木曜日は順天堂大学大学院加齢制御医学講座 主宰のワンダフルエイジング研究会が開催されました。3月に行われる予定だった会ですが、震災の影響で延期され、今回無事開催されました。
今回は東京シナジークリニック院長の森田佑二先生による「酸化療法」のお話にはじまり、グランソール奈良に籍をおかれているプラセンタ研究の第一人者、日比野佐和子先生、そして順天堂大学大学院加齢制御医学講座准教授の青木晃先生という豪華な先生方によつ講演会でした。
この会はもう21回を迎えます。ドクターや医療関係者に加えて、アンチエイジングに興味のある方ならどなたでも参加できる会です。次回は11月ですので興味のある方は順天堂大学加齢制御医学講座のホームページをご覧になって下さい。
さて、酸化療法というと聞き慣れない言葉かもしれません。どうしても「抗酸化」がアンチエジング、「酸化」は悪者、というイメージがあるかと思いますが、一概にそうとも言い切れないのが人間の体の複雑なところです。森田先生の新しいクリニックでは、日本ではまだめずらしい血液クレンジング療法(オゾン療法)などのお話がありました。オゾン療法はドイツなどEU諸国では保険適応もあるという治療法です。詳細は長くなるので森田先生のHPからご覧下さい。
オゾン発生装置という専用の医療器械を使い治療します。全体的に体調を改善することが大きいですが、関節リウマチの痛みやガン治療の副作用軽減などなど、いろいろなことに効果があります。
ただし、まだエビデンスとしてはっきりしていない面もあり、なかなか普及が難しいという現状があります。ヨーロッパでは認められている治療法ですので、いずれば日本でもメジャーになるかもしれませんね。
日比野先生からはプラセンタ治療や研究のについていろいろとお話がありました。
日比野先生はこの分野だ大変有名な方なのですが、プラセンタの研究をなさっているだけあってほんとにお美しくて肌がきれい! 私は最近疲れたときだけ打っていますが、日比野先生を見たらまた定期的にやろうかな、と思いました。
私も効果を実感しているプラセンタ注射ですが、効果は本当にいろいろです。一番効果があるのは疲労回復だと思いますが、美肌美白効果はもちろん、老人性皮膚掻痒症のような、乾燥からくる皮膚のかゆみ、主婦湿疹(手湿疹)などには個人差はあるものの大変効果的だと感じます。
前橋温泉クリニックで使っているのはラエンネックという薬剤ですが、もともと肝臓の薬で、肝臓の病気がある方には保険適応があります。肝臓治療目的で使っている方も多いですが、血液検査の数字はもちろんみなさん改善します。
今回は女性の薄毛や抜け毛に効果的な打ち方があることを勉強しました!私自身最近髪が薄くなって来ていることを気にしていたので、ぜひ試してみようと思っています。
青木准教授からは細胞免疫療法と高濃度ビタミンC点滴療法のお話がありました。
これらは補助療法の位置づけですが、がんの標準治療(手術、放射線、抗がん剤)の適応がなくなってしまった方には特にお勧めしたい治療だと思います。
前橋温泉クリニックでも行っています。私は可能であれば抗がん剤との併用をお勧めしますが、やはり副作用に耐えられなかったり、いくつも抗がん剤を使っていてすでに効くものがなくなってしまった方などから相談を受けることが多いです。
点滴療法の前びアンチエイジングについておさらいのスライド。
高濃度ビタミンC点滴についてはこちらもご参照ください。
作用機序としては、高濃度(治療としては50gから100gまで使用します。)ビタミンCが静脈から体内に入ると、体内で反応して過酸化水素(H2O2)が発生します。これ自体は細胞にとって毒なのですが、正常な細胞はカタラーゼという酵素を持っていて過酸化水素を分解できます。しかしがん細胞はカタラーゼを十分持っていないので、やっつけられてしまう、というものです。これが正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを攻撃する、というビタミンCのはたらきです。
よく「ビタミンCは抗酸化作用があるので高濃度ビタミンCを使うと抗がん剤の効きが悪くなるのでは?」という質問を受けます。今回の青木先生の講演でもそのあたりのことについて質問がありました。
しかし、上記の説明のように、H2O2がガン細胞を攻撃するので,実は「酸化療法」なのです。
「ビタミンCでがんが治る」とはいえませんが、何も治療がないから何もせずにいる、ということはないと思います。ビタミンCや、細胞免疫療法など、チャレンジしてみるべき治療法はいろいろとあります。
ただし、こういった代替療法にはいろいろとマガイモノもあります。きちんとした医療機関でやってるかどうかをみて、きちんと医師の説明を聞いて、そしてよく考えて選ぶことが大事です。
身体的、精神的、そして経済的にバランスがとれる治療かどうか、このあたりをよく考えてから決めるようにしてください。 私たちの毎日の生活にはどれもかかせないものです。
