10日程前、宮崎県椎葉村が、なんと「秘境の文筆家」を募集開始!
交通アクセスが大変、懐かしい山村の風景が今も広がっている…などの理由から「秘境」と言われる椎葉村。文学とは無縁そうだと思われがちな所ですが。
日本民俗学の最初の出版物『後狩詞記』(柳田国男著)はここ椎葉村について書かれたものです。さらに平家落人伝説(鶴富姫と那須大八郎の物語)がある。ちなみに、ここの図書館には落語や講談ができる司書さんたちが数名いらっしゃるんですよ。
文学・物語については、びっくりさせられる事の多い所です。
ここの図書館、山村の図書館とはとても思えないような思い切った取り組みをよく行っており、その度に驚かされます。
今回の文筆家募集もその一つ。
しかし。
ぶっちゃけ…地方自治体の地域活性化には闇も多いのですよ。政府から多くの資金・資本が回ってくるので、いろいろな人間が寄ってきますから。田舎暮らしというのもにも「土地の人にとっては当たり前でわざわざ示そうと思わない事だが、都会育ちの人間は思いもしない闇」となるものもいろいろありますし。
今回の取り組みも思い切った取り組みではありますが、それだけに、いろいろ懸念されることもあります。
応募を考えるお方は、その辺の事までよく調べ、よく考えた上で応募してくださいな。
そうすれば、椎葉村側と応募者側の両方が大いに幸せになる取り組みとなるかも。
この取り組みから、そんな文筆家が生まれることを願っております。

椎葉村地域おこし協力隊「秘境の文筆家」を募集!(一般社団法人ホンミライ連携事業)
https://katerie.jp/2024/01/22/honmiraishiibavill/