その14:日本での体調②

 

ところが、その施設の職員で以前ナースだったと言う人が来て、近くの病院へ行ってくれと言うんですね。

 

たとえ、もし、いや、もしもへったくれも絶対ないけど、コロナやインフルエンザだったとしても、治療薬があるわけでもなく、第一、私は健康保険もないんだし、普段だったら、このくらいでは絶対医者には行きませんというか、こんな軽症ではアメリカではアポイントメントも取れません。

 

結局、研修も食堂行きも断られ、刑務所のように缶詰にされ、さらに最悪というか信じられないことに、同じ系列で次に予約しておいた研修も断られました。私は、「さもありなん」と思い、次にどこへ行くか言わなかったのに、予約してあったのを調べたんですね。

 

もうもう、しっかりと、日本人のコロナ恐怖、半社会主義制度、堪能させていただきました(皮肉だよ、これ、念の為)。そこの施設、人がいっぱいならともかく、ものすごく空いているんです。食堂行ったって、広い空間に一人か二人です。嫌いなマスクも我慢してちゃんとしてたし、。

 

信じられなかったです。アメリカで勝手に個人情報なんか入手できませんし、憶測でキャンセルするってあり得ない。ま、主催者としては、「まさかコロナだったら、大変」ということなのかもしれないけど、どうみたって、こんな軽いコロナありえないっしょ。

 

とにかく「アメリカからやってきたってこと=コロナ感染」、というのを信じたい気持ちもわからないではありません、。ま、そこは1000歩譲って、「もういいや」と思い、これだけバイキン扱いされるなら、こちらからキャンセルして、ホテルを取って、まったりと過ごすことにしました。オカメインコ

 

そうして、ホテルで気兼ねなく過ごした後は、もう咳も出ず、何の症状もなく、200%元気になりました。

 

それから数日して、四国へ行き、また一週間くらいして、札幌へ行くのですが、体調は良く、とっても元気でした。

 

ところが、札幌、2日目、すっごく寒い強風に吹かれたせいか、また鼻風邪が戻ってきたんです。

 

今回は熱っぽさも全くなく、ただ鼻と痰だけが出るという症状で、これはもう、自分でもsynus infection(副鼻腔炎)だとはっきりわかりました。

 

副鼻腔炎について詳しく書いてある本を買って読むと、副鼻腔炎は風邪と違って、体力はあり、他人に移ることはなく、再発すると症状がひどくなり、慢性になると治りにくいと書いてあって、もう「これだな」と思いました。

 

自分でも、どこからこんなに膿が出るんかとおもうほどの状態でしたが、体は全く元気。

鼻汁と痰は寝床に入った時が一番出て、昼間は殆ど出ないのもちょっと不思議でした。

しばらくして、痰が声帯に絡んだせいか、声が出なくなったのだけは参りました。

 

2日間位出なくなり、その後、急に普通に戻りました。それが帰る2日前でした。

 

こちらへ帰ってきて、「なんとなく鼻声」(私は鼻声に聞こえるが夫は普通と言う)というのがしばらく続き、「慢性になると治すのが大変」との記述もあって、「医者へいこうかな」と思いはしても、鼻声のほかは、全く悪いところはないため、電話してもアポイントメントはとれないだろうし、、なんて思っているうち、鼻声もなくなりました。

 

ただ、困ったことに、咳をしたり、お腹に力を入れたり、頭を下にしたりすると頭痛がするんです。調べてみるとcough headaches。稀な症状だと書いてありました。

 

あと、特に車に長時間乗ったりすると、耳が塞がったような感じになる時があって、耳から来ているような感じもあります。

 

 

仕方なく医者に行ったんですが、これについては旅行記が終わった後、また書きます。うさぎ

 

 

身元不明な綺麗なきのこ