今日は授業なし。
今日は池袋演芸場に行ってきました。
数年前、O予備校池袋校が池袋駅西口側にあった頃、よくここの前を通っていました。
その頃はまだそれほど落語に惹かれていなかったので「昼間っからこんなところに入る奴なんているのかねぇ」と思っていたのに。(笑)
ここは昼の部と夜の部があります。池袋演芸場は大人入場料2500円。浴衣・着物で行くと2000円だって。
昼の部と夜の部に入れ替えがありません。つまり、12時頃から夜20時半までずっといてもこの料金です。
貧乏性の私は、昼から夜まで通しで居続けることにしました。
開演は12時半、開場は12時。
私は11時50分頃に到着しましたが、そのときにはもう中に入ることができました。
寄席はそれぞれの月が上席(1~10日)、中席(11~20日)、下席(21~30日)の3単位に分けられていて、2月の上席である今期の池袋演芸場は、独演会即日完売のエース級の噺家さんが数人出ます。
混んでいるだろうなぁ……と思ったらそれほどでもなく、私は、最も好きな席である出口側最前列の端っこに余裕で座ることができました。開演後暫くするとほぼ満席になりましたが。
開演前にC&Cのカレーで腹ごしらえをして「ちょっと早いけど、そろそろ戻って本でも読みながら待っていようか」と思い、12時13分頃に会場に戻ると、会場内で「そろそろ開幕となります」とのこと。
「あれ? 開演は12時半からじゃないの?!」と思ったら。
出てきたのは、可愛らしい女の子。
「な、何? 舞台清掃のバイトの女の子?」と思ったら、着物を着ています。
座布団の上に座ると、自己紹介をして落語を語り始めました。
寄席というのは、本格的な開演の前に、前座さんが噺をするものみたい。
この女の子は、どうやら前座さんのようです。
女性の落語家さんを生で見たのはこれが2度目です。最初に見たのは立川こはるさん。そういえば、こはるさんも前座さんだっけ。
この前座さんは、めくり(舞台下手に置かれた名前の書いてある紙)をみると「ぽっぽ」さん。噺は『金明竹』。
女性の噺家というのはかなり珍しい。
以前、らく塾で立川志らく師匠が女性落語家のハンディについて話していて、先日、ドキュメンタリー番組で、三遊亭歌る多師匠が、女性落語家の苦労について話していました。
・女性は声が高いので、特にご隠居さんの声などで違和感を覚えてしまう。
・では、花魁やおかみさんなど女性を演じればよいかというと、落語は「男性が女性を演じる」ように作られているので、女性が女性をやるともっと違和感を覚えてしまう。
等。
確かに、立川こはるさんの『つる』を見たときにも、高い声が気になって、ご隠居さんを演じると違和感を覚えました。
女性が落語をやる場合、男性用に練り上げられてきた技術を作り直さなくてはいけないところも多いようです。
で、今日のぽっぽさん。そんなハンディは全く感じさせません。流れるように綺麗に語って、上手だねぇ。
旦那さんを演じても、おかみさんを演じても、私はそれほど違和感を覚えませんでした。
むしろ、おかみさんは仕草が女性らしくて色っぽい。
午前の部終了時、休憩所に行くと、ちょうどぽっぽさんが楽屋から出て移動するところでした。ファンらしきおじさんに「上手くなったねぇ」と声をかけられていたので私も便乗してお名前を訊くと「春風亭ぽっぽ」さんとのこと。続いてキャリアを訊くとまだ3年。前座の上の方だって。
上手だねぇ。そろそろ二つ目になるんじゃないでしょうか。
見た目も可愛らしいし、落語も上手いし、これから人気が出そう。
でも、ビジュアル優先で変な持ち上げられ方をされて潰されないことを祈る。
ぽっぽさん、お急ぎとのところ、引き留めてゴメンナサイ。
この後(開演後)の出演者はこんな感じ。以下、登場順で敬称略。
柳家わさび『湯屋番(の、本題に入る手前まで?)』。3月12日に公開される映画『落語物語』の主役。ちょっと頼りない感じの二つ目さんですが、落語はきっちりしていました。
東京ガールズの俗曲。女性三味線コンビの漫談です。落語だけでなくこういうのもあるとホッとしますね。「寄席」という雰囲気も味わえるし。
