BestPlayer キーボード6 Steve Nieve | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

最近、Best Playerのコーナー、

ドラムとキーボードの連続ですね、、、。

ギターやボーカルはどうしたのでしょう、、、。


Best Player キーボード6
Steve Nieve



スティーブナイーブ
これまた知る人ぞ知る!ですか?
この写真で分かる人はあまりいないのでは、、、。

ヒント
アトラクション、、、、。

ズ。




そうです!エルビスコステロ&ジ・アトラクションズのキーボードです。

スティーブナイーブは1977年にアトラクションズを結成し、コステロの2枚目アルバム
「This Year's Model」からバンド名が変わってもその片腕として演奏しています。
彼は初期の頃、Voxのオルガンを使っていて有名ですが、オルガンだけでなく
ピアノ、キーボード全般をこなす鍵盤マルチプレイヤー。
アトラクションズ時代は奇抜なフレーズやコミカルなリフなどのオルガンによる
キャッチーかつ耳馴染みの高い(?)演奏を得意としていましたが
その基礎はしっかりしたモノで、英国王立音楽大学のクラッシック専攻卒業という
肩書きを持っています。

キーボード奏者には結構多いのが
育ちが良く、幼少からピアノを習っていて
そこそこ勉強も出来る子。
クラッシックをずっと続けている子はそのまま僕らとは交わらないのですが
JAZZへ走る人は案外多く、さらにそこからロックに走るのは変わり者ですが
なかなか発想の柔らかい面白い人が居たりします。
スティーブナイーブはまさにそんなヤツです。

ジ・アトラクションズジ時代も初期のオルガンから中期のピアノプレイ
インポスターズとなってからは、更にレベルの高いキーボードプレイを聞かせています。

僕が最初に彼を好きになったのはビデオからです。
Voxの白黒オルガンを気が狂った様に演奏するプロモーション映像を見て
(キーボードもカッコええやん!)と思いました。
腰を振り、足を踏み鳴らし、膝をガクガクさせての演奏はカッコ良かったです。

もちろん、ビジュアルだけでなく、ヒット曲「レディオレディオ」の時など
異常に前に出るサウンドが印象強く、その後にコステロを聞く時はキーボードを
意識して聞いていました。

エルビスコステロのサウンドにおいての彼の功績は多大なるものがあります。
あのオチョクッた様な、コミカルなリフは基礎のしっかりした人が
柔らかい発想でクリエイトした傑作でしょう。