一昨日、小保方晴子氏の記者会見が行われたようですね。
私は会見の様子をニュースなどで断片的にしか見ていませんが、結局、新しい証拠は何も示されなかったそうで。
論文の出来やSTAP細胞が出来たかどうかはともかく、今まで彼女から出された文書での反論、そしてニュースで流れた今回の映像を見て「なんだか、えらく慣れているなぁ」と思わされました。

顔の表情や声の調子、涙を流すタイミング、証拠を示していないのに妙に説得力のある語り口、化粧、服装……全てが、同情で周りを味方につける技術として完璧に出来上がっている。
企業が不祥事を起こし謝罪会見などをやる時でも、こんなに上手くは出来ないんじゃないか……

素人が一人でやっているとはとても思えん。
こりゃ、プロの仕事だろ。

と思って記事などをちょこちょこ読み進めていくと。
彼女をサポートしている代理人はどうやら「三木秀夫」という弁護士さん。
どんな人だろうと思って調べていくと。

やはり、偽装問題・謝罪会見のプロのようです。

THE NEW CLASSICより
「小保方晴子氏の代理人弁護士・三木秀夫氏に注目」

http://newclassic.jp/archives/11363

今回の件では三木弁護士の名前がよく出ているいので、その手腕を世間にしっかりアピールできたのではないでしょうか。
多くの会社の幹部・広報が「不祥事を起こして訴訟問題になったら、三木弁護士に頼んだらよさそうだな」と思ったことでしょう。
今回の三木弁護士の報酬がどれだけなのかわかりませんが、無償で引き受けたとしても充分に元はとれていると思います。

それはともかく。
ネットでは様々な憶測が飛び交い、いろいろなことをひとくくりにした感情的な意見も多いようですが。
とりあえず、「そもそもSTAP細胞はできるのか(STAP細胞そのものの問題)」と「今回の論文はSTAP細胞ができたということを示す論文として認められるものなのか(論文の出来・不出来の問題)」は分けて議論すべきでしょうね。
仮に、他の誰かが別のやり方でSTAP細胞を作ったとしても、それで「小保方氏の論文は正しかった。認めるべき」ということにはならないです。
その場合「最後の答えがたまたま合っていた」というだけで、STAP細胞生成に貢献しているとは言えないでしょう。
もちろん、小保方氏自身が今回の論文で示したやり方で生成に成功したら小保方氏を評価すべきでしょうが、今のところ彼女のやり方で追試験をした人たちは誰も上手くいっていないので、それは望み薄なように思えます。

いずれにしても、少しでも研究の世界にいた人間なら(理工系の修士課程の学生、学部4年生の学生でも)「ありえない。本当かよ」と思うであろう事が多い今回の件。
今後、このようなことが起こらないことを願うばかりです。

宮藤官九郎氏脚本の『謝罪の王様』の予告映像を思い出しちゃった(映画本編はまだ見ていないけど)。
『謝罪の王様』予告

https://www.youtube.com/watch?v=h9p2aNHYGFM