昨日の続きです。
本田靖春の自伝を読み終え、
余りの感動に、続けざまに「疵 花形敬とその時代」を読みふけり
続いて読み出したのはコレ
不当逮捕

本田靖春を読むんなら、やはり記者時代の話しだろう、、、。
それに賞も獲ったこれが良いんじゃないかと迷わず手にしたこの本。
解説では、
戦後という波乱に満ちた、無秩序だか半面において自由闊達な気風に溢れていた時代、
新聞記者はスターであり、英雄であった。
とりわけ、読売社会部の立松和 博は数々のスクープで乱世に光彩を放っていた。
その立松記者が、売春汚職報道の“誤報”で突然逮捕された。
第6回講談社ノンフィクション賞受賞作。
と、あります。
同じ読売新聞で先輩として憧れの存在だった記者の紛れもない事実を
当時から本人の目と耳と肌で触れあった人の話し。
当然、ご家族の方にも世話になった、そんな唯一無二の先輩の話しを
ここまで仕上げるのは並大抵のチカラではなかったと思います。
ノンフィクションとはいえ、本人の自伝や花形敬の話しとはまた違った
思い入れと、自分の中の葛藤と整理で時間を費やしてから書き上げた内容は
亡くなった先輩へのレクイエムというだけでなく
新聞記者としてのプライドをあらためて世に問う1冊となっています。
ありゃ、まだ熱が覚めません、、、、。
次はどれを読もうかな?