「展覧会 岡本太郎」 | ネコ人間のつぶやき

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 先日、愛知県美術館で開催中の「展覧会岡本太郎」を観てきました。


 

 岡本太郎と言えば、大阪万博の太陽の塔や、子ども時代、テレビのCMやバラエティー番組でも拝見していました。


 「芸術は爆発だ!」。インパクトありました。


 芸術家と言えば、ピカソか岡本太郎か、というくらいの認識でしたね。



 岡本太郎が渡仏したのは1930年。


 パリでシュールリアリスト達が活発に活動していた時代ですね。


 若き芸術家達にとって最高の時代だったでしょう。



 エコール・ド・パリと言われた芸術家もまだ多くいたはず。


 パリにそうそうたる顔ぶれが集まっていた黄金時代だったわけです。


 しかし、第二次世界大戦の嵐が夢の時代を壊してしまうんです。


 岡本太郎も帰国、その後徴兵されて中国戦線へ。


 

 終戦して収容所を経て帰国した岡本太郎。


 でも、 自宅と作品が戦火によって無くなっていた。



 岡本太郎はすぐアトリエを構えて活動再開。


 

 焼失した作品の何点かを再び描き直しています。


 このエネルギーが凄すぎ。


 普通はしばらく失意して、何も出来ないでしょう?


 それどころか「新しい芸術は岡本太郎とともに始まる」と宣言したなんて、岡本太郎、格好よすぎ。





 岡本太郎は立体作品が楽しい!


 
 
 岡本太郎のエネルギーは作品からもよく分かります。

 
 

 
  上はオリエンタル中村屋の壁画です。

 全然知りませんでした。

 それもそのはず、1980年に名古屋三越に改称した際、壁画も無くなったそうです。

 実物を観たかった…😢

 詳しい経緯はわかりませんが、残して欲しかったなぁ…。

 名古屋栄の景色に岡本太郎の壁画なんて最高にクールだったでしょうね。
 

 
 タローマンはこの展覧会の広報活動のために作られたキャラクター。

 70年代に岡本太郎が携わった特撮ヒーローというコンセプト。

 Eテレで初めて観たときには、本当にあった当時の番組の再放送だと信じてしまいました。

 「なんで子どもの時に観てなかったのかな?」と。

 それくらいの出来栄え。

 円谷プロに監修、あえて70年代当時の技術で製作。

 おまけに当時岡本太郎は特撮もののデザインを実際に手掛けていたから、余計すっかり騙されたなぁ。

 それくらいのクオリティーなんですよ。

 


 岡本太郎の面構えが好きですね。

 こう、グッと強い信念を感じさせます。

 岡本太郎の名言も紹介されていました。

 展覧会は、岡本太郎の エネルギーとスーパーポジティブな姿勢に元気をいただいた楽しいひとときでしたよ。