昨日はお江戸日本橋亭で行われた「宝井琴調 講談の会」に行ってきました。
この会は琴調先生の60歳のお誕生日、還暦を祝う会とのこと。
では、出演順に。(演目は主催者の「まほろば」さんのアメブロから)
まほろばさんのアメブロ「座布団と扇子と手拭いと」
http://ameblo.jp/0031ad/
田辺いちかさん『沢庵禅師 虎拝領』
スーパー前座のいちかさん、汗びっしょりになりながらも落ち着いた語りです。この話は徳川家光公が無茶ぶりをすることで起こる誉れ話。大人なった家光公の話って「家光が家来に無茶ぶり→家来たちが渋る→家光がならば自分でやると言い出して家来が止める→優秀な家臣等が表れて難題達成」というのが多のかな。
神田松之丞さん『浪花侠客伝 違袖の音吉』
松之丞さんのDVDにも入っています。少年時代の音吉が出てくる、松之丞さんのギャグがふんだんに入った爆笑系の話です。子供の可愛らしいやんちゃぶりもさることながら、実は親分の凄みとギャグとのギャップがこの話をより盛り上げているように思えます。ドスの効く語りの得意な講談師ならではで、落語家さんにはなかなか出来ないやり方ではないでしょうか。さすがですねぇ。琴調先生の還暦をパーッと盛り上げてくれました。
神田春陽先生『柳沢昇進録 徂徠豆腐由来』
実は『徂徠豆腐』を初めて聴いたのは春陽先生のでした。そのためか、私の頭の中でこの話は春陽先生のがスタンダードになっているようです。講談師というより落語家っぽいとぼけた感じの中に時折講談師らしいキレのいい語りが入る春陽先生。会場にいらっしゃった柳川さんご夫妻に言われて初めて気が付きましたが、貞心先生などは赤穂浪士討ち入りが同時並行で行われている事を春陽先生のほど強調していないのですね。どちらがいいかはお好みしだいでしょうが、赤穂義士伝が好きな人は、春陽先生のやり方の方が「あの討ち入り前後の裏ではこんなドラマもあったのか」と気に入りそう。私はそれほど義士伝好きではありませんが、春陽先生の「スピンオフ」っぽいやり方のほうが好きかも。因みにこの『徂徠豆腐』、「情けは人のためならず」という「いい話」的なストーリー自体はあまり好きになれず、人物描写等を楽しんでいます。
宝井琴調『名工奇談 観世肉付きの面』
琴調先生の会なので普通ならご本人が2席でしょうが、今回は長講一席……といっても、マクラ(本編に入る前の世間話等)が1席分あったような。琴調先生の語りは笑いも多く、講談好きにも落語好きにも好かれそうな語りです。マクラでは笑いもいっぱい。しかし、本編はグッと迫ってくるところもあり、そこはさすが講談師。人情噺っぽいストーリーですが、「いい話」的な薄っぺらさを全く感じさせないのはさすが。
何はともあれ、琴調先生還暦おめでとうございます。
翌日の今日は落語協会の謝楽祭で牛たんの出店をやったそうですが、こちらも盛況だったようで。
これからもお体に気をつけて、素敵な高座を。
この会は琴調先生の60歳のお誕生日、還暦を祝う会とのこと。
では、出演順に。(演目は主催者の「まほろば」さんのアメブロから)
まほろばさんのアメブロ「座布団と扇子と手拭いと」
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田辺いちかさん『沢庵禅師 虎拝領』
スーパー前座のいちかさん、汗びっしょりになりながらも落ち着いた語りです。この話は徳川家光公が無茶ぶりをすることで起こる誉れ話。大人なった家光公の話って「家光が家来に無茶ぶり→家来たちが渋る→家光がならば自分でやると言い出して家来が止める→優秀な家臣等が表れて難題達成」というのが多のかな。
神田松之丞さん『浪花侠客伝 違袖の音吉』
松之丞さんのDVDにも入っています。少年時代の音吉が出てくる、松之丞さんのギャグがふんだんに入った爆笑系の話です。子供の可愛らしいやんちゃぶりもさることながら、実は親分の凄みとギャグとのギャップがこの話をより盛り上げているように思えます。ドスの効く語りの得意な講談師ならではで、落語家さんにはなかなか出来ないやり方ではないでしょうか。さすがですねぇ。琴調先生の還暦をパーッと盛り上げてくれました。
神田春陽先生『柳沢昇進録 徂徠豆腐由来』
実は『徂徠豆腐』を初めて聴いたのは春陽先生のでした。そのためか、私の頭の中でこの話は春陽先生のがスタンダードになっているようです。講談師というより落語家っぽいとぼけた感じの中に時折講談師らしいキレのいい語りが入る春陽先生。会場にいらっしゃった柳川さんご夫妻に言われて初めて気が付きましたが、貞心先生などは赤穂浪士討ち入りが同時並行で行われている事を春陽先生のほど強調していないのですね。どちらがいいかはお好みしだいでしょうが、赤穂義士伝が好きな人は、春陽先生のやり方の方が「あの討ち入り前後の裏ではこんなドラマもあったのか」と気に入りそう。私はそれほど義士伝好きではありませんが、春陽先生の「スピンオフ」っぽいやり方のほうが好きかも。因みにこの『徂徠豆腐』、「情けは人のためならず」という「いい話」的なストーリー自体はあまり好きになれず、人物描写等を楽しんでいます。
宝井琴調『名工奇談 観世肉付きの面』
琴調先生の会なので普通ならご本人が2席でしょうが、今回は長講一席……といっても、マクラ(本編に入る前の世間話等)が1席分あったような。琴調先生の語りは笑いも多く、講談好きにも落語好きにも好かれそうな語りです。マクラでは笑いもいっぱい。しかし、本編はグッと迫ってくるところもあり、そこはさすが講談師。人情噺っぽいストーリーですが、「いい話」的な薄っぺらさを全く感じさせないのはさすが。
何はともあれ、琴調先生還暦おめでとうございます。
翌日の今日は落語協会の謝楽祭で牛たんの出店をやったそうですが、こちらも盛況だったようで。
これからもお体に気をつけて、素敵な高座を。