昨日行われた講談教室お披露目会(発表会)について、今度はリハーサルの様子を。

集合時間の12時半の20分ほど前になると、出演者の皆さんがチラホラと集まってきました。
会場に慣れるため、各々がリハーサル。

私の演目は講談ではなく、『ガマの油』の売り口上。
落語『ガマの油』の、酔っ払ってぐずぐずになるくだりの前までとほぼ同じです。
講師の神田山緑さんが筑波山の蝦蟇の油売り口上保存会からお免状をもらっているので、最初は保存会の正調のままやってみようと思っていました。
しかし、じっくり目にやると13分ほどかかる。
私には長くてチトきついし、今後、この部分を落語の『ガマの油』の前半として再利用したいとも思っているので、山緑さんに相談し、私なりに8分30秒ほどまで縮めました。
1週間前の個人レッスンで講師の神田山緑さんに(本編部分のみ)短く縮めたものを最終チェックして頂き、アドバイスも頂き。
1週間稽古していました。

本編の方は、時々違う台詞が出そうになるものの、本番3~4日前には大丈夫になってきた。

問題はマクラ(本編に入る前の導入)。
本来ならマクラをふる必要もないのですが、私の演目は(物語としての)講談ではなく啖呵売の口上なので、いきなり始めると何が始まったのかわからない。
それに、いろいろ思うことがあり、私としてはこの演目ではどうしてもマクラを入れたかったのです。

本編(8分30秒~8分45秒)とのバランスを考えると、講師の山緑さんのアドバイス通りマクラは2分程度にまとめた方が良さそう。
マクラで喋りたいことは前々からある程度決まっていたが、本番5日前、それを自分なりにまとめて喋ってみたら、そこそこ急いで喋っても5分かかっちまった。

……長すぎるだろ。

ということで、本番4日前にはマクラをどう削るかを考えつつ。
本編は「テンパッても途中で止まったりしないように、思い出そうとしなくても台詞が自然に出てくるよう慣れる」ことを目的に稽古。

マクラの内容がある程度固まったのは2日前。長さもまぁまぁになってきた。
ただ、マクラはまだ喋る内容・構成を思い出しながら喋っている状態なので、油断すると台詞を間違えてグズグズになったり、大事な所で噛んじゃったり、「早口で言葉が雑」な私の最も悪いところが顔を出してしまう。
結局、それほど引っかからず何とかマクラを喋ることができるようになったのは前日の夜でした。
しかし、まだ余裕が無いからか慌ただしく、いっぱいいっぱい。

「マクラを通して、本編で伝えたいことがより伝わりやすくしたいのだが、この調子だと、このマクラの余裕の無さがかえってお客さんの気持ちを遠ざけ、本編の調子も崩してしまいそうな気もするなぁ」なんて思いつつ迎えた当日の朝。
起きてしばらくしてから、最終チェックとして、マクラから本編を通しでやってみる。

マクラは、いっぱいいっぱいな感じはするもののとりあえず何とか最後まで引っかからずにできた。

本編は、一昨日辺りから今まで引っかかり気味だったところもクリアーできるようになってきていて、まぁ大丈夫……と思っていたら。
今まで一度も引っかっかったことのなかった「まさかこんな所で?!」な所で引っかかり、しかも、暫く台詞が出てこなかった。
うぁ、大丈夫かよ……と凹む。
その後、もう一度通しでやってみたら大丈夫でしたが、ものすごく不安になりました。

そんなこんなで、迎えた当日の高座でのリハーサルでして。
皆さん途中までの声出し程度で終わっていましたが、私はつい調子に乗って、マクラと最後の一言を除いた本編の部分をフルにやっちゃいました。
そのためか、私より後にリハをやった方は、講師の山緑さんから途中で「じゃ、そんな調子で」と途中で止められていました。申し訳ない。
リハーサルでは、途中で絶句しまうこともなく最後までできて、とりあえず安心しました。

そんな私のリハーサルの様子……とても公開できるレベルではないので、今朝まで公開するかしないかかなり迷ったのですが。
「今の私はこんな状態だ」ということを見ていただくことにし、思い切って晒します↓。



自分では「ゆったり目にやっている」つもりでしたが、映像を見ると、途中から慌ただしくなっていますね。
私の「早口でバタバタする」という最も悪い癖が出てしまい、そのため、慌ただしく、自分では変化をつけて喋っているつもりでも、ずーっとバタバタ同じ調子で喋っているように聞こえます。
これは1週間前にあった山緑さんの個人レッスンでも指摘され、アドバイスも受けていましたが、子供の頃からの悪い癖で、落語を習い始めてからもずーっと長いこと苦しんでいる悪い癖なので、なかなか直らないようです。

で、リハも終わっていよいよ本番なわけで。

リハとは違い、本番ではマクラを振りました。
マクラでは「東スポが伝統芸能になる可能性」を「蝦蟇の油の売りの口上とは」につなげて喋りました。
さてさて、本番はどうなったか。
これについては、また後日の日記にて。