隅田川馬石『鮑熨斗(あわびのし)』の途中まで。
柳家さん生で、私の知らない噺。お芝居の噺でした。
ロケット団の漫才。相撲ネタなどで会場爆笑。さりげなくスッと切りるような笑いが面白かった。
橘家円太郎で、私の知らない噺。田舎の権兵衛さんがお芝居をやったときのことを語る噺。綺麗な江戸弁の語り口が気になっていて登場を楽しみにしていた師匠ですが、遠回しに、この後登場する六代目柳家小さん師匠を皮肉るのはどうかと。
春風亭百栄で、舞台に登場した落語家が客の様子を見て古典をやるか新作をやるか迷っている様を描いた新作落語。独特の妖しい雰囲気のある人です。落語会のエースの一人である柳家喬太郎の代役でかなりのプレッシャーがあったと思いますが、独特のアイデアと描写でしっかり笑いを取っていました。
ダーク広和の奇術。奇術(手品)というよりも、トランプを用いた曲芸のような。マギー司郎っぽいとぼけた語り口の面白さと見事な手さばきに会場は笑いと拍手。
柳家小袁治『三年目』。池袋演芸場の前に「ひざまくら 耳かき」なる妖しいお店の看板がありますが、マクラはそれに絡んだネタ。
ここで中入り。
「中入り」といっても「午前の部の中入り」です。
売店で、映画『落語物語』のチケットを売っていました。
古今亭志ん馬『のめる』。綺麗な語り口でした。
柳家小さん(六代目)『替り目』。この人のことを「先代(五代目)と比べて下手だ」と悪くいう人も多いようです。確かに人間国宝の五代目と比べたら上手くはないのかもしれませんが、私にとってはそれほど悪いとは思えませんでした。
柳家小菊の三味線を用いた俗曲で、やはり「ひざまくら 耳かき」に関するもの。
午前の部の最後は、林家しん平『死神』。普段は新作をやる師匠のようですが、今日は古典。声がとても大きくて、怖いくらいに迫力がある。3月12日公開映画『落語物語』の監督さんです。
午前の部はこんなところ。
あ、そろそろ日付が変わる。
午後の部については、また明日の日記にでも。
今日は池袋演芸場に行ってきました。
数年前、O予備校池袋校が池袋駅西口側にあった頃、よくここの前を通っていました。
その頃はまだそれほど落語に惹かれていなかったので「昼間っからこんなところに入る奴なんているのかねぇ」と思っていたのに。(笑)
ここは昼の部と夜の部があります。池袋演芸場は大人入場料2500円。浴衣・着物で行くと2000円だって。
昼の部と夜の部に入れ替えがありません。つまり、12時頃から夜20時半までずっといてもこの料金です。
貧乏性の私は、昼から夜まで通しで居続けることにしました。
開演は12時半、開場は12時。
私は11時50分頃に到着しましたが、そのときにはもう中に入ることができました。
寄席はそれぞれの月が上席(1~10日)、中席(11~20日)、下席(21~30日)の3単位に分けられていて、2月の上席である今期の池袋演芸場は、独演会即日完売のエース級の噺家さんが数人出ます。
混んでいるだろうなぁ……と思ったらそれほどでもなく、私は、最も好きな席である出口側最前列の端っこに余裕で座ることができました。開演後暫くするとほぼ満席になりましたが。
開演前にC&Cのカレーで腹ごしらえをして「ちょっと早いけど、そろそろ戻って本でも読みながら待っていようか」と思い、12時13分頃に会場に戻ると、会場内で「そろそろ開幕となります」とのこと。
「あれ? 開演は12時半からじゃないの?!」と思ったら。
出てきたのは、可愛らしい女の子。
「な、何? 舞台清掃のバイトの女の子?」と思ったら、着物を着ています。
座布団の上に座ると、自己紹介をして落語を語り始めました。
寄席というのは、本格的な開演の前に、前座さんが噺をするものみたい。
この女の子は、どうやら前座さんのようです。
女性の落語家さんを生で見たのはこれが2度目です。最初に見たのは立川こはるさん。そういえば、こはるさんも前座さんだっけ。
この前座さんは、めくり(舞台下手に置かれた名前の書いてある紙)をみると「ぽっぽ」さん。噺は『金明竹』。
