My favorite54 「卒業」Simon&Garfunkelの巻 | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

昨日に紹介したバンドがキッス。
口直しって訳ではありませんが、
今回は同じアメリカでも全く違った方向からのアーティストの紹介です。


My Favorite 54 Simon & Garfunkel




みなさんご存じの方も多いと思いますが
ニューヨークの小学校から同級生だった二人は
1957年にトム&ジェリーというコンビ名で活動を開始します。
その後、二人は大学で勉強に勤しみ
1964年に再びコンビを組んでデビューします。

シングル「Wednesday Morning,3AM」が散々な売り上げで一時解散してしまいますが
その後にプロデューサーが音を少し触って出した「サウンドオブサイレンス」が大ヒット。
一気に人気フォークロックデュオとなります。


僕が知ったのは小学校に上がるかどうかの幼少の頃で
その頃同居していた父の弟、叔父さんがよくレコードをかけていたのが
1967年の映画「卒業」のサントラアルバム。






アメリカンニューシネマの代表作で、ダスティンホフマンが結婚式の最中に
花嫁のキャサリンロスを連れ去るという青春映画ですが
この躍動感溢れる映画に「サウンドオブサイレンス」「ミセスロビンソン」など
彼らの音楽が何度も登場し、ストーリーに小気味よくアクセントを付けています。

映画自体も何度も観ましたが、レコードは本当に頻繁にかけていましたので
ずっと僕の頭の中で鳴り続けていました。

大学生の頃、英文の課題で詩を翻訳をすることになり
ふと思いついたのが「サウンドオブサイレンス」。


直訳すると「静寂の音」ですが
タイトルからして意味深ですが詩はもっとスゴイ、、、。


Hello, darkness my old friend. I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping. Left its seeds while I was sleeping.
And the vision that was planted in my brain Still remains.
With in The Sound of silence.

こんにちは古くからの友人、暗闇くん。また君と話したくて来た。
ビジョンがやさしく忍び込んで、僕が眠っている間に残して行ったから。
そして僕のアタマに植えられたビジョンは今も息巻いている。
静寂の音の中で。(翻訳・R.M)



キャ~ッ!スゲ~~~~~!


背中がゾゾッとしませんか?


なんて詩を書けるんだ!
それも、あの、メロディーで!!

ポールサイモンの作品はニューヨークのインテリの匂いがプンプンします。
僕の勝手な感想ですけど、、。

そうそう、この頃、僕は今の細君と付き合っている頃で
ある日、僕が翻訳した「Bridge Over Troubled Water」(邦題・明日に架ける橋)を
手紙にして渡しました。

すごく喜んでくれました。

が、彼女はあろうことか僕が書いた詩だと思い込んでいたのです!

これはサイモンとガーファンクルという人の歌だと説明すると
感動が半減どころか、逆に幻滅した様子でした、、、、。

ダマすつもりなんか微塵もなかったのに、、、。



今では笑い話ですが、そんな事も思い出します。