改めまして、9/22の土曜日に開催されました
「AWAZA JAM」にご来場頂いた皆様、応援メッセージ下さった皆様、
ライブ後にご感想など送ってくださった皆様に心から感謝しております。

本当にありがとうございました。

思えば音楽を始めて、というかLED ZEPPELINを好きになって40年、
初めてまともにZEPPELINの音楽に、1ギタリストとして取り組む事が出来たのでした。
今回KaiTOPさんがお声を掛けて下さらなければ、メンバーが集まることもなく、ましてや自分でメンバーを探すことなど決してするわけでもなく、死ぬまでこうした企画には手を出さなかったと思います。

その意味で、自分にとって大変貴重な経験となりました。

演奏した楽曲群も全て「永遠の詩」映画Version、ということで、自分にとっては初めて(に近い)アレンジのもの。いや、スタジオ盤も決してこれまできちんと最後までコピーなどしたこともなかった僕にとってはとてもハードルの高いものでした。

先の「取り急ぎレポート」では写真だけUpしたこともあるので、ここではもう少し突っ込んだレポートをしたいと思います。

当日は早めに着かないといけなかったのです。何せ、ギター6本、アンプ1台、テルミン関係機材、そして衣装にギタースタンドに小道具(笑)と荷物満載。搬入だけで30分以上はかかる目測でしたので。。。。

トリという出演順故にサウンドチェックは一番最初。
この時点で幾つかの不安材料が。。。

1. ホンマに弦、大丈夫だろうか?(苦笑)
2. ホンマにアンプ、大丈夫だろうか?
3. ストラップ、本番で初めて使うけど、大丈夫だろうか?
4. 仕込みの小道具は機能するだろうか、ノーリハのアレはちゃんと出来るだろうか?
などなど。。。

サウンドチェックで弦とストラップはなんとかOK(多分)、ところがアンプがちょっと歪みすぎ。
「あれ?こんなに歪まへんはずなんやけどなぁ。。。。」と、ここでも不安が、、、。
とか思ってたら、リハ中に曲が飛んだ(苦笑)。

小道具やアドリブネタをチェックするヒマもなく、サウンドチェックは終了。

一旦上に上がって、メンバーの皆さんと昼食。
サクサク戻って、STRUTTERSさん、I&Tさん、HAKUJYA-SHOWさん、Lucifer-risingさんのサウンドチェックを拝見。

ヤバい。なんでウチがトリなんよ。
考える事が多すぎて、各曲のソロパートを思い出せない。
慌てて楽屋に戻ってチェックしようとしたら、影のバンマスの

「終演後はあまり時間ないですから、お客様が写真を撮りたいとおっしゃっても時間無い可能性ありますよね?もう開演前からちゃんと衣装着ましょうよ!」

というご指示が出て、この時点でフルコス決定(笑)。(適当にヅラ被ってたら怒られました/w)

ミーティングが終わって楽屋の階段室に戻って、各パートのチェックをしながら開演待ち。
Openに合わせて会場入りして、お客様とお話しなど。
「始まる前にそんなカッコで出てきたらあかんのとちゃうん?」と笑われながらもまぁ、プロモーションやしねぇ(^-^)。僕の仕事はとりあえずこのカッコする段階で80%終わってるので、これも余興(笑)。

みなさんにしっかり色々見ていただいて、さて1バンド目のLucifer risingさん。



やはり、というかなんというか(笑)。Ronnie Dio時代で纏めて来られました。各パートの皆さん、元々Rainbow大好きな方々が集まってらしたので聞き応えも十分。今回僕はギタリストエントリーなので(笑)やはりよそのバンドさんのギターが気になるところなのですが、まゆぴょんさんのギターサウンドは大好きなRitchieを求めて作り上げてきた音で、安定のテンション感でした。いわゆるキレッキレ、って奴ですよね。歌い手としても古くからのお付合いがあるAndyさんの歌は昔と同じ、というか昔以上の凄みも感じました。

続いては、今回僕的に一番興味のあった、HAKUJYA-SHOWさん。



女性VocalがDCを歌うのはKeyの問題で「あの感じ」が出しにくいと思います。
それを敢えての「初期曲」、いわゆるSerpense Albus以降の曲を(ほぼw)封印しての取り組みに共感しました。
歌を歌う者として、実は高い音域を追い詰めて練習するよりも、低い音域を広げる方が難しいと思っています。(低い方のトレーニングをちゃんとすると、高音域も出るようになる、と言われるのはこの部分もあるのではないかと思います)
体力も元々の資質も求められる領域です。高音域も勿論個々に限界点はあると思いますが、低い方は大変です。
そしてギターサウンド。少し音質が軽く感じた部分はありましたが、大変良く仕上げて来られた感じです。コーラスも上手!(Whitesankeの楽曲、特に初期の曲はこのコーラスがちゃんとしているかどうかで随分と曲の感じが変わると思っています)

続いてはI&Tさん。



正直、「そろそろ楽屋でちゃんと準備しないとアカンよなぁ、、、」なんて思いながら見始めたのですが、、、、

楽屋に帰れない。

出音が熱い。

歌が熱い。

反則ものでした。

多分なら本日の出し物の中で、客席での認知度が一番低かったであろう、Y&Tの楽曲群。
(勿論ご存知の方はご存知ですが)
その「曲への思い入れが少ないはず」の人たちが、刮目してステージを見ている。
実にレベルの高いカバーでした。
楽屋に戻った際、ZEPPINメンバーと
「ここがトリでないとあかん奴ちゃうん!」とうなってしまった(この時点でまだSTRUTTERSさんは見れてないのですが)。

Dave Menikettyをあれほど完璧に再現されたのは本当に凄かったです。

ここで楽屋入り。STRUTTERSさんの演奏は直接に見る事が出来ず、残念。
(すいません、僕自身に余裕があれば良かったのですがね。。)



ただ、楽屋で拝聴していても客席の盛り上がりと音の塊感は感じ取る事が出来ました。
さすがに名古屋のバンドさんです。



また別途書こうと思っていますが、僕は名古屋のバンドさんが好きなのです。
特にカバー系をやられるレベルの高さは、日本一ではないかとさえいつも思っています。
返す返すも直接に拝見出来なかったのが残念。。。でもお客様はしっかり堪能してくださった様で嬉しいです。

さて、長くなってしまったので、ZEPPINのレポートは次回に持ち越し(笑)。

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写真は、まつしまやすえさんに頂いたものを使わせて頂きました。いつもありがとうございます。
そして追加として、STRUTTERS Officialな写真も一枚拝借。これもカッコイイ映像だったので。。。ポールさん、勝手に貼ってごめんなさい。