GW突入前から5/6の34年ぶり日本人選手初の
東京ドーム興行を楽しみに待っていた
アチキ、プライム入っていて良かった。
1試合目は、WBAフライ級チャンピオン
ユーリ阿久井政悟対同級3位桑原拓の
対戦桑原は、日本王座をかけて1度
阿久井政悟に挑戦に敗戦をしてOPBF王者につき
世界ランキングを上げてリベンジの挑戦
だった。まぁ長年ボクシングを見ている
アチキやはりユーリ阿久井政悟のほうが
ボクサーとして完成度や引き出しが多い
そしてオーソドックススタイルから
繰り出される拳は、明らかに硬そうだった。
1Rから桑原は、ダウンを奪われポイントを
10-8と取られた1R。2Rから必死にポイント奪取に
闘うが、ユーリのほうがあきらかに
有効打のパンチを浴びせる展開だった。
最終12Rまで粘るもポイント差は明白
3-0の完封でWBAフライ級チャンピオ
ユーリ阿久井政悟が王座を防衛に成功した。
セミ・セミファイナルはWBAバンタム級王者
前回の防衛戦でのボディーブローで
TKO勝利して覚醒もささやかれる
井上拓真がWBAバンタム級王座2度目の
防衛戦、対戦相手は同級1位石田匠だった。
1Rから少々固いチャンピオン井上拓真が
まさかのダウンを奪われる展開1Rを
10-8で失うがセカンドの父の指示や
アドバイス、叱咤激励、気合注入で
兄のモンスター井上尚弥と共に鍛えられた
テクニック、フエィント、ヘッドギア
は、あるだろうがバンタム級、S・バンタム級王座を2階級で
4団体統一王者になった兄とスパーも
こなしているだろう。しっかりガードを
上げてオーソドックススタイルから
上下にクリーンヒットを重ねて後半8R
までは、有効打でかなりポイントを
取り返す展開、コンビネーションで
石田を明らかに効いてふらつかせる
場面もあり。9Rから12Rまでスタミナが
キレてボディーも効いていただろう石田
のボクシングが荒くなり穴が見える展開
拓真は、しっかりクリーンヒットを当てる
井上兄弟のスタミナは、定評がある。
12R終了時判定のジャッジカードは2者
が3〜4ポイント差でチャンピオン
予想外にポイント差がひらかなかった
ものの3人目は、117-110と明確に大きくリードの
3-0完封勝利でWBAバンタム級王座の2回目の
防衛戦に見事成功した。井上拓真も
チャンピオンになり更にテクニック、
スタミナ、攻撃の引き出しは、増えた
しっかり強くなっている印象だった。
セミファイナルは、WBOバンタム級王者ジェイソン・モロニーに元K-1王者の同級5位プロ8戦全勝8KOで同級5位
にランクインした武居由樹であった。セコンドに元ライトフライ級王者などに君臨した激闘王こと八重樫東が大橋ジムに
練習拠点を置いた武居にボクシングをコーチした。サウスポーの武居に右ジャブやフックそして左ストーレートも磨いた
ようだ。1本の槍を目指す練習だったという。1Rから元K-1王者の武居にとっては、キックの警戒がない事と短い
ラウンドで戦ってきた経験からボクシングの世界戦は、3分12Rおよそ45分間の無呼吸運動も強いられる過酷な競技だ。
トリッキーに構えて遠くの間合いからジャブを打つスタイルは、独特でガードも上げていたり下げていたり基本前は
キックが飛んでくる間合いであるからハイキックやミドルキック、ローキックもない武居の長所は、まずパンチを怖がらない
ハートの強さだ。チャンピオンのモロニーが遠い距離からの攻撃と変則スタイルに様子を見て手をこまねいている間に3R
が終わる。3Rポイントを奪われているモロニーもさすがにもうこれ以上ポイントを失えないと被弾覚悟で距離を詰めるも
軽快に変測定に動く武居をとらえきれないで逆にパンチをもらう展開だ。もはやまともなボクシグスタイルでない武居の
ペースでラウンドを重ねていく。最終12Rついに危惧された武居のスタミナが空っぽになった。もはや逃げる速度も
見る影もないここでマロニーも意地を見せるが時すでに遅し12Rのゴングが鳴る。3-0の完封勝利で
