最近読み始めたというか、まだそんなに続いてないけど…最近ジャンプ系の面白さに気付いたもので、今後今更感あるかもしれませんが、忘れないうちに紹介していきたいと思います。

 

 主人公が成長していってどんどん強くなる敵を倒していくシリーズ。漫画って本当によく戦うよね。わたしは、何でいちいち強くならないといけないのか、なんで必ず勝つのか疑問です。

 本作は、そもそも身体能力の高い主人公が、超強い呪いの指を飲み込んで、なんか凄い能力を得ると共に討伐対象になっちゃった、っていう始まり方。なんだかんだと討伐はされないのだけど、呪術師が集まる高専に入って、そこの同級生や先輩と色んな事件に関わっていく物語。主人公がチートキャラって設定もシンプルだけど結構好き。登場人物の個性や、血筋による相関もあって、人間関係(因縁)による絡まり方はベタだけど結構好き。いきなり最強キャラ出てくるし。そもそも呪術師自体の数が少なそうで、そういう意味ではキャラが湧き出る感じではなく、キャラ個々を活かしていく展開になるんだろうかなぁ。

 関係ないけど、蝿頭(ようとう)というキャラが出てくるんだけど、これが何かに似てるなぁ…って思ってて、それがずっと思い出せなかったのだけど、

←これ

 

なんだろう。

 

 これかなぁ。もやもやする。まぁいいけど。

 

 作者は『BLEACH』の作者に憧れている?だとか。言われてみると主人公のタイプはなんとなくBLEACHの人っぽい(途中までしか読んでない)。線が粗いようにも見えるけど狙ってるんだろうなぁ。読みづらいわけでもないし嫌いな感じではないので個性ってとこですかね。まだ巻数もそれほど出てないので、今後の展開が楽しみな漫画です。

 

 とっても雰囲気の良い19世紀ユーラシア大陸のお話。12歳の男の子、カルルクに嫁いできた20歳の花嫁アミルさんを取り巻くご近所物語からスタート。わたし個人としては、話のテンポ、雰囲気、キャラクターどれも大好きで、何より森薫先生の絵の「絵が好きなんです」という感じがまた作品を面白くしてくれているように思います。少しずつ縮まっていく人間模様、少しずつ開いていく人の心の描写がまたたまりません。

 わたし自身、この時代の中央アジアに詳しいわけではないのですが、文化的な側面に触れるのも面白いですし、主人公格がちょいちょい変わるので、単一的なストーリーを追うわけでは無く、若いイギリス人の話になったり、誰それが結婚したり結婚したり結婚したり…そういえばみんな結婚してる。わたしもこのブログを始めた頃は結婚しておりましたが、ひょんなことで離婚して以来鳴かず飛ばずの日々でございまして…って関係ないですね。この作品にあやかってわたしも結婚したいです。

 

 これも言ってしまうと大変失礼なのですが…荒川弘先生の『アルスラーン戦記』もまた文明レベルでは近く、作品のジャンルは全く違うのですが、なんていうか、先生の逆パターンも見てみたいというか。具体的に何が、と言いたい訳では無いのですが、勝手に似た匂いを感じちゃったりしています。わたしはどちらも大好きなので、ただのファンの妄言ですが。

 そういえば、森薫先生の『エマ』もお勧めです。雰囲気と登場人物の魅力が堪らない。まったり系好きな方ははまると思います。

 

 以前紹介した『悲しみのイレーヌ』の続編です。和訳はこちらが先なので、日本では順番がちぐはぐになってしまうようですのでお気を付けください。

①悲しみのイレーヌ

②その女アレックス

③わが母なるロージー(中編で最新)

④傷だらけのカミーユ

の順となっております。

 

 ある日のアレックスの身に起きた出来事から始まり、事件を追うヴェルーヴェン。アレックスを救うべく、事件の真相に近付くことがようやく出来た頃、全てが上手く行かなくなってしまい、また謎が増える。