今回は大学時代の同級生と一緒に参加しました。いろいろなお話が聞けて、大変有意義な時間が過ごせました。
今回は東京シナジークリニック院長の森田佑二先生による「酸化療法」のお話にはじまり、グランソール奈良に籍をおかれているプラセンタ研究の第一人者、日比野佐和子先生、そして順天堂大学大学院加齢制御医学講座准教授の青木晃先生という豪華な先生方によつ講演会でした。
この会はもう21回を迎えます。ドクターや医療関係者に加えて、アンチエイジングに興味のある方ならどなたでも参加できる会です。次回は11月ですので興味のある方は順天堂大学加齢制御医学講座のホームページをご覧になって下さい。
さて、酸化療法というと聞き慣れない言葉かもしれません。どうしても「抗酸化」がアンチエジング、「酸化」は悪者、というイメージがあるかと思いますが、一概にそうとも言い切れないのが人間の体の複雑なところです。森田先生の新しいクリニックでは、日本ではまだめずらしい血液クレンジング療法(オゾン療法)などのお話がありました。オゾン療法はドイツなどEU諸国では保険適応もあるという治療法です。詳細は長くなるので森田先生のHPからご覧下さい。
オゾン発生装置という専用の医療器械を使い治療します。全体的に体調を改善することが大きいですが、関節リウマチの痛みやガン治療の副作用軽減などなど、いろいろなことに効果があります。
ただし、まだエビデンスとしてはっきりしていない面もあり、なかなか普及が難しいという現状があります。ヨーロッパでは認められている治療法ですので、いずれば日本でもメジャーになるかもしれませんね。
日比野先生からはプラセンタ治療や研究のについていろいろとお話がありました。
日比野先生はこの分野だ大変有名な方なのですが、プラセンタの研究をなさっているだけあってほんとにお美しくて肌がきれい! 私は最近疲れたときだけ打っていますが、日比野先生を見たらまた定期的にやろうかな、と思いました。
私も効果を実感しているプラセンタ注射ですが、効果は本当にいろいろです。一番効果があるのは疲労回復だと思いますが、美肌美白効果はもちろん、老人性皮膚掻痒症のような、乾燥からくる皮膚のかゆみ、主婦湿疹(手湿疹)などには個人差はあるものの大変効果的だと感じます。
前橋温泉クリニックで使っているのはラエンネックという薬剤ですが、もともと肝臓の薬で、肝臓の病気がある方には保険適応があります。肝臓治療目的で使っている方も多いですが、血液検査の数字はもちろんみなさん改善します。
今回は女性の薄毛や抜け毛に効果的な打ち方があることを勉強しました!私自身最近髪が薄くなって来ていることを気にしていたので、ぜひ試してみようと思っています。
青木准教授からは細胞免疫療法と高濃度ビタミンC点滴療法のお話がありました。
これらは補助療法の位置づけですが、がんの標準治療(手術、放射線、抗がん剤)の適応がなくなってしまった方には特にお勧めしたい治療だと思います。
前橋温泉クリニックでも行っています。私は可能であれば抗がん剤との併用をお勧めしますが、やはり副作用に耐えられなかったり、いくつも抗がん剤を使っていてすでに効くものがなくなってしまった方などから相談を受けることが多いです。
点滴療法の前びアンチエイジングについておさらいのスライド。
高濃度ビタミンC点滴についてはこちらもご参照ください。
作用機序としては、高濃度(治療としては50gから100gまで使用します。)ビタミンCが静脈から体内に入ると、体内で反応して過酸化水素(H2O2)が発生します。これ自体は細胞にとって毒なのですが、正常な細胞はカタラーゼという酵素を持っていて過酸化水素を分解できます。しかしがん細胞はカタラーゼを十分持っていないので、やっつけられてしまう、というものです。これが正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを攻撃する、というビタミンCのはたらきです。
よく「ビタミンCは抗酸化作用があるので高濃度ビタミンCを使うと抗がん剤の効きが悪くなるのでは?」という質問を受けます。今回の青木先生の講演でもそのあたりのことについて質問がありました。
しかし、上記の説明のように、H2O2がガン細胞を攻撃するので,実は「酸化療法」なのです。
「ビタミンCでがんが治る」とはいえませんが、何も治療がないから何もせずにいる、ということはないと思います。ビタミンCや、細胞免疫療法など、チャレンジしてみるべき治療法はいろいろとあります。
ただし、こういった代替療法にはいろいろとマガイモノもあります。きちんとした医療機関でやってるかどうかをみて、きちんと医師の説明を聞いて、そしてよく考えて選ぶことが大事です。
身体的、精神的、そして経済的にバランスがとれる治療かどうか、このあたりをよく考えてから決めるようにしてください。 私たちの毎日の生活にはどれもかかせないものです。
今回は大学時代の同級生と一緒に参加しました。いろいろなお話が聞けて、大変有意義な時間が過ごせました。