寝苦しい夜が続いておりますが
梅雨明けはいつでしょう?
7月に入りました。
バンドの思い出
楽器の魔力 その1
「誰のか分からない楽器」
僕らがバンドを組んでから
楽器についての逸話は
下らない話しからビックリするような話しまで山ほどある中
今回はこんな思い出を書いてみます。
楽器、特にギターには
何故か知らぬ間に手元にあったり
気が付けばなくなってしまうギターがあります。
若かりし頃はビンテージはおろか
フェンダーやGibsonなど買える訳もなく
もっぱらコピーモデルなどで満足していましたが
それはそれで、それなりに高価なモノなので
そんな簡単になくなったりすると困るんですが
そんな事が本当に何度かあるんです。

このギターはグレコのテレキャスター・シンラインという
いかにもロックンロールなギターで
一時期、僕はライブでも使用していました。
ただ、いつから僕の手元にあったのかは定かでなく
誰かが僕の部屋に置いていったようです。
ただ、ぼんやりと覚えているのは
「このギターは水没したヤツなんで、、、、」という曖昧な情報。
確かに音は良いとは言えず
どっちかと言うと水没した癖にパッサパサ。
ネバリがないモコモコとした音で
弦を張り替えてもすぐに古臭い弦をちゃんとピックアップがひらっていないような音。
ただ、その頃の僕のバンドは4人編成で
上手いギターとベースがいたので
僕のギターはほとんどダミーに近いくらい音が小さくセッティングしていました。
小さい音をイイことに、半分くらいの曲はコードも曖昧にうろ覚えで
適当な弾き方をしていました。
ただ、このギター。
ライブで何度か使っていたのに
当時のメンバーでなくなった時、ギターも消えていました。
きっと、メンバーの誰かが持って来て
辞める時に持って帰ったのか?
しかし、その事を聞いた記憶もなければ
話した事もない。
ただウチにある時はちゃんと磨いていましたけどね、、、?
いい加減な管理のように思うかも知れませんが
昔の僕のウチはバンド関係の奴らが入り乱れ
僕が家に帰る前にメシを食い散らかしていたなんてザラでした。
ヘンな共同生活という訳でもないのですが
来るモノを拒まないウチの家は
誰のか分からないギターが数本あっても全然ヘンじゃなかったのです。
そんな感じなんで
最初の335コピーモデルは勝手に質入れされ、流れて、
帰って来たのはヤマハの12弦ギターになっていました。
普通では理解できない事なんでしょうか?
、、、、、、、。
今、思うと、やっぱり普通ではないような気がします。
今、このギターはどこにあるんでしょう?
知ってたら教えて下さい。