 『悲しみのイレーヌ』から読んだわたしとしては、どのようなミステリーが潜み、わたしにミスリードをさせようとしているのか。よもや『悲しみのイレーヌ』のようなトリックは有り得ないとして、フーダニット(誰がやったのか)、ホワイダニット(なぜやったのか)を読みながらずっと考えました。

 綺麗で可愛くもある魅力的なアレックスが何故事件に巻き込まれたのか。次から次へと展開していくストーリーに引き込まれつつ、予想だにしない結末に驚きました。やはり嫌なミステリーであること、表現が痛々しいことは前作同様でありますが、実直で短気なヴェルーヴェン警部と、強く魅力的に描かれるアレックスのコントラストが面白く、一人一人の登場人物の信念の強さに釘付けでした。

 

 2020年現在、『わが母なるロージー』は読破しておりませんが、次作である『傷だらけのカミーユ』も追って紹介いたします。このシリーズは是非読んて頂きたいと思っております。

 

 アカメが斬る!ということで主人公はアカメかと思いきや少年タツミ。腐った帝都に仇なす組織、ナイトレイドの一員となり、次々襲う強敵と闘い成長していくバトル漫画。

 特殊な能力が付与された帝具や臣具と呼ばれる武器を使う登場人物は、単純な戦闘能力だけでなく、それぞれの能力を活かした多彩な戦闘が見応えあり。アカメの帝具は傷一つ負わすだけで死に至らしめるという末恐ろしい武器を使う。それぞれのキャラが守るべきものを持っていて、それは敵でも味方でも同じで、悪の親玉的存在はいるにはいるが、基本的にみんな純粋な志の基に闘っている。きっと、この世の戦争っていうのもそういうものなんだろうなって思う。

 そんなナイトレイドを中心に、殺しあり、恋愛あり、死亡フラグ立ちまくりなストーリーが展開され、容赦なくご無体な戦闘が感情を揺さぶります。純粋な志と前述しましたが、本当に純粋なキャラクターが多くて、彼ら自身にも魅力が沢山あるので、ついつい応援したい気持ちが湧いてくるような(ちなみにわたしはラバックが好きです)。

 

 余談ではありますが、これと同時期に『七つの大罪』を読んでいた所、何か妙に設定が似ているような…既視感というかなんというか。複雑な感情が生まれたことを思い出しました。なんでだっけな。まぁいいか。ストーリーや設定に文句は無いのですが、もう少しエロがあると良かったなって、個人的には思います。

 

 当作品の時系列上手前に来る作品に『アカメが斬る!零』(完結)があり、こちらは主人公アカメが帝国側にいた時代の物語となっていて、時系列上後に来る作品として『ヒノワが征く!』の2作品が関連してあるので、そちらも追って紹介いたします。

 

 『寄生獣』でお馴染み、岩明均先生による古代ギリシャに生きるエウメネス少年の物語。

 全ての知識は古代ギリシャで完結していると言われますが、まさにその時代がテーマとなっていて、わたしの大好きなアリストテレス先生も登場致します。運命に踊らされるエウメネス少年が、持ち前の勤勉さにより得た知識を駆使して様々な難関を乗り越え大人になっていく。その様が、岩明先生独特のタッチで坦々と、しかしドラマティックに展開されていく、読み手を引き込む魔力のある漫画です。

 古代マケドニアのフィリッポス2世の息子、アレクサンドロス3世の家庭教師であるアリストテレスは、歴史上では万学の祖と言われ、あのソクラテスの弟子であるプラトンの弟子。没後にはキリスト教の教えにも影響を与えるほどの大人物でありました。ラファエロの絵画『アテナイの学堂』では真ん中にいるプラトンとアリストテレスがイデア論について議論しているとされていて、このプラトンのモデルがレオナルド・ダ・ヴィンチがモデルと言われています。めっちゃ横道にそれましたね(哲学大好きなんです)。