女性の噺家というのはかなり珍しい。
以前、らく塾で立川志らく師匠が女性落語家のハンディについて話していて、先日、ドキュメンタリー番組で、三遊亭歌る多師匠が、女性落語家の苦労について話していました。
・女性は声が高いので、特にご隠居さんの声などで違和感を覚えてしまう。
・では、花魁やおかみさんなど女性を演じればよいかというと、落語は「男性が女性を演じる」ように作られているので、女性が女性をやるともっと違和感を覚えてしまう。
等。
確かに、立川こはるさんの『つる』を見たときにも、高い声が気になって、ご隠居さんを演じると違和感を覚えました。
女性が落語をやる場合、男性用に練り上げられてきた技術を作り直さなくてはいけないところも多いようです。
で、今日のぽっぽさん。そんなハンディは全く感じさせません。流れるように綺麗に語って、上手だねぇ。
旦那さんを演じても、おかみさんを演じても、私はそれほど違和感を覚えませんでした。
むしろ、おかみさんは仕草が女性らしくて色っぽい。
午前の部終了時、休憩所に行くと、ちょうどぽっぽさんが楽屋から出て移動するところでした。ファンらしきおじさんに「上手くなったねぇ」と声をかけられていたので私も便乗してお名前を訊くと「春風亭ぽっぽ」さんとのこと。続いてキャリアを訊くとまだ3年。前座の上の方だって。
上手だねぇ。そろそろ二つ目になるんじゃないでしょうか。
見た目も可愛らしいし、落語も上手いし、これから人気が出そう。
でも、ビジュアル優先で変な持ち上げられ方をされて潰されないことを祈る。
ぽっぽさん、お急ぎとのところ、引き留めてゴメンナサイ。
この後(開演後)の出演者はこんな感じ。以下、登場順で敬称略。
柳家わさび『湯屋番(の、本題に入る手前まで?)』。3月12日に公開される映画『落語物語』の主役。ちょっと頼りない感じの二つ目さんですが、落語はきっちりしていました。
東京ガールズの俗曲。女性三味線コンビの漫談です。落語だけでなくこういうのもあるとホッとしますね。「寄席」という雰囲気も味わえるし。
隅田川馬石『鮑熨斗(あわびのし)』の途中まで。
柳家さん生で、私の知らない噺。お芝居の噺でした。
ロケット団の漫才。相撲ネタなどで会場爆笑。さりげなくスッと切りるような笑いが面白かった。
橘家円太郎で、私の知らない噺。田舎の権兵衛さんがお芝居をやったときのことを語る噺。綺麗な江戸弁の語り口が気になっていて登場を楽しみにしていた師匠ですが、遠回しに、この後登場する六代目柳家小さん師匠を皮肉るのはどうかと。
春風亭百栄で、舞台に登場した落語家が客の様子を見て古典をやるか新作をやるか迷っている様を描いた新作落語。独特の妖しい雰囲気のある人です。落語会のエースの一人である柳家喬太郎の代役でかなりのプレッシャーがあったと思いますが、独特のアイデアと描写でしっかり笑いを取っていました。
ダーク広和の奇術。奇術(手品)というよりも、トランプを用いた曲芸のような。マギー司郎っぽいとぼけた語り口の面白さと見事な手さばきに会場は笑いと拍手。
柳家小袁治『三年目』。池袋演芸場の前に「ひざまくら 耳かき」なる妖しいお店の看板がありますが、マクラはそれに絡んだネタ。
ここで中入り。
「中入り」といっても「午前の部の中入り」です。
売店で、映画『落語物語』のチケットを売っていました。
古今亭志ん馬『のめる』。綺麗な語り口でした。
柳家小さん(六代目)『替り目』。この人のことを「先代(五代目)と比べて下手だ」と悪くいう人も多いようです。確かに人間国宝の五代目と比べたら上手くはないのかもしれませんが、私にとってはそれほど悪いとは思えませんでした。
柳家小菊の三味線を用いた俗曲で、やはり「ひざまくら 耳かき」に関するもの。
午前の部の最後は、林家しん平『死神』。普段は新作をやる師匠のようですが、今日は古典。声がとても大きくて、怖いくらいに迫力がある。3月12日公開映画『落語物語』の監督さんです。
午前の部はこんなところ。
あ、そろそろ日付が変わる。
午後の部については、また明日の日記にでも。