ジャムになりたかった 6 | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

前回に書きました「ジャムのカバーナンバー」の件ですが

1曲、よくやっていたのを忘れていました。

バンドでも、ソロでも何度か演奏しています。

今日は、その詞も合わせて紹介します。


ジャムになりたかった 6

That's Entertainment




That's Entertainment

A police car and a screaming siren
Pneumatic drill and ripped up concrete
A baby wailing, a stray dog howling
The screech of brakes and lamplights blinking

That’s entertainment, that’s entertainment

A smash of glass and the rumble of boots
An electric train and a ripped up phone booth
Paint splattered walls and the cry of a tom cat
Lights going out and a kick in the balls

I say that’s entertainment, that’s entertainment


Days of speed and slow time Mondays
Pissing down with rain on a boring Wednesday
Watching the news and not eating your tea
A freezing cold flat and damp on the walls

I say that’s entertainment, that’s entertainment


Waking up at 6 a.m. on a cool warm morning
Opening the windows and breathing in petrol
An amateur band rehearse in a nearby yard
Watching the telly and thinking 'bout your holidays

That’s entertainment, that’s entertainment


Waking up from bad dreams and smoking cigarettes
Cuddling a warm girl and smelling stale perfume
A hot summers day and sticky black tarmac
Feeding ducks in the park and wishing you were far away


That’s entertainment, that’s entertainment


Two lovers kissing amongst the scream of midnight
Two lovers missing the tranquillity of solitude
Getting a cab and travelling on buses
Reading the graffiti about slashed seat affairs


I say that’s entertainment, that’s entertainment



パトカー、サイレン、空気ドリルと砕かれたコンクリート
泣く赤ちゃん、犬の遠吠え、ブレーキの音、ランプの光

これもエンターテイメント

ガラスが割れる、ブーツの音が鳴る
電車にひっくり返された電話ボックス
ペンキで書き殴られた壁、猫の叫び
光が消える、大きな失望

これもエンターテイメント

時の流れ、ゆっくり流れる月曜、
雨に小便、退屈な水曜日
ニュースを見て、君の紅茶は飲まない
凍えそうなアパート、じめじめした壁

これもエンターテイメント

午前6時に起きる、寒く暖かい朝
窓を開ける、ガソリンの匂い
隣でアマチュアバンドの演奏
テリーを見て君の休日を思いやる

これもエンターテイメント

悪い夢から覚めて、タバコを吸う
女と戯れ、古い香水の匂い
暑い夏の日、固まらないコールタール
カモに餌をやり、君が遠くに行ってくれたらと思う

これもエンターテイメント

真夜中の叫び、キスをする恋人
1人の静けさが恋しく思う恋人
タクシーに乗り、バスを乗り継ぎ旅に出る
座席数を減らす、そんな落書きを見る

これも、エンターテイメント
これも、エンターテイメントなんだ。

(訳・mizuochi)


どうですか。
まずタイトル。
大概そうですが、カッコイイナンバーはタイトルがカッコイイ。
そこらへんのコピーライターよりクリエイティブです。
この曲に限っては、ジャムも後期、既にポールウェラーの中では
次の構想が巡っていた頃でしょうか。
プロモーション映像を観ても分かる通り、リックバックラーなんか何もしていない。
ブルースフォクストンは一生懸命に存在感を出そうと躍起になっている。
そんな中、まるでソロのナンバーの様に淡々と歌うポール。
そんなメンバー間の問題に関係なく、詩が素晴らしい。
この曲は、英国ロック3大詩人と言われる人に目おとりのしない仕上がりだと思います。
さらに複雑でないメロディーとアコースティックギターで奏でる前奏は
一度聞いたら忘れられないクールでかつ切れ味鋭い世界観で溢れています。

僕は一度聞いた日からノックアウトされて
事ある毎に歌っていました。
時には緊急時の3人編成で替え歌を作って演奏したり
アコースティックのソロライブで演奏したり、、、。
あ、その時はノーランズの「恋のハッピーデイト」も演奏したなぁ、、、。何でもありか!!

そんな節操のない僕ですが、意外にもジャムナンバーで
この曲が一番多く人前でやっているかも知れない。

前回を含むどの曲も統計をキッチリと取った訳ではないので
僕の記憶ですが、この曲は結構多い、間違いない。
それほど、思い入れは強いナンバーです。