ドイツ式フットケアTHERAPIS(セラピス)の足裏磨き✨✨
木澤 紀子です
前回は足の爪の硬化の原因と対策についてお伝えしましたが、
前回の記事
↓↓↓
今回は
足裏の皮膚の硬化の原因と対策
についてお伝えしたいと思います。
足裏の皮膚の硬化について、ブログの施術例では乾燥、ウオノメ、タコ、イボ、白癬菌による水虫についてご紹介してまいりましたが
実はまだまだ原因があります。
皮膚について、詳しく触れたいのですが、
それは次回にするとして、足裏の皮膚の特徴だけをサラッとご紹介して、本題に入りたいと思います。
【足の裏の皮膚の特徴】
①汗腺が多く存在します。
その数は370個/㎤。
ちなみに首は170個/㎤、背中が60個/㎤です。
②皮脂腺がない。
①と②の理由は、滑りにくく、しっかりと足裏で地面や木などをキャッチできるように、そのような作りになっているのですね。
「木」と書いてしまう私って…
今、登ってる人をあまり見かけませんが(笑)
③毛髪がない。
なるほど!としか言いようが…
違う違う!
毛穴がないって、なんか不思議(笑)
④角質化の進んでいる部分と、そうでない部分がある。
踵、拇趾球、外縁などは特に角質化が進んで厚くなっており、
アーチ部分など(土踏まずですよね)は、角質が少なく皮下静脈が浮き出ています。
⑤踵の骨格を受けるため、脂肪層がお皿状になっている。
⑥足裏の皮膚は身体の中で1番分厚い。
足裏の皮膚は上記のような状態になっています。
ではでは、足裏の皮膚が異常に硬くなる原因はなんなのでしょうか⁇
【足裏の皮膚の硬化の原因】
①乾燥
なぜ乾燥しているのか?を考える事が大切ですが、単純に考えると、水に浸けると皮膚は柔らかくなり、乾かすと皮膚は硬くなります。保水、保湿、保護をする事で乾燥から守れます。
あ!
対策を書いてしまいました
②ウオノメ、タコ
合わない靴の摩擦や、歩き方のくせで部分的に角質が硬くなります。
タコの場合は、皮膚よりも隆起した角質が多く、痛みも強くありません。と言っても痛みは個人差があります。
ですが、タコの下に表皮嚢腫があったり、潰瘍を伴う場合には皮膚癌の可能性もあります。
ウオノメは、角質が錐のように深く伸びているために痛みを伴います。足の指と指の間に出来ているのは、先端の窮屈な靴が原因の場合に多く見られます。
③イボ
イボ(疣贅ゆうぜい)は、ヒト乳頭腫ウィルス(ヒトパピロマウィルス)というウィルスが表皮細胞に感染して生じる腫瘍です。
ウィルスには多くの種類があり、さまざまな形態のイボが発生します。
イボは普通痛くないのですが、足裏にできると痛みを伴います。
なぜかと言うと、普通のイボは外に向かって発育するのですが、足裏では隆起せずに内側に発育するからです。
と言われますが、ウオノメと比べると独特な隆起が見られますよね。
④加齢
皮膚の新陳代謝は一般的に加齢に伴って遅くなっていきます。それは細胞の劣化もあるとは思いますが、潤い不足によるためが大きいのです。
人間は歳を取ると乾きます。
赤ちゃんの体内水分量は70~80%と言われているのですが、見るからにぷにぷにで水分たっぷり
に対して、寿命を全うした人間はカラカラになって小さく軽くなります。
尊い事です。
⑤掌蹠角化症(しょうせきかくかしょう)
手のひらや足裏がでこぼこになって、広く硬くなる病気です。
原因は、例えば健康サンダルの慢性刺激から、内蔵のがんやヒ素中毒までいろいろな原因で起こります。
⑥乾癬(尋常性乾癬)カンセン
炎症性角化症の代表で、伝染性もなく、良性ですが、 慢性で治りにくい病気です。
体質的要素が原因とも言われていますが、本当のところの原因は不明です。
白っぽい厚いかさぶたのついた種々の大きさの赤い皮膚病変が、全身(主には頭や肘、膝、外陰部)にできます。
かさぶたが厚い時には痒みがありますが、基本的には自覚症状はありません。
⑦角質増殖型白癬菌(水虫)
読んで名の通りですが、角質を増殖して行くタイプの水虫です。
人間の皮膚のターンオーバーは28日(加齢により遅れる。)ですが、そんなスピードよりももっともっと速いスピードで増殖していきます。
痒くないので、水虫と気がつかない人が多いです。
しかし、保湿しても治らない、角質を取ってもすぐに復活する時は、水虫である場合が多いです。
⑧接触性皮膚炎(アレルギーです)
衣服だと、化学繊維に負けて腫れたり、皮膚が硬くなったりします。
足裏の場合、合わない素材の靴や、摩擦によって皮膚が硬くなる場合があります。
⑨紫外線による皮膚への刺激。
紫外線の影響から守るため、角質を厚くしようとします。
⑩ホコリや、汚れによる刺激や摩擦。
わずかな、ホコリや汚れでも、皮膚にとっては刺激となります。
以上、まだまだあると思いますが、
今のところ、こんな感じです
【足裏の皮膚の硬化の対策】
①まずは保湿。皮膚は潤いを与えると正常なターンオーバーでいつも柔らかい皮膚に産まれ変わります。
②ウオノメ、タコ、ガサガサのかかとになった場合は、まずはドイツ式フットケアで角質を取り除き、しっかりと保湿します
③水虫やイボ、その他の病気は皮膚科での診察をおすすめ致します。
④身体の巡りを良くし、血行を促す。
血液が皮膚に栄養を運んでいます。
栄養不足の皮膚は肌荒れを起こし、硬くなります。
また、腰痛のある人は踵が硬いというリフレクソロジー的な考え方は、当たっていると施術を行っていると感じます。
腰痛の改善に腰のケアに取り組んだり、踵をマッサージでほぐしてしまうのも良い方法だと思います。
⑤週に1回スクラブを行う。
スクラブの後はしっかり保湿します。
スクラブは力を入れないで軽くおこないます。
⑥足を冷やさない。
血行を促すのと、同じ理由です。
⑦清潔にする。
足を清潔にするため、毎日お風呂に入って湯船に浸かりましょう。
入浴は、血行促進においても角質を柔らかくするのも、汚れを洗い流すのも、沢山の効果があります
まだまだあるだろうな~~と、思います
また、新しく分かりましたら
その都度、加筆させていただきますo(_ _*)o
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました
皆様の足裏の皮膚が硬くガサガサカチカチしない事をお祈り致します
THERAPIS(セラピス) 木澤 紀子
*参考文献
・家庭の医学
・メディカルフットケアの知識と技術
・しくみと病気がわかるからだの事典
・インターネットの情報、画像など