こんにちは。
ようやく手に入れました。
チェコから届いたCD。
MichaelHead &TheRedErasticBand
「DearScott」
シャック、ペイルファウンテンズの元リーダーの2022年リリースしたアルバム。
幸運や愛情、キャリアをうまく展開する事がようやく陽の目を見たマイケルヘッドがビルライダージョーンズプロデュースのニューアルバムでレッドエラスティックバンドを従えて彼のキャリアで最高の音楽として新しいスタートを切り開きました。
(Amazon の英文紹介・ミズオチ訳)
先日来日の記事をアップしましたが、マイケルヘッドはリバプール出身の1961年生まれ、僕より3っつ年上。1980年にペイルファウンテンズを結成しキャリアをスタート。84年の1stアルバム「パシフィックストリート」からシングル「スタートアウォー」のMTVを観てから一躍気になるバンドの一つとなりました。そのサウンドもシンプルなコードワークもさることながら、(後に病死してしまう)ベースのクリスマッカフリーが見た目完全なジョーストラマー然としていてルックスから入った事は正直なところですが、アルバムを聴き込むと一角ではないセンスの良さは今でもフェイバリットたる所以です。
85年の初来日の事は前回に書きましたが、外タレミュージシャンも下手な人がいる事とセンスだけでやっている奴がいることに親近感を持ちました。
ペイルファウンテンズは結局世界的には成功を収める事は出来ず、2枚目のアルバムで解散してしまうのですが、マイケルヘッド自身は弟のジョンとシャックを結成して、より深いセンスの域を追求しだします。
しかしいずれも一部に評価されるにとどまり、シャックも5枚のアルバムを残し解散するのですが、マイケルの評価はその頃はニューミュージカルエキスプレス誌に英国最高のソングライターなどと評価され、かのピートタウンゼントにベストな音楽と評価されるなど、まさに良い感じで活動を続けていました。
ソロになってからは、よりアコースティックを活かしたギターサウンドで心地よい曲を作り続け、前作 Adios Senor Pussycat で更なる飛躍を見せましたが、それから5年、今回のアルバムDearScottはその集大成とは大げさかもしれませんが、今まで以上にアップな曲が多く、少なくともシングルヒットが狙えそうなアルバムとなっています。
アルバム1曲目の Kismetと2曲目Broken Beauty はプロモーションビデオも発表され、相変わらず映画好きを裏切らない美しい映像となっています。
僕はアルバムに好きな曲が4曲もあればそれはお気に入りアルバムと思っていますが、このDearScottは5曲目まで素晴らしい曲が続きます。
久しぶりにヘビーローテーションとなるマイケルヘッドのDearScott。
これは是非お勧めしたい1枚、間違いないです。