講談教室で習っている読み物の関係で、先日、菊池寛の『恩讐の彼方に』という短編小説を読みました。
「うわぁ……内容も文体も老成しているなぁ、70歳ぐらいで書いたのかな」
と思いネットでちょっと調べてみたら、菊池寛は59歳で亡くなっています。
「ん? そうすると、59歳よりも若い頃にこれだけのものを書いたのか。すげえな」
と思い、さらにちょこっと調べてみたら。

菊池寛が生まれたのが1888年(明治21年)の12月26日。
『恩讐の彼方に』が発表されたのが、1919年(大正8年)の1月。
  1919−1888=31
で、『恩讐の彼方に』発表はその年の彼の誕生日よりも前だから、この作品を発表した時、彼は30歳。
30歳でこんな超ベテラン作家みたいな小説を発表していたって……マジかよ。

さらに。
彼が生まれた日から作品発表まで、30年+1ヶ月ほど。
話を思いついてから書き上げて発表するまでおそらく数ヶ月はかかっているだろうから、29歳の後半頃に書き始めたのでしょう。

ひぃぃ! 20代でこんな小説を……

菊池寛って、どんな作家だったのだろう?
他にどんな作品を書いているのだろう?

今まで、菊池寛については「名前は知っている」という程度でした。
これから、彼の小説をちょっとずつ読んでいこうと思っているところです。

 

菊池寛『恩讐の彼方に』(青空文庫)

菊池寛『恩讐の彼方に』(青空文庫)
(作者の死後70年以上経っているので著作権(の複製権等)は既に切れています)