自分スタイル ③ | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

バンドのブログですがファッションについて書いています。

もちろん個人的な。

バンドとファッションは密接な関係があると僕は考えます。

なぜならファッションを見るとその人の音楽的主張が見えるからです。

メタルの人はメタルのカッコ、パンクの人と似ていますが違う。

ロックンローラーやモッズ。テッズやオイ、、、。

あ、一部のジャンルだけですね。

ブルースやフォーク、カントリーなら雰囲気は分かりますが

ジャズ、クラシック、ポップス、その他一般的なジャンルでは

全くファッションと関係ない。

僕の身近なヤツらだけでした、スミマセン。


その3
「目覚め」

中学生になって急にファッションに目を向けるようになった僕は
やはりその教科書がロックでした。
キャロル、クールスに始まったロックへの目覚めは一気に海外へと向かい
ビリージョエルが流行りだし、ウェストコーストを聞いて、
FMラジオの洋楽をチェックし出します。
中学2年まではイーグルスなど一般的に有名なロックを聞き
自分の耳に馴染む音楽を探していました。
ボストンなどを聞いて、その完成度の高さに驚いていましたが
自分で弾き始めたギターとは世界が全く違うと感じていました。
ギターの練習をするのはアリスの「冬の稲妻」で、こちらはこちらで好きでしたが
ロックとは程遠く、同じ音楽ながら全く別世界の出来事の様に認識していました。

(ロックがやりたい!)

そう思っても、何がロックなのか、その定義も分かっていない自分は
とにかく仲間とバンドを組む事にし、楽器さえ持っていないにも関わらず
メンバーを集めてパートを決めました。楽器さえ持っていないのに。
その頃のファッションはせいぜい父の古いジャケットを羽織るのが精一杯で
すべてはまだ子どもの「ごっこ」感覚でした。

中3になると受験も忙しくそれどころでなくなるのですが
ロックの定義はエレキギターだと言うところまでは辿り着きました。

それから高校生になった僕は、公立高校を選ぶ事で親から祝い金を貰い
エレキギターを購入します。それもグレコのセミアコ335コピーモデル。
これも今思うと、最初のジーンズと同じ感覚で誰も持っていない、
ちょっと人とは違った物という感じと、ナマで弾いてもセミ・アコースティックなんで
音は出るだろうという事からです。
ファッションについては受験の忙しさで余裕がなく、進歩していません。
更に高校でも毎日死ぬ程サッカーをしていましたから
服装などは学生服とスポーツウェアで事足りる状態。
そんな毎日ですが、ロックはずっと聞き続けてはいました。
しかし、ある日のFMで衝撃が走ります。

The Clash




圧倒的な勢いと存在感、何より歌詞に込められた主張には電撃が走りました。
(すごいヤツらがいる!)
すぐにレコード屋と本屋で探し出し、ビジュアルを確認します。
(なんじゃ、このカッコ、めっちゃ、カッコイイ!!)
なんとかこの人たちみたいになりたい!そう思う様になってはみたものの
まだ僕はボウズ頭のサッカーマン、とりあえず髪を伸ばす事を計画します。
ただ、その前に高校サッカーに決着を付けるのが先だと思い
ひとまずは納得できるまでサッカーと向き合う事にしました。
つまり、3年の最後の大会まではサッカーを最重要視し、バンドは空いた時間に
そんな感じでしたから、サッカーを引退するまではファッションも休止状態でした。
ただ、確実に何を目標とするのかだけは見えた様な気がしました。

(つづく)