昨日のブログでベースの理想みたいな事を書きました。
では、その逆は誰かな?と思った時
この人を思い出しました。
もちろん、Best Player で取り上げるからには
僕が好きなプレイヤーでの話しです。
Best Player Bass 7
Tony Butler

お、黒人のベーシスト。
なんだか、それだけでウマそうに見えるのは何なんでしょう?
早速、余計な話しでスミマセン。
トニーバトラーの紹介です。
以前にもFavoriteのコーナーで紹介したビッグカントリーのベーシストです。
実はこの人、ビッグカントリーを組む前に
なんと、ピートタウンジェントの弟、サイモンとバンドを組んでいて、
全く売れずに解散しています。
その後、ビッグカントリーで大ブレイクするのですが
1982年のピートのソロアルバム「All The Best Cowboys Have Chinese Eyes」で
ドラムのマークブレゼギッキーと参加しています。
僕はこのアルバムがとても好きで、当時はMTVなんかでも流れていて
「あ、ビッグカントリー!」と反応してしまいました。

※このアルバムはメチャメチャ好き好きなんで画像を貼っておきます。
ベース、ドラムのリズム隊が抜群にすばらしく、
それに乗っかったピートのギターが絶品です。
トニー達は、ビッグカントリーを結成しながらも
まだブレイク前で、暇だったのでしょうか。どちらにしても良い仕事です。
ビッグカントリーでのプレイはさて置き、解散後に再結成しているという話しは
以前にも書きましたが、彼のソロがまたいいんです。
ビッグカントリーの進化系というような感じで、元のファンにも好評だそうです。

そんなトニーのベースですが
昨日のピノと真逆で、テクニックを全面に出してガンガン弾いちゃいます。
そんなベースライン、ありか?みたいな予想を反する展開や
ギターでも出せない音色でのサウンドメイクもお得意です。
ただ、この人のベースも歌をしっかり分かっている。
でしゃばってはいても、押さえる所をしっかり押さえている。
要はここでしょう。
全体の中で目立ったとしても、そのアンサンブルの妙というか
ツボが分かっているかどうか。
良いミュージシャン、好きなミュージシャンとそうでない人の差はこれでしょうね。
トニーバトラー、この人はテクニック重視のベーシストには是非おすすめのプレイヤーです。