Best Playerのコーナーです。
Best って言いながら、何人紹介してんねん!
ご指摘いただきありがとうございます。
でも、Better じゃなんですよね。
Better だったら、モアベターで小森のおばちゃまになっちゃうでしょ?
????
Best Player Vocal 7
Johnny Rotten

ビジュアルでおわかりですね。
そうです、Sex pistols です。
ただ、細かいことですが
ジョニーロットンの紹介ですよ、ジョンライドンでなく。
つまり、ジョニーロットンはピストルズ時代の彼の愛称で
「汚い歯のジョニー」って感じです。
僕が彼をボーカリストのコーナーで紹介するとは
実は自分が驚いています。
何言うてんの?って??
そうです、冷静にボーカリストが何たるかを考えてみた時
自分の好き・嫌いを別にして、この人の影響は確実にあると分析しました。
どこが?
まず、彼は小学生時代、アイルランド移民として、また重度の病気が原因などによって
差別とイジメを受けて来ました。
ところが中学生になるとその反動か、大いなる札付きのワルとなり、
かの有名なマルコムマクラーレン経営のブティック「Sex」の常連となります。
この店を中心とした連中が後にピストルズを結成するのですが
ジョニーが選ばれた逸話として彼が着ていたピンクフロイドのTシャツに
殴り書きで「I Hate」と書き足してあったそうです。
多分、この辺の感覚は後のパンクの象徴的なシンボルとなるに相応しい逸話ですが
彼には、もともと迫害された押圧への反発や
階級社会と政治や大企業、王室などへの批判・反抗心という反体制のエネルギーは
誰かに作られたものではないようです。
時に右翼に襲われ、ギターが弾けなくなる程の左手の重傷や、度重なる警察当局による
過剰な監視・逮捕など、実際に身体を張って主張しています。
そんなアジテーションにもシンパシーは感じますが
事、ボーカリストしてどうかと言う観点からは
まず、背を曲げてスタンドマイクを使うスタイル。

これはパンク系のボーカルは一度はやると思いますが
元祖は彼です。
スタンドは極度に短く設定し、ストッパーを緩めて
すぐに引き延ばせるようにして使います。
(またカッコからか、、、!)とご指摘を受けそうですがそれだけではありません。
続いては歌い方。
コトバを下品に語尾をねじったり、引っ張ったり
いわゆる「○○○○~ッニャ!!」ってヤツです。
後は訛りを顕著化して下品に巻き舌で発音したり
出来るだけ普通でない、悪く聞かせる努力をしたのは
ジョニーロットンが最初で元祖でしょう。
ただ、それをするための詞の内容そのものが過激なメッセージで
その詞のセンス、ライティングレベルも相当なものです。
、、、、、、、。
あ、知らない間にメッチャ褒めてる、、、。
僕は実はジョニーロットン自体は、それ程好きではないのです。
ただ、やはりパンクボーカルの礎としては
外せない人物であるのは間違いない。
そして、あらためて書いてみて
自分がどれ程彼を評価していたかが分かりました。
やっぱり、凄いのはスゴイ。
カッコイイ。
でも、そんなには好きでは、ない。(笑)。