巷ではリオ・オリンピックや高校野球が始まり
連日熱戦を繰り広げていますが
スポーツの熱戦とは間逆のライブアルバムを紹介させていただきます。
アナーキー・ライブ
今となっては日本のロック界に多大な影響を与え、数々のバンドたちがフォロアーを公言している、ある意味生きながらにして伝説になっているバンドですが、僕も何年か振りに聴き直して、このバンドの成し得た功績と実力を痛感しました。
デビューはヤマハのイーストウエスト。
所謂メジャーなオーディションで、アナーキーは仲野茂さんが最優秀ボーカルに選ばれています。
ご存知の方には説明する必要もないのですが、見た目とボーカルスタイルがそのままで、
これほどケンカの強そうな、悪そうなボーカルは他に類を見ません。
これほどケンカの強そうな、悪そうなボーカルは他に類を見ません。
メンバーもサイドギターの辺見さんなどいかにもクセのありそうな、ややこしそうな人たちが
揃いも揃って国鉄の作業服を着て不満を前面に出した音は、圧倒的な個性があり、
売れるかどうかよりも、彼らをメジャーに押し出したレコード会社を始め、
スタッフの皆さんを含めて相当の熱を感じます。
揃いも揃って国鉄の作業服を着て不満を前面に出した音は、圧倒的な個性があり、
売れるかどうかよりも、彼らをメジャーに押し出したレコード会社を始め、
スタッフの皆さんを含めて相当の熱を感じます。
当初、アナーキーのライブは会場拒否だとか、暴力事件だとか思わしくない噂と
一部事実があり思うように演奏が出来ずにいた様ですが、
彼らが日本で初めて会場の椅子をとっぱらったバンドです。
一部事実があり思うように演奏が出来ずにいた様ですが、
彼らが日本で初めて会場の椅子をとっぱらったバンドです。
演奏は個々のパートにおけるテクニックよりも、本来、バンドが一番大切にしなければならない
バンド自体の塊感が素晴らしい。
バンド自体の塊感が素晴らしい。
当時もさることながら、個々の楽器が上手いバンドは山のようにあります。
今、若手バンドのテクニックには驚くほどですが、
果たしてバンドとしての塊が感じられるバンドがどれ程いるでしょうか。
果たしてバンドとしての塊が感じられるバンドがどれ程いるでしょうか。
アナーキー・ライブを聴くと、当時の彼らを超えたバンドがそう現れていない事を実感します。
最終的にバンドの良さは個々のテクニックなどではなく、バンド自体の塊感があるかどうか。
そう言った意味でも、アナーキー・ライブ、一度聴いてみて下さい。
今の若手バンドと格段に違うことがわかりますよ。