Best Player Bass6 Pino Palladino | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

このブログは僕のバンドを良く知ってもらうために始めたのですが

如何せん僕の個人的趣味に走っていない訳でもなく

そんな感じでもベースのシバさん自身が

「いいんじゃないですか!楽しみにしてますよ!」って

ウチのメンバーが楽しみにしてても、まぁいいんですが

ベースの人って、イイ人が多いように思いませんか?


Best Player Bass 6
Pino Palladino



ピノパラディーノ
セッションベースマン。

僕が最初に彼を知ったのはTheWhoの来日公演。
ドラムはザックで完璧!それだけに
エントウィッスルの後ガマは誰?と
不安気にしていた僕をノックアウトさせたベーシスト。

ノックアウトはノックアウトでも
強烈なエントウィッスル節を再現するという単純な回答ではなく
ピノパラディーノはエントウィッスルのマネでなく
より個性を抑えて、且つ、ベースを際立たせて、
ピートのギターとザックのドラムを立たせるという手法でした。

これは、本当に上手いプレーヤーでなければ出来ない芸当です。

本来のベースがバンドにおいて何たるかを決めるのに
あらゆる手法があって然るべきと思いますが
その最も難しく最高の出来は彼のベースプレイではないでしょうか。
そんな気にさえしたThe Whoでのプレイでした。

また、ピノが尚更ホンモノだという確信を持ったのがこのアルバム。



天才・ジョンメイヤートリオのライブ。

僕はあんまりギターの天才とかは聞きません。
なぜかと言うと(自分にあまりにもかけ離れている)というのが
理由ですが、このアルバムは凄くイイ。
ドラムのスティーブジョーダンの余裕のプレイとスネアドラムの音が素晴らしい。
そして、また、ここでもジョンメイヤーのギターとドラムを最高に際立たせる
ピノのベース。
当然、出るところはしっかり出してますが、それよりもリズムのアンサンブル。
ドライブ感とうねり、グルーブ感は、本当に上手いプレーヤーだと確信します。

最後に彼の愛機。プレシジョンベース。



細見で長身の背筋を真っ直ぐにして肩の力を抜き
長い指で滑らかに弾きこなすベースライン。

このオレンジ色がまた可愛くって憎らしい。
まぁ、僕には100%出せないタイプのカッコ良さですよね。
スタジオミュージシャン系はあまり色がないから好きな人が少ない中
彼だけは、その色のなさを通り越した、まさにテクニックが裏付けされた
ベースの中のベース!

こんな人は、本当に誰とでも最大限のプレイができるんでしょうね。