 物語としてどこまで進むかわかりませんが、そのアリストテレスに教えを得たアレクサンドロスは、ギリシャからインドを目指して征服していき、いわゆる「アレキサンダー大王」となる人物で、エジプトにある「アレクサンドロス」は彼にちなんだ地名となっています。

 そんなロマン溢れる時代を背景に、類稀な智謀を持つエウメネスがどのように生きていくのか。歴史、哲学好きな人は絶対に読んでおいた方がいい作品です。わたしのようないちおっさんでも脳汁飛び出るようにハマります。

 しかしながら、続きがなかなか出ず…『HUNTER × HUNTER』同様、傑作が遅いというのはじれったいジレンマですね。

 

 ヴェルーヴェン警部シリーズの第1作目。和訳としては二作目ですが、順を追って『悲しみのイレーヌ』を最初に読むのが良いでしょう。(シリーズ1作目『悲しみのイレーヌ』よりも先にシリーズ2作目『その女アレックス』の方が先に和訳されています。)

 わたしもTwitterで「面白い推理小説かサスペンス教えてちょ」って呟いた時に勧めて貰ったのがこのシリーズで、「なんか暗くて重そう」って印象だったのを覚えてる。フランスの翻訳本という事もあり、最初は訳者次第で読み続けられないかもなぁ、なんて思っていたものの、これがめっちゃ面白い。設定で言うと、短気で切れ者のヴェルーヴェン警部(以下、カミーユ)をある種優秀な両津勘吉だとすると、その周りに中川みたいな部下がいたり、大原部長みたいな上司がいたり。っていうと作品の雰囲気壊しちゃうか…。とにかく、皮肉屋で切れる警部、金持ちで勤勉な部下、ケチだけど根気のある部下や浪費家の部下…という、暗いストーリーにそぐわない色とりどりの登場人物が魅力で。

 ある連続猟奇殺人事件を追うことになり、カミーユのチームは動き出す。しかし、犯人はカミーユを挑発するかのように…色んな事をしてくるし、カミーユもやり返す。内容についてはサスペンスなのであまり言えないけどね。

 わたしが感心したのは、これだけの本を書いたピエール・ルメートルの才能です。文章だけではなく、構成も含めて非常に類稀なセンスを垣間見ることが出来る。そして、訳者も併せてという事になるのだろうけど、表現力がとても豊かで、想像力を掻き立てるシチュエーションの作り方、続きを気にさせる読ませる力がまた凄い。生々しさ、という部分も何らオブラートも無く、坦々と見て来たかのような表現をしてくる。

 ということで、サスペンスが好きな人は是非読んで頂きたい。わたしは小説自体の読書数は少ないですが、このシリーズは秀逸だと確信しています。ただ、エログロが苦手な人はちょっと大人になってからお読みになられることをお勧めします。本だけど、痛いんですよ。

 

 2019年に映画化されましたね。わたしはまだ観ていないのですが、どうだったのでしょう。

 主人公はいわゆる殺し屋さんです。殺しのパートナー(♀)と、兄妹設定に素性を隠し、関西にて一般人として暮らしましょう。という始まり。殺し屋さんということも有り、関西で家を貸してくれたりするのが極道さんで、偽兄妹を面白がっていじろうとして色々めくるめいてしまう感じの漫画。

 主人公の明(ファブル)が兎に角殺しに関して天才的で、キャラも天然…というか一般人との距離が有り過ぎたためか、常識から少し外れた感覚の持ち主。わたしはこの偽兄妹が面白くて好きでたまらない。

 平和に、何事も無く過ごしたい2人が次々にトラブルに巻き込まれていく様を見ていると、「一般人として生きていく…んだよな?」っていう疑問が湧いてくるのを通り越して、「なんかそんな設定あったな」という感じになってきます。

 妹役となった洋子も異常に優れた記憶力がある上、普通に強い。お酒が絡むストーリーは洋子が主体となって進むんだけど、これがめちゃくちゃ面白い。

 ストーリーや設定もそうなんだけど、この漫画の空気感が独特で、ゆる~い時と緊張感のある時とのギャップに揺さぶられる。これだけの説明だと伝わらないと思うけど、普通に人は死にまくります。

 

 

 

 『SKET DANCE』の作者、篠原健太氏の作品。1年間くらいの連載だったのかしら?

