カウンセラーは間違ってはいけないのか? | こころエデュケーショナルサポート 代表:早川菜々

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心理相談/学習/教育相談 すべての子どもと大人の幸せのため。
公認心理師・心理セラピスト 早川菜々 https://coco-edu.net/

実力と信頼を高めたプロを目指す方に

お読みいただきたいシリーズの第3回目です。



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心理カウンセリングの手法や流派的なものは

現在はたいへん多岐に渡るので

私の考えは全ての方に当てはまる

...というわけではもちろんありません。



ただ...

心理カウンセラーつまり相談業を名乗る者にとって

対象となるクライアントとの関係性については

同じであってほしいという願いがあります。




関係性の良し悪しは

カウンセリングの効果を大きく左右するもの

..,と言っても過言ではないでしょう。



カウンセラーとクライアントは対等な関係にある。

これは人間としてという意味です。




けれど...

「カウンセラーとして...」

という言葉をたまに聞きますが

その言葉が前置きとしてある時は



「カウンセラーは間違ってはいけない」



という前提の元に話されているように思います。




何かに困って相談に来る方は...


自分より一段上にいる人に聴いてほしい。

一段上にいる人は広い視野で見てくれる。


そういう期待を持って来談されるでしょう。



「答えは全てクライアント中にある」

という基本に立つならば



ここでカウンセラーまで

一段上にいなくては!と気負うならば

二段上になってしまい(笑)

クライアントの中にある答えは

見えづらくなるでしょう。




心理学やカウンセリングの技法は

クライアントの中にある答えを見つけやすくする

手段であるに過ぎません。



どれだけ勉強したり

技術や経験を積み重ねてきたとしても



私たちは「間違わない人間になる修行」を

してきた訳ではありません。



むしろ...

間違っていることに早く気づくように

成長していくのかもしれません。