セラピラシス事務局です。
がん専門相談員の古山さんから
アガパンサスの写真をいただきました!
梅雨の時期にキレイな花が咲く
古山さんが大好きなお花の一つだそう。
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梅雨で気分が曇りがちな中
爽やかな青紫色のこの花を見ると
気が晴れます。
花言葉は、恋文、ラブレターだそうです。
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アガパンサスはギリシャ語のアガペー(愛)
が由来になっているみたいです。
ロマンチックなお花ですね~
古山さんのお庭で今日も爽やかに咲いているのでしょうか。
さてさて、
前回に引き続き、がん患者さんの相談について
古山さんにお話しをお伺いしてみました。
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古山(こやま)めぐみさん
・がん専門相談員
・がん性疼痛看護認定看護師
がん疾患領域での看護、相談業務31年
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『がん』というと
死んでしまうのかな…
と急に死について考えてしまいます。
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そうですね。
がんは今なお、
死のイメージがあると思います。
がんは2人に1人がかかる病気
と言われる時代ですが
がん=死のイメージは強いですね。
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告知直後の患者さんと接してこられたご経験の中で
患者さんの言葉で印象に残っていることを
教えていただけますか?
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がんと言われた途端
日常から非日常へ
膜を一枚貼られたような
あちら側とこちら側になるような
そんな体験をされる方が多くいらっしゃいます。
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急に一人になったような
周りと自分は違うんだというような感覚でしょうか?
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誰にもわかってもらえない
分かるはずがない
家族以外に
そんな想いが強くなり
孤独になってしまう方がいらっしゃいます。
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病気だけでもつらいのに
『孤独』というつらさも上乗せされてしまう…
大変ですよね。
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孤独は『スピリチュアルペイン』です。
日本人に馴染みのない言葉かもしれません。
がん患者さんの苦痛には4種類あります。
1,身体的苦痛
2,社会的苦痛
3,心理的苦痛
4,スピリチュアルペイン
(=孤独)
とも言われています。
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身体の痛みと同じように
孤独もケアしてゆけると良いですよね。
スピリチュアルペインというと
占い?みたいなイメージがありますが
『孤独感』だと日本人には分かりやすいですね!
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ちょっと専門的な言葉では
自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛
とも言われています。
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多くのがん患者がつらさを感じているけれど
ケアが難しいところかもしれないですね。
まずどんなことから始めたら良いのでしょうか?
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まずは苦しみを聴いてもらう
それだけで
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苦しみ、つらさを十分話せるところがあると良いですね。
聴いてもらう場所として…
診察で主治医の先生に話すのは難しそうですね。
とはいうものの、
誰にもわかってもらえない
分かるはずがない
家族以外に
という状況の方が多いので、難しいですね。
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相談できる場所について
色々とまとめてみました。
参考になれば幸いです。
がん患者さんとご家族の方、病気の困りごとのご相談はどこでできますか?
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ただ、相談業務をする中で
近くに相談できるところがないとか
土日祝日、夜間など
時間的に対応してくれるところがない
体調が悪い、気分が沈んでしまって外出できない
という方も多くいらっしゃいました。
そんなお困りの声にお応えできたら…と
オンラインでがん専門相談を始めてみました。
セラピラシスのがん専門相談
ご興味がある患者さん、ご家族、関係者の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただきたいと思っています。
1ヶ月、1週間など、
期間内、つらい時にいつでも相談できるようにしています。
誰にも言えない…そんな孤独をまずは一緒に乗り越えてゆけたらと思っています。
お問合せは事務局まで