 わたしはSKET DANCEも好きだし、この先生の絵もノリも好き。で、全然知らずに買ったんだけど、一気に全部読んでしもうた。

 

 未来の話なんだけど、「惑星キャンプに行きましょう」ということで、9人の少年少女が9光年先の星に向かいました。そこから始まるトラブルが原因で、みんな凄いやばい状況になる。けど、なんとかそれを乗り越え…「みんなで帰ろうぜ」って健全な方向に物語が進んでいく。少年少女の前向きなエネルギー羨ましい。

 読み進めていくにつれて、読者に様々な違和感と気付きを与え、妙な気持ち悪さを覚えるものの、広がった風呂敷を綺麗に畳んでくれる。多分わたしは伏線回収物の漫画が好きなので、この『彼方のアストラ』はめっちゃツボだったと言えるでしょう。

 

 篠原先生の漫画は、画が綺麗でコマ割りやツッコミのテンポが良いので読み易い。遠回りをしていそうに見える時もあるけど、無駄のある遠回りではないというか。いずれにせよ、5巻までと短い漫画であり、Book Live等の電子書籍では合本もあるので、ライトにつるりと読了できます。その割に、読み応えがしっかりあるので、個人的にはお買い得な漫画であると言えるでしょう。買いです。

 

 そこそこ長編の博打漫画。

 博打の天才、貘さんが色んな人と博打をしていく。途中、凄い強い仲間が出来たり、賭郎という博打の立合人を務める組織と云々する。そういえば夢を喰う動物が貘だから、夢喰いの貘と嘘喰いの貘、何か掛けてるのかな。関係ないか。

 

 博打はオリジナルの物が多く、先が読めない心理戦を繰り広げるが、その裏で行われる暴力の表現も凄い。というかバトル漫画としてもご飯が進む構成になっている。地味に親子とか兄弟設定の人物が多く、その人間関係も面白い。あと、博打のスケールがどんどん大きくなっていくのも見所。基本、みんな簡単に命を賭けちゃうのも特徴。沢山出てくる立会人も、それぞれ個性が強くて面白い(なんかみんな厨二)。わたしは門倉立会人が好きで好きでたまらない。

 気付くと画が物凄く綺麗になっていて、書込み量もなんて言うか圧巻。坂本眞一氏による『イノサン』と似て非なるが、画と線に対する美とこだわりを感じる。

 ひとつひとつの章でも大きな括りで見た時も、伏線の回収が見事で、「作者もよく覚えてるな…」と感嘆致します。まぁ読み応え抜群の漫画であることは間違いなし。です。

 

 

 ちょっと色々ありまして、2012年以降更新しておりませんでしたが、2020年にもなりましたし、わたしも良いおっさんになったわけです。そんな折に、わたしの好きなものやこだわっているものが結構沢山あることに気付いたので、今後はこちらのブログで紹介していこうと思うわけです。

 

 という流れなんですが、第一弾はもうみんな大好き『HUNTER × HUNTER』です。

 もはや説明不要かと思いますが、わたしが高校生くらいの頃から連載が始まっているんじゃないかな。青春~中年まで思い出をカバーできる漫画ってすごい。

 JUMP特有の闘って、なんとか勝って、成長して、もっと強いのが出てきて、また闘うんだけどなんだかんだして勝っちゃう。みたいな流れから一線を画すストーリー。いや、なんだかんだして勝っちゃうわけなんだけど。パズル的な要素が強いっていうか、読者の予想をことごとく打ち砕いていく展開がもうハァハァ物です。

 やはり念による相性というか、単純な強さで勝敗がある訳では無く、それぞれが工夫して強みを活かす。未だにわくわくするこの漫画、とりあえず紹介第一弾としてこちらに挙げます。読んで絶対後悔は無いと思うっす。