セラピラシス事務局の久保です。
ペットの様子から
動物も人間と同じように感情があり
ストレスがたまるし
精神疾患にもなる
ということに気づかされることがあります。
私も小さなころから
大学進学で一人暮らしをするまでは
たくさんの犬や猫たちと過ごしていました。
性格はバラバラ。
もともとノラ猫で、警戒心が強かったり
増えすぎて飼えないからと
知人の家からつれてきた猫は
人間大好きで誰にでも愛想のいい猫だったり…
TEDのLaurel Braitman先生の話を聞いて
飼っていた犬たち、猫たちを思い出しました。
ローレルブライトマン先生は
ニューヨークタイムズのベストセラー作家
歴史学者、人類学者ですが
飼っていた犬の病気をきっかけに
7年間、動物の精神疾患について調べたそうです。
先生の犬は、幻覚を見たり、窓から飛び降りたり
色々な精神症状に悩んでいたとのこと。
動物の精神疾患例として
イラクやアフガニスタンの
戦争に用いられた犬のPTSD…
とても深刻な感じがします。
PTSDからの回復例として
赤ちゃんのころに犬に襲われ
手足を失ったサルのブーンルアが
紹介されました。
他のサルと一緒だと
遊ぶことも身を守ることもできない…
飼育員がウサギと一緒にしてみたら
幸せいっぱいの毎日を送ることができているとのこと。
サル山では鬱になっていたかもしれません。
別にサルだから同じサルと
無理に一緒にいる必要はないんですね。
サルがネコを助けるとか
ブタと友達になったウシとか…
色々な例がありますが
とにかく大切なのは
他の動物(人間も含)との時間なのだとか。
他の動物と一緒にいる時間に
幸せホルモン
『オキシトシン』がUPすることが
分かっているそう。
オキシトシンは絆ホルモンとも呼ばれ
好きな人と一緒にいると沢山放出される
今注目のホルモンの一つです。
人間同士でなくても、
大好きな犬、猫と一緒にいても
オキシトシンはUPするのですね!
猫カフェで癒される…ってそういうこと?
犬や猫には言葉がありません。
何に悩んでいるのか、何が怖いのか
訴えることはできない。
でも、一緒に住んでいる人間には
犬や猫の気持ちが分かったりしますね。
不安や恐怖症、うつで悩んでいる犬や猫に
『共感』できたりしますね。
そこに言葉はなくても。
悩んでいる知人に対しても同じではないかと
ローレルブライトマン先生は言います。
このお話しを聞いていて、
友達やパートナーは、
何も人間に限らなくても良いんだな~
なんて改めて思ってしまいました。
ザリガニにも抗不安薬の効果があるそうです。
ザリガニにだって感情がある。
人間は人間にこだわりすぎているのかな?
もっと広い視野で友達探しをしても良いかも?
人間も単なる動物の一種にすぎないのだし。
そんなことを考えていましたが
人間にしかできないこともあるな~と。
人間はとても便利で素晴らしい能力を
身に着けることができた動物です。
気付いていますか?
何と、文字だけでも共感できるのです。
すごい!!!
一度も会ったことがないのに
ブログを読んだりしていると
こんな人なのかな?
こんな風につらいのかな?
大変そうだな…と共感できる。
こんな白と黒の羅列でそれを伝え合えるとは…
すごい能力をもっているんだなと
妙に感動してしまいました。
犬や猫やザリガニにはできないことです。
ちょっとまとまらない感はありますが
長くなってきたので、今日はこのへんで。
明日続きを書く事にしましょう。
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