(笑)
徳子さんも徳子さんだった(笑)
あっ!たかこさんはちょっと意外な感じ(*^_^*)


劇団ズッキュン娘第5回公演
「ダーリン!ダーリン!」

男性が登場しない舞台でキーとなる男性キャラクターを登場させないまま見せる手法は素晴らしかった。

以上…


正直、芝居としてみると個々の役者陣の力量差が激しすぎて
がっがり…学芸会は言いすぎなのかもしれないけど集中できない。
窮屈な芝居と美術も残念。
イベントとして観に行くならいいんだろうけどね
リジッター企画第十一攻撃「ミロウのヴィーナス」

あまりにも普通で拍子抜けしてしまった。
もっともっと鋭く尖って突き刺さるのがリジッターだと思っていたから(笑)
一本道に伏線を絡めたり歌があったりダンスがあったり…平均点はクリアしているけど
それ以上の驚きがない。
他の劇団ならこれで満足していたのかもしれないのだけれど
多分リジッターには辛口です自分。
勿論、平均以上だから何度観ても苦もなく観られたんですけど。
いつもの点と点、言葉と言葉を繋ぐゲームも控え目で
長崎原爆によって奪われた夢が現在の福島原発とリンクして
なんとなく未来への希望を匂わせつつ合唱で終演。
あまり好きじゃない終わりなんだけど、最後セイレンが舞台から去って行く時に
ふっと見せる表情…あれが凄く凄く気になって気になって
それについて思いを馳せるだけでもその後の5回は十分だった気もする。
幼なじみのカタチ、ミロウ、アトムの中でアトムだけ大人になっても容姿が変わらないのは
面白いと思ったし
アトムが駆けまわって救いの希望(ヒーロー)となる的な表現や死からの再生(誕生)
を観ていて火の鳥?ねえ火の鳥? ってなった(笑)
後、一歌の歌上手い。勿論三人の歌姫みんな上手いけど
彼女にCoreofSoulとかSuperflyとか綾香の曲を歌って欲しい!って思った(笑)