開幕カードは、グループA開催国ロシア対アジア2位で出場のサウジアラビアの対戦になった。
ホームスタジアムを埋め尽くす圧倒的なロシアサポーターの中の試合。ロシア選手もハッスルした。
交代選手が次々点を取るロシア監督の下馬評を覆す指揮は大当たり。前半に2点挙げて2-0で
折り返すと長身のFWを入れて教科書どうりの高さで圧倒、ヘッドで3点目を挙げて試合をほぼ決めると
アディショナルタイムに前半終了間際に点を取った選手がアウトサイドで華麗な追加点で4-0
そしてゴール前でFKを得るとこれも右から回り込むキックが決まり5-0の完封劇だった。
ロシアはサウジのやりたいサッカーを封じ込めて勝利した。Aグループの台風の眼になりそうだ。
一方、最後のテストマッチを大幅にメンバーを入れ替えてパラグアイと戦い乾の2ゴール
オウンゴール、香川の終了間際のゴールにパスするようならしいゴール挙げて4-2で勝利して
ロシア入りした日本代表。香川は、1ゴール1アシストと「10」番らしい仕事をした。
調子の良いメンバー中心に初戦コロンビア戦をむかえるのだろうが、パラグアイに2失点。
コロンビアの攻撃力は、こんなものではない。勝利にむかい戦う姿勢だが現実は厳しい
中盤をコンパクトにディフェンンスラインを上げて時に5バック気味にしてでも守備を堅く
ショートカウンターで相手のペナルティエリアで3人くらい攻撃陣が飛び込み侵入するような形
サイド、セントラルでもデュエルしてドリブルで個人で突破するチャレンジが求められる。
ブラジル大会の直接リベンジの機会だ。前線からハイプレスして集団でボールを奪い
ファルカオとハメス・ロドリゲスに気分良くプレーさせないためボランチからの守備とDFへの
受け渡しする連係した守備が必要だ。長友がハメスに付いて潰しまくるのも手だ。
厳しい初戦だが、楽しみでもある。