「ラスキンを読みましたか?」
と問われて、三四郎は狼狽。読んでないことにしたでしょう?
あれは、実は、読んでいるんです。
では、なぜ狼狽したか?
ラスキンにはスキャンダルがあるからです。
このスキャンダルの展開は、基本線となって、
ラスキン➡プルースト➡サルトル➡三島由紀夫へ
と受け継がれたテーマなんです。
三島由紀夫『金閣寺』
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三島由紀夫『仮面の告白』
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サルトル『嘔吐』
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プルースト『失われた時を求めて』
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ラスキン『胡麻と百合』
こうなっていて、三四郎は、まぁ、狼狽したんですね。
ヤバっ!
まるで詳しい分野ではないので、そんな感じがする…ということですが、…。