武居由樹がWBOバンタム級新チャンピオンに輝く!これで白井選手の日本人初の世界王者からちょうど100人目の王者
が誕生した。これによりWBC中谷、WBA井上、IBF西田、WBO武居と日本人選手がバンタム級王座を独占状態になった。
まさに黄金のバンタムの時代が訪れた。
そしてついにこの東京ドーム世界4大タイトルマッチのメインイベンターの挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)がラッパーを
引き連れて入場してくる36戦35勝27KO1敗のまさに強敵。過去日本においてチャンピオン山中との対戦でドーピング
疑惑に同じカードの対戦時にリミットオーバーで試合を行い山中を2度ダウンさせた悪童ネリ、さすがにこの試合は、500g
アンダーに仕上げてきた。しかし軽量時は、まさに骨と皮で500gアンダーでクリアするものの助けを借りて靴をぬぎ
軽量してその後も手を借りて靴を履くほどのコンディションだったらしく井上が軽量パス後ゆっくり含むように水を飲むのと
対照的にスポーツドリンクをむさぼるように一気飲みしたらしい。本番には、61kgまでリカバーしてきたと情報も入った。
S・バンタム級4団体統一王者井上尚弥は、大きな花火が上がる中ギタリスト布袋寅泰のキル・ビルノテーマの生演奏にのり
入場とこの大きな興行にふさわしく堂々と貫禄十分でかっこよくリングインした。
試合は、なりふりかまわずネリが強打のコンビネーション狙いで突っ込んでくるかと思いきや両者オーソドックススタイルで
まず井上尚弥がジャブで様子をうかがうこれにネリも油断なく反応お互いジャブで距離を測る。井上は、オーバーハンドの
パンチを出して威嚇したりと軽快に動く井上にネリが追い距離を詰める1R思わぬ展開!右の打ち終わりに見えない角度から
カウンターで不用意にネリの左フックを浴びてなんと井上尚弥がプロ初ダウンを奪われた!34年前のタイソンVSダグラス戦の
スマッシュでダウンしたタイソンが頭をよぎった。ドームには、悪魔がいるのかと?
井上尚弥は、冷静だった。思わぬダウンを奪われたがシュミレートしていたのだろうカウント8まで片膝をついてゆっくり
立ち上がり回復と自分の状態をチェックしていたのであろう。このラウンドをクリンチやショートパンチ連打などで乗り切った
スタジアムは、騒然であった。しかし2Rに井上尚弥がポテンシャルを見せつける。ロープを背負いつつネリの連打のタイミグ
をずらして両足が揃ったネリにお返しのショートの左フックでダウンを奪いこれで10-8づつイーブンにして見せた。
井上は、いつものように上下やサイドにパンチを散らして右ボディーストレートなど調子を取り戻した。つぎは、リング真ん中付近で力と腰の入った左フックでネリをなぎ倒して2度目のダウンを奪うこれは、モンスターの芯に
残る強烈なブローだった。4R以降は、ネリが井上は、基本道理のボクサーだと挑発していたのをお返しとばかりに
見たこともないクネクネと身体を動かしてネリを挑発したり1度真横を見るような斜に構えた態勢になり困惑したネリに
STOP状態からラッシュなどすでにネリにもう君のパンチは見切ったヨ。そのパンチもさっき見たヨ。遅いね君はといわんばかりの
パフォーマンスもう井上のショータイムだった。5RくらいからGOは、でていただろう。
6R左コーナーにネリを貼り付けにして左フックから右フックとアッパーの間のスリークォーター気味の右から
とどめの強烈な右ストーレートがネリを打ち抜いてダウン。レフリーが試合をSTOPした。6R2分21秒TKO勝利で
豪快にS・バンタム級4団体統一王座防衛戦を成功させた。歴史的なマッチを見て数日興奮が続いた有様だ。
スゴイ時代に生きているものだ日本ボクシング界では、もう2度と現れないか100年に1人の選手を見て
MLBでも大谷とい2刀琉の100年に1人かもう二度と見れないかもしれない選手を観れているラッキー良い時代に生まれた
ものである。