「À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる~」をHuluで全話観ました。とてもよかったですね。
ジュン(市川実日子)とヨシヲ(中島歩)はアラフォーの共働き夫婦。
ジュンは大学勤務で、西洋史の教授から偉人達のお気に入りレシピのメモをもらうんです。
で、休日にヨシヲと2人でレシピを再現して食べてみる。
料理に合わせたワイン(予算制限あり)と共に。
10年暮らした仲の良い夫婦。
大喧嘩なんてしないけど、稀にちょびっとだけモヤモヤが。
かと言って謝るほどでもない。
どうしようかな?…みたいな。
こういうあるある話もよい。
元はあかの他人が暮らすコツなんかも共感ポイントです。
ジュンはふと考える。
ガスコンロの交換時期は運命?
だとしたら、すぐに買い換えないのは運命に逆らうことかな?
人生は運命か、選択か?
幸せは見つかるものか、見つけるものか ?…
幸せとは何か?、幸せなライフスタイルってどんなだろう?
…というドラマなんですね。
確かに、ささやかな日常に歓びを感じられるかどうかは、その人次第。
だから「幸福は人格である」ということなんですね。
ジュンとヨシヲの何気ない会話。
美しい散歩道。
穏やかでゆったり流れる優しい時間。
癒されるな~。
夫婦で料理する場面はもちろん、印象的なのは、2人が横並びで散歩したり、ソファーや家の縁側で夫婦が横並びに座っているシーン。
横並びは、ジュンとヨシヲの関係性を表しています。
市川実日子さんと中島歩さんの脱力感、自然体の演技、アドリブのセリフも佳い感じ。
僕は日本のテレビドラマを長らく観ていません。
でも、BS松竹東急製作の「À Table!〜」は、とても良いドラマでした。
心落ち着きますよ。
僕は料理をしますが、やるならこれくらいシンプル、かつシャレオツに出来たらいいな…と思ってみたり。
僕も再現レシピ、作ってみようかな。
現在放送中のシーズン2「À Table!~ノスタルジックな休日~」も楽しく観ています。
こちらも超お勧めですよ。