Best Player Drum9 Kenny Jones | mizuochi & the understanding

mizuochi & the understanding

ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

9月に入ってから

このコーナーは大御所づくし、、、。

よくもここまで書き続けて

こんな人がまだ紹介していなかったなんて!

ドラマー部門でキースムーニーの次はこの人しかないです!!


BestPlayer Drum 9
Kenny Jones



ケニージョーンズ
スモールフェイセズからザ・フーと
いわば2大モッズバンドの巨頭に在籍したドラマー。
こんな経験、他の誰も出来ません。

まず、スモールフェイセズ時代
初期の頃からR&Bをベースにソウルフルなシャウトのマリオットのボーカル、
センスの塊ロニーのベース、グル―ヴィーなオルガンのイアンの3人を
見事に支えたビートはタイトにリズムを刻みつつも
バンドとしてのダイナミズムを生み出す横揺れが端々にあり
当時のドラムとしてはブリティッシュビート勢の中でアタマ一つ抜けていたと思います。

早速褒めまくりでしょ?

それには意味があって、キースムーンやチャーリーワッツ、リンゴスターなどは
結構高い評価をしている記事や評論家の声を聞きますが
ケニーは如何せん低評価、というか、あまり取り上げられない、、、、。

こんな稀有な経験をしているドラマーなのに、、、。

スモールフェイセズからフェイセズとなって
またまた2人の暴れん坊酒飲みとライブバンドとして大暴れ。
そのステージで培ったドラミングはどんどん力を見せつけて来ます。



そしてザ・フーへの参加。
僕がリアルタイムでケニーのドラムに惹きつけられたのはこの時期。
1981年発表のアルバム「フェイスダンシズ」



フーはキースムーンを失って、ロックバンドとしては
もうダメなんじゃないかとか言われていた矢先の再スタートアルバムですが
1曲目「ユーベターユーベット」を聞いてぶっ飛びました。
ダメどころか、また違った意味でパワーアップしている!!
ケニーのドラム、イイ!悪くないじゃなくって、イイ!!そう心から思えました。

この当時は
(オッサン、やる~!)なんて思っていましたが
当時ケニーは33歳。まさに油もノッテ、まだまだ無茶できる年齢。
悪い筈がないです。

ケニーはどの写真でも結構笑顔で写っています。
2大モッズバンド以外にも名だたるプレイヤーとセッションにも参加しています。
ロック界のテクニシャンから狂喜のメンバーまで、散々見て来て
少々の事ではビビったりしないのでしょう。
冷静な所を持ちながらも、みんなに負けず劣らずアツいプレイが出来る。
バンドマンとして、ドラマーとしてあるべき姿だと思います。