おはようございます。
認定ヨーガ療法士を目指す ヨガインストラクター・看護師 山本めぐみと申します。
昨日、かつて全米ヨガアライアンスRYT200 ティーチャートレーニング(養成講座)
を受講した同期の仲間と同窓会ランチがありました。
1年〜2年のお久しぶりでした。
ベジタリアンランチ↓↓↓
皆それぞれが、ヨガに対する思いがあって、ヨガを楽しんでいて、そして、より高み
を目指している…ヨガの話は尽きません。
仲間とのつながりって、やっぱりいいですよね。
日頃会っていなくても、仲間の存在は励みになり、
こうして久しぶりに会うと、初心にかえることができます。
ヨガは “自分と向き合うもの” というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
でも、ヨーガ療法では、社会とのつながりも大切なものとされています。
ここで、改めて、ヨガ という言葉の意味。
ヨガをやっている方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。
ヨガの語源は、牛車の牛と牛を繋いでおく横木「軛(くびき)」を意味する
サンスクリット語「yuj(ユジュ)」に由来し、そこから、
ヨガは「結合する」「つなぐ」、
英語では「unity=2つ以上のものを繋ぎ止めておく」という意味を持ちます。
つまり、ヨガは、自己存在(身体でも心でもなく魂)を宇宙の根本原理・生命原理と
結びつける、同一化することであり、そのために、心の働きをコントロールする鍛錬
であるとも言われています。
…うーん。よくわからないですよね。
「私は〇〇です」の〇〇には何が挙げられますか?
例えば、私はめぐみです。私は看護師です。私は母です。私は女性です。
私は背が低いです。私は頑張り屋です。
他にも、どこどこ大学出身、とか、お金持ちの家に生まれた、とか、
役職や輝かしい経歴を持っている、とか…
…これらはどれも、”私”の身体や心や俗世で生きている”私”の特徴を表す、
私に属しているものではありますが、
私そのものではありません。
どれも、私が死んだら残りません。
私そのものとは、いわゆる魂、命そのもの。
ヨガでは、私も猫も森も海も、あらゆるものが生かされている
根本原理、動力因があると言われています(ブラフマン、アートマン)。
ちっぽけな私ではなく、もっと大きな存在とのつながりに気づくこと、
それがヨガの悟りでもあります。
ヨーガ療法の実習は、ヨーガの体操(アーサナ)と呼吸法と瞑想を行います。
ヨーガの体操は、簡単な身体の動きと呼吸を連動させることによって自分を客観視
し、自己コントロール力を養います。
筋肉の緊張(力を入れる)と弛緩(力を緩める)を繰り返すことにより、
より深い弛緩(リラックス)へと導きます。
あえて緊張を作ることで、弛緩(身体と心が緩んでいる、リラックスしていること)
を意識しやすくします。
呼吸法は、呼吸をコントロールすることによって副交感神経を優位にし、緊張した
(交感神経優位の)身体と心を意識的にリラックスさせます。
これにより、自律神経系(交感神経・副交感神経)の随意コントロールだけでなく、
内分泌系(ホルモン)や免疫系の働きを調整することも可能になります。
瞑想はヴェーダ瞑想と言って、1つのテーマについて自身の過去の体験を振り返り、
自分について調べます。
時に、インド古来から伝わる寓話や聖典の教えを紹介し、それをもとに自分の体験を
振り返り、自分を調べることで、新たな気づきが得られるようになります。
こうして自己コントロール力が身につくと、
周囲の物事や人間関係に心が引きづられなくなります。
新たな気づきから、柔軟で自由な発想が生まれ、ポジティブで創造性のある行動へと
変わっていきます。
ヨーガ療法は、心身症や病気をお持ちの方に限られたセラピーではありません。
ストレス社会に生きるすべての人にとっての ストレス・マネジメント法 でもあるの
です。
最後にインドの諺を紹介します。
心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。運命が変われば、人生が変わる。
ヨーガ療法で、皆様の人生をより良いものにするお手伝いができるように、
勉強と準備を進めております。