「1枚、1曲、1フレーズ」のコーナーで
ギターを持って飛び上がるジャンピングギターアタックという
ステージアクションを紹介したと思いますが
僕らもこれは練習しました。
今日ご紹介するこの技と合わせて、、、。
1枚、1曲、1フレーズ
風車ピック

風車ピック。
ギターを伸ばした腕をグルグル回して弾く奏法。
勝手に命名しています。
僕らの仲間内では通じるんですが、、、。
これもピートタウンゼント先生の編み出したワザです。
当然、ステージでピートがこれをやると一気に盛り上がります。
調子に乗ったピートは興奮する観客にあおられ、更に腕を回し続けます。
どこまでやるねん!?っと言うくらいにやってくれます。
そして、この後、前回紹介したジャンピングギターアタックへと繋がり
ステージは最高の熱狂に包まれます。
まぁ、僕らもそうですが、日本でもモッズ系のギターは大概やります。
まず、間違いなくやります。
しかし、誰もが上手く出来ません。
酷い場合は指や爪をギターにぶつけて
血まみれになるケースもよく見受けます。
僕も何度か血を流しました。
一番酷かった時は、指の爪をほとんど欠けさせてしまい
バンドエイドでは血が止まらず
ギター弦を巻きつけて止血した経験があります。
アホでしょ?
でも、みんな、やるんですよ。
間違いなく、マネするんですよ。
だって、無条件にカッコイイ。
そのうえ、すぐに出来そうと思いますから、、、。
ひとつだけアドバイスしますと
・ピックと言いながらピックで弦を引っ掻くのではなく指の腹を使った方がやりやすい。
・腕の回転は下から上へと回して、ダウンストロークではなくアップにした方がより安全。
・出来るだけローコードを押さえて、体からギターを離した方がやりやすい。
・1回目でグルン!と距離をまず図ってから、勢いを付けて3回目くらいにグルグル回す。
・本人は興奮しすぎない事。
以上が経験上判明したアドバイスでございます。
しかし、本家・ピート先生も何度も指から血が流れていたとのエピソードは聞きます。
奥が深いのです。芸事は。
来日時に真近かでこれを観た時は、予想していましたが
僕は気が狂ったようになってしまいました。
これがホンモノのスゴさ!そう思いました。

この時のピートの年齢を考えると
本当によくやってくれたと思います。
みんなが何を望んでいたのか、自分が何をやれば盛り上がるのか。
エンターテイメントとしても風車ピックは永遠だ!
そう思いました。