Dr.Feelgood⑤リー・ブリロー | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

Dr.Feelgoodの⑤話です。

え?続き物やった?

まぁ、まだ終われないシリーズとして

お付き合い下さい。


Dr.Feelgood  Sneakin' Suspicion
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1977年発売。
前作のライブアルバム ステューピディティで予想外の全英No.1となったフィールグッズですが、このアルバムが発売される前に2大看板だったギターのウィルコジョンソンが脱退。最終的にはリーダーのリー・ブリローにクビにされたようですが、
その最終決断を下す要因となったアルバムでもあります。

内容としては、ウィルコジョンソンの曲が5、カバーが5曲。
そのカバー曲の中に僕の大好きなルールイスの『ラッキーセブン』が6曲目にありますが、この曲をやる、やらないで揉めた様です。
まぁ、この件だけに限らずリーダーのリーと曲を書いているウィルコの間には小さな諍いが積もり積もってウィルコ自身もかなりイッちゃってた様子で、最終決断にこの曲が引き金を引いた、、、。と、なった様です。
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ただ、このアルバム。
ファンの間でも余り評価されていませんが
確実に言える事は、全英No.1になった後、ステージ、ステージの連続で、何かを変えていかなければと思うウィルコと、好きな音楽を楽しんで演奏したいリーとは目指す方向が違っていて、結果、クリエイティブにうまく変えて行けなかったウィルコが精神的にヤラれてしまい、見るに見兼ねたリーがリーダーとして判断した様です。
そんな良からぬ雰囲気がノリの悪さと不評に繋がっているのか、僕の感想ではバンドの空気の悪さをモロにドラムのビッグフィギャーがふてくされて叩いている様に聞こえます。

しかし僕は両者共の気持ちが痛い様に分かります。
どうしようもないメンバーに見切りを付けなければならないリーダーと、壁に当たって悩むクリエイター。
当然、フィールグッズは全英No.1と言う成功はとてつもない大きな事ですが、これは仮説ですが、リーは心の底ではそんなことよりも、もっと自分達の音楽活動はしっかり地に足の着いた物であるべきだと思っていたんではないか、後々の活動を辿ると尚更思ってしまいます。
そんな活動が継続する事に支障をきたすと判断した事がウィルコのクビ切りとなる訳ですが、この判断が正しかったかどうかは別として、少なくともリーがリーダーとして揺るぎない活動を続けて行く事は、又つづきで書く事にします。


今回も長くなってしまいました。
次回のDr.Feelgoodではウィルコよりも好きなギタリスト、ジッピーメイヨが加入しての話しです。
お楽しみに。