月曜に「ちょっと聞いたぁ」とか
ギャグをタイトルにしたと思ったら
今回はFavoriteミュージシャンの紹介で「誰カバ」。
段々ふざけてるんじゃないか?って言われそうですが
関西人にとっては「お笑い」はひとつの生活必需品。
お笑いなくして関西人は語れません。
土曜日の昼、学校から帰って吉本見るのは週末の恒例行事です。
My favorite 68
日本のロック⑤
誰がカバやねんロックンロールショー

僕が15歳の時、高校でサッカーに明け暮れ
ヘロヘロになりながらも家に帰ればロックが待っていました。
FMラジオで聞き、レコードを吟味し、カセットでロックばっかりずっと聞いていました。
そんな毎日を過ごしていたある日
ご飯を食べながらテレビを見ていると
「だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ!誰がカバやねん!!」
と、小気味よいロックンロールが流れて来ました。
初めて見た時から食いつきました。
「ほう、この手があったか、、。」
そんな感想です。
別に自分がどうのこうのする前ですが
「お笑い」と「ロックンロール」を癒合した番組、それが「誰カバ」でした。
番組では漫才ブーム直前のさんまや紳助などがいい加減な進行をしながら
ロックバンドも普段テレビで見られないバンドが出演していました。
もちろん、「誰カバ」は番組でありながらバンドですから毎回演奏していて
「恋の心筋梗塞」や「どこかで狼が啼いている」などノリの良いR&Rナンバーでした。

コミックバンドではありますが、ヤマハの8.8コンテストで優勝した実力で
歌も演奏も十分に聞かせる力量がありました。
バンドは今現在も地元滋賀を中心に活動しているようです。
ボーカルのダンシング義隆は「勘当中」との事ですが
松浦兄弟を中心にメンバーが還暦を過ぎても頑張っているそうです。
コミックバンド、憧れます。
コミックバンドほど演奏力は必要だと思います。
なぜなら演奏力が不安だと「笑う」という崇高な現象はなかなか起こりえない。
リラックスした気持ちから笑いは起こりやすい。
そのためにも音楽との癒合の場合、演奏力は不可欠です。
ああ、僕らも一人前のコミックバンドになれたらいいのになぁ、そう思います。