こんにちは。
非常にショッキングなニュースでした。
7月8日午前11時29分奈良市西大寺で参院選の演説中に安倍晋三元首相が背後から銃撃され、救急搬送されましたが、午後5時3分に死亡が確認されました。
安倍元首相はこのブログでも何度も取り上げ、その政治信条において多いに問題があると批判して来ましたが、だからと言って銃で撃ち殺す、それも後ろから、そんな事が許される筈もなく、まさにこの暴力に憤りを覚えずにはいられません。
犯人の供述から思想信条や政治的背景からではなく、旧統一協会絡みの逆恨みなどと判明して来ていますが、たとえ理由があったとしても人の生命を奪って良いと言う事にはなりません。
安倍晋三氏のご冥福をお祈りします。
安倍晋三氏は歴代最長の首相です。
秋には国葬される事も発表されました。
参院選選挙直前、奇しくも父・晋太郎氏と同じ享年67歳、自民党最大派閥トップ、さらにはモリカケ問題、桜を見る会、数々の解決されていない疑惑。本人としてはやり遂げられなかった憲法改正。もはや歴代上の伝説となってしまったと言っても過言ではないです。
あまりにもあっけない幕切れに落胆します。
安倍晋三氏に関して書かれた書籍もたくさん読みました。ご本人自身は、本当に突出したところのない、学生の頃は至って普通の人物の様ですが、あの精神力や平気で嘘をつけるところは幼少期の環境が原因の様に思います。
何が彼を伝説にまでしたのでしょう。
きっと母型の祖父 岸信介への崇拝に近い関係性と、その政治信条を踏襲する事による選ばれた道に自ら歩む決意こそが、何もなかった自身に不惑の自信を生んだのではないでしょうか。
また、この決意は誰にも出来る事ではなく、選ばれた人にか出来ない事は間違いないのですが、それでも本人にとって唯ならぬ決意があった事は僕は凄いと思います。
もし僕に同じ立場にいたとして、同じ決意が出来たか?と問われると自信はありません。
それだけを取っても安倍晋三と言う人間は突出していると言えると思います。
多くの人が哀悼の意を表明し、世界中から声が届いています。
病に倒れた一度目の政権から再び立ち上がった第二時安倍内閣、最長首相を数え、その後も多大な影響を与えていた矢先の出来事は本人はおろか誰にも予想出来た事ではないし、そんな事で彼の人生を閉じて欲しくなかった。
昭恵夫人はじめ、悲しんでいる人もたくさんいます。
今となれば、はじめて本当にゆっくり出来る時が来たのではないでしょうか。
影響があるないは別として参院選は圧倒的な自民党の勝利に終わりました。すでに憲法改正の話しも飛び交っています。
国葬がどうかとかも思いますが、ひとつの時代が終わり、問題は残ったまま、最も重要な案件が目の前に迫っている。それは間違いありません。
間違っても彼の悲願であった憲法改正、9条の改正、いや改悪だけはさせてはいけない。
彼がいなくなっても、この問題は続いています。
哀悼の意とともに新たな決意で臨んで行きたい。そう思います。