よく「keiさんは英語の歌詞を覚えるの得意だもんね」と言われる。
とんでもない。そんなもん、得意であるわけがない。
大体、人の顔も名前も覚えないので有名な僕だ。記憶力の限界値が低いのは自明の理、ではないかと思う。
毎回、必死こいて覚えるのである。そして現在、次回のOZZIKI OSBOURNEに向けての新曲の記憶の真っ最中なのだ。
「OZZYの曲なら大抵知ってるでしょ?」
これもまたとんでもない誤解だ。ソロ時代だけで現在13枚のオリジナルアルバムがあり、Black Sabbath時代とかまで入れたら大変な曲数がある。全部なんて覚えているはずがない。
そんな歌詞暗記の不得意な僕がどうやって歌詞をなんとかかんとか覚えるのか、ちょっと書き残してみたいと思った。
読んで頂く方々の参考にでもなれば幸いだ。
(↑これはOZZYの" Rock'n'Roll Revel "の歌詞ですが、この曲を今回やるわけではありません。あくまでもイメージ、です)
① とにかく準備を早く始める
曲決めを早くして、歌詞カードをなるべく早く作成する。理想を言えばライブの3ヶ月前には作っておく。
出来るだけ歌に合わせて(フレーズの切れるところとかを合わせる)書いておく。
② 歌詞のどこにアクセントが来るのか、拍頭がどこに来るのかをマークする。意味不明な単語もこの時点で調べておく。
③ とにかく何度も読む、口を動かして、できる環境ならちゃんと発音して。
歌詞カードで覚えた発音と異なる発音を本人がしているところは、この時点までに修正する。(Native Speakerが必ず正しい発音をしているとは限らない)
出来ない環境なら声は出さず、でもエア発声する。
④ 暇があれば、歌詞カードを何度も見て脳内に映像として残るくらいに焼き付ける。
(目を瞑れば、作った歌詞カードが見えるくらいに。これで「今、どこを歌っているか」のイメージを得る)
⑤ ここまできた段階で、次は歌詞カードを見ないで音源に合わせて歌ってみる。
ここで「できる」とか思ってはいけない。音源には沢山のヒントがあるので、歌詞を思い出すきっかけになってしまうからだ。そのために次の⑥がある。
⑥ それが出来てきたら、次はクリック/メトロノームだけで歌ってみる。
⑦ あやふやな歌詞は必ず出て来るので、そんな歌詞にはアクションを付けて「関連付け」して覚える。
⑧ そして、車の運転など、他のことをやりながら歌えるようにする。
ライブ中の「予期せぬアクシデント」が来ても歌い続けられるよう、体に染み込ませる。
。。。ざっとこんな感じだ。
それでも、本番では間違うことも多いし、やるはずのことが出来なかったなんて事ばかりだ。
「本番は、練習時の80%が出来れば上出来」
とは言われるが、それでも精度は上げていきたいといつも思っている。
。。。さぁ、続き、頑張るかぁ。。。。