皆さま こんにちは。
チーズサロン CLUB GLAMOROUS
salon du fromageの多和田千穂です。



今年3回目のチャレンジで念願のチーズプロフェッショナル資格を取得しました。


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チーズプロフェッショナル資格試験にご興味のある方や、今後受けてみようかなと思われている方に少しでも参考になればと思い、2回落ちて分かったことを書こうと思います。


ちなみに2019年の試験日程は下記の通りです。

【第一次試験】7月28日(日) 全国5会場(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)

【第二次試験】10月7日(月) 東京・大阪の2会場



私が3回チャレンジして一番感じたこと。

それは、一次試験はともかく二次は



独学では難しい。



協会ホームページの出題範囲には以下のように記載されています。


※「チーズ教本」の内容
※基本講習会での講義内容
※チーズに関する常識的な事項や業界トピックス


これらを真に受けてしまうピュアなハートをお持ちの皆さま。お気をつけください。


では、独学では難しいと思う理由を挙げていきますね。


《理由その1》
いろんな種類のチーズを試食するのにはスクールの方が効率が良い。


大きなチーズはほとんど100g単位に切って売られています。
価格はだいたい700円〜2,000円未満/100g。


カッティングせずホールで売られるものは
1個50g〜300g、価格は1,000〜4,000円
といったところでしょうか。


たくさんの種類を食べようと思うとコストがかかるのと、家庭では食べきれないのが難点。


その点スクールでは少量ずついろんな種類を食べられるのが大きなメリットと言えるでしょう。


そして、もっと重要なポイントが次の《理由その2》です。



《理由その2》
「味覚や表現方法なんて個人差あるやん。」


と私も思うのですが、二次試験のテイスティングコメントで独自の表現やボキャブラリーを使うと✖️がつく可能性があります。


正解には客観的で説得力のあるコメントと分析力が必要です。


しかし、テイスティングコメントの例は教本には書いてありません。チーズ専門店の食べ比べセットにも添付されていません。


チーズは生産者、熟成士、熟成期間、保存方法などにより風味や物性が変わるからだと思われます。


解答例に「正解はひとつではない。」と書かれていますが、やはりC.P.A.(チーズプロフェッショナル協会)が期待する表現や語彙があるのです。


教本にも書いてない。市販のチーズ本にも書いてない。じゃあどこに答えがあるのか。


それはチーズプロフェッショナル資格試験対策講座やスクールです。


たとえどんなに一生懸命に独学で勉強していても、どんなにたくさんのチーズを食べていても、正解を知らずにやっていては一向に合格は取れないということです。





《理由その3》
教本以外からの問題が結構出る。


協会ホームページの出題範囲に
※チーズに関する常識的な事項や業界トピックス
とありましたね?


でも、私的には協会側が考える「常識的な事項」と一般人のそれとの間に大きな乖離があるのをヒシヒシと感じます。


今時インターネットで調べられないことはないでしょう。しかしチーズの歴史、製造、地理、文化、栄養、サービス、販売、料理 、飲み物とのペアリング…etc と多岐にわたる、かつ専門的な分野で参考文献を自分で見つけて理解するのは非常に難しいです。


というか、そもそも何を知っておくべきなのかすらも自分だけでは分からないのです。


テキストには書かれていない問題、さらに深いところまで突っ込んだ問題、もちろん時事問題も出ますし、チーズを取り扱う場面のシミュレーションもあります。


教本をいくら丸暗記しても満点は取れない試験なのです。


しかも、試験は一次も二次もマークシートではなく記述式なので、知識がなくても運で○が取れることがありません


スクールの先生や生徒同士でたくさん質問や会話をすることが知識を増やすのに一番効果的でしょう。





《理由その4》
マークシートではなく記述式。


理由その3でも触れましたが、この試験はマークシートではなく記述式です。採点者は複数名います。表現のセンスや感性が採点者と受験者で合う合わないで得点が変わってくるのは公平ではないのですが、当然そういうこともあると思われます。


そして、私がかなり苦労したのが、協会側(出題者)が受験者に何を、どう答えさせたがっているのかを把握することでした。


私、学生時代は国語の成績はいつもよかったので読解力にはある程度自信を持っていたのですが、出題の意図、問題の意味を理解すること、そして「そう聞かれたらこう答えるでしょ普通」というところに協会側とのズレがあり、そこを埋めるのが難しかったです。


でもこれは試験。
出題者の求める解答をした者が勝ちなのです。


その求める解答がどこにあるかは《理由その2》に戻ってくださいね。





《その他感じたこと》
○東京と地方の合格率の差が歴然。受験者数も大きく違いますが、東京には資格対策スクールが地方よりたくさんあり、効率的に勉強しやすい環境があるようです。

○毎年問題作成者により出題傾向が大きく変わるので、過去問が当てにならない。(二次試験)

○解答例が掲載され「記述式の解答例は一例であり、記載以外でも正解があります」と記載されているが、明確な✖️○が分からないので、自分の解答のフィードバックができない。

○配点は非公開。


これらを踏まえて70%以上の正答が合格となります。


リル ド フロマージュさんのこちらの記事も参考になりますよ👉チーズプロフェッショナルとは?独学合格のハードルは?【2019年度版】



なんだか今日の記事はこれから受けようとする方の不安を煽るような感じになってしまいましたが、大丈夫です!私だって受かったのです。1回不合格だったとしても諦めなければ必ず合格します。試験なのでコツがありますから。





次回は私が実践した*チーズプロフェッショナル資格試験対策について書きますね。(執筆中)





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多和田 千穂
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