こころの内を観る (2)

つづきです


最終回。







結婚して30年経った いま


旦那さんと一緒になって

本当に良かったなぁと感じて




島根県の出雲大社


縁結びの神さまの前で



夫婦ふたりで


出逢えた喜びと感謝をお伝えしたい




今年1月に

そんな思いからはじまった


私たちの出雲の旅計画は




3月に決行のはずが…

家族の救急搬送によって



今回の予定をキャンセル







キャンセルしたことで



受け取ったことがあり


日々 暮らす

この土地の神さまに


手を合わせ

感謝をお伝えしたのでした










そして…



まだまだ検査がつづいているものの



救急搬送され、命をつないだ

家族のこと






実家の母の見違えるほどの変化を

見せてもらえたことを





一旦、隣に置いて











わたしのこころの内を感じながら



就寝したのでした









いつもなら


すっと眠りにつく わたし





だけど


胸のあたりが モヤモヤして


次第に イライラしてきて





夫婦揃って就寝した

真っ暗な部屋で




気づけば


枕を殴っていました





横に寝そべった体制で

片手で

殴っていたけれど




次第に激しくなり



両手で


枕を 何度も 何度も 殴って…










隣で寝ていた 旦那さんが


目を覚ましたことには



気づいたけれど





特に 言葉を交わすわけでもなく
(こういうとき、ただただそばにいてくれる旦那さんなのです)





わたしの中にあったであろう


怒りや悲しみの感情を



枕を殴ることで




エネルギーとして


外に出して





いつの間にか


また眠ってしまいました






次に目が覚めたときには



すっかり 朝














起きて 居間へ行くと





旦那さんが



「ママ、大丈夫か?」と


やさしい表情で


しずかに話しかけてくれて






「大丈夫~」


ほっとした表情で答える わたし








ともすると


2ヶ月前から予定をしていた


出雲への2泊3日の夫婦旅が




キャンセルすることになった理由に


だけ



目を向けて





「仕方ないよね」


「また、いつでも行けるよ」




「家族が大変な時に行っても楽しめないよね」



「救急搬送されたんだからやむを得ないよね」



なんて言葉で


じぶんの願いを諦めさせたり

納得させたりしがち




実際に


キャンセルしたときには

そう感じていたし…





でも

人生において


この繰り返しをした結果




わたしは わたしをいつも後回しにするのが


当たり前になっていき



じぶんの気持ちがどこにあるのか


じぶんって、どんな人なのか


じぶんは、何がしたいのか





そうです


じぶんのことがわからない状態になり



もがきつづけ


生きている意味がわからない…



というところまでいったのでした






いまは


ものごとを分解してみられるように

なって



どんなじぶんの感情も


大切に取り扱うことが



少しずつ


できるようになったのです





今回でいうと


家族が救急搬送されたから

出雲への夫婦旅をキャンセルした




ではなく


家族が救急搬送された、以上。


出雲への夫婦旅をキャンセルした、以上。





別々の出来事として扱ったのです





そうなると


出雲への夫婦旅を2ヶ月

楽しみにしていたわたしの気持ちが


そこには

隠れることなく現れてきて





行きたかった感情や

キャンセルになった悲しい感情が

ありありと感じられて



怒りにも似た 

じぶんの願いを叶えてあげられなかった


その感情を


誰かにぶつけるでもなく




エネルギーとして


(枕を殴ることで) 外に出す


という行為になったのでした






じぶんの どんな感情も


大きい 小さいに かかわらず


丁寧に扱っていく




それが


じぶんを大切にすることに繋がり


じぶんへの信頼になる



と、感じている


わたしの健全なるやり方なのです





このブログを立ち上げる前まで書いてきた


ブログにもあるように






《ブログ:少しずつ》

やさしくありたい

そんな思いを日々の中で
家族や周りの人にしてきたつもり

それでも
いつも後回しになった わたしのこころは
どこかさみしくて満たされなくて
じぶんが苦しんでいることも 
何が苦しいのかもわからなかった


結婚をして 子どもにも恵まれ 
旦那さんの両親も大切にした


これでしあわせと言わなければ
何をしあわせというのか・・・

わたしは恵まれているんだ・・・



そうやって
じぶんの気持ちをないものにしてきた



いつしか
湧き上がる感情にフタをすることが
当たり前になっていた



だけど

ひとは白く白くは生きられないことを知った




白く白くは生きられないんだよ・・・

怒りたいなら怒ればいいんだよ

泣きたいなら泣けばいいんだよ

笑いたいなら笑ってごらん

哀しいなら・・・





そう

わたしの
喜怒哀楽をひとつひとつ
丁寧に感じながら生きていく


それが
やっと見つけた わたしの生き方



私の人生は
わたしにしか生きられない






じぶんの中にある感情は


じぶんでしか出せない…





怒りが溜まっていたら


怒らせてくれる人が

まわりにたくさん集まってくる


なんてことが起きがち





でも


出してあげることは


じぶんしかできない…





怒りの出し方も


いろいろあっていいとも感じているけれど





わたしは


取り扱う…という方法を採用しています





少しずつ 少しずつ


じぶんを知ることにエネルギーをかけてきて



見たくないじぶんにも

認めたくないじぶんにも


気づいたり 出会ったりしてきましたが





そんなときも


受け取るのが嫌だったり 無理だったり

ってときは


分割で受け取る…ことをしてきました





そんなふうに


大きな変化を怖がるわたしにも


いつも寄り添いながら




少しずつ 少しずつ…






ビビりなんでね 





これからも


じぶんとの信頼関係を


日々築いていきます






わたしへ


愛してるよ♡












ありがとうございます


トリニティ数秘術認定カウンセラー
山夲登志子