どこで何をしていても出会うのが運命 | ネコ人間のつぶやき

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 今回はフレンチノワールの一作「仁義」(1970年)です。マルセイユの刑務所を出所したコレー(アラン・ドロン)は、貸しのあるリコから大金をせしめて車でパリに向かう。コレーはその道中でリコの手下に襲われるが、逃亡犯ヴォーゲル(ジャン・マリア・ヴォロンテ)によって助けられる。絆が芽生えた二人とジャンセン(イヴ・モンタン)は宝石強盗を実行するが・・・。

 

"365. cercle rouge_1_1" Photo by petcor80

source: https://flic.kr/p/vFt5Me

 

 たまたま出所が予定より早まったヴォーゲルが列車の窓から逃げた先の駐車場でトランクがたまたま開いたのがコレーの車だった。何たる偶然か。

 

 そしてヴォーゲルと彼を追うマッティ警視、そしてコレーを取り巻く因縁が複雑に結びついている。

 

 映画の冒頭にブッダの言葉が引用されます。それによると、何が起きようと、別々の道を歩んでいようと、人は赤い輪の中で運命的に出会うそうです。原題の由来ですね。

 

"Le Cercle #Rouge Jean-Pierre #Melville " Photo by milo 3oneseven

source: https://flic.kr/p/2gDsmQ6

 

 運命とか縁といったものは説明不能ですが、どうやら何をどうやっても出会うものは出会うらしい。

 

 仮に事前に分かっていて隠れたとしても、運命の方がこちらを見つけてしまう。

 

 だから「あのとき、あの道を選んでいれば・・・」といったものではないのでしょう。

 

 なるべくしてなる。人の出会いも物事もそういうもの。

 

 良い縁もあれば悪い縁もあるわけで、前者を望んで努力を重ねて日々を生きるしかない。そのうえで運命を受け入れる、ということでしょうね。

 

 

 

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