セラピラシス事務局の久保です。
先週の台風19号の影響で
今日の診察はすごい混雑だったようですね。
患者さんも主治医の先生も、今、お疲れの時間でしょうか…
あれから１週間、まだまだ落ち着かないところも多いですね。
体調には気をつけなくちゃ！です。
体調といえば…
生活習慣
悪い習慣がたくさん頭に浮かんでしまいますけど（笑）
今日は脳科学の『習慣化』のお話しから。
『習慣』
人生のおよそ45％は習慣的な行動でできていると言われています。
無意識でできていることが『習慣化』と言われます。
朝、人に会って「おはよう」と言う、これも一つの習慣ですね。
例えば、ここが中国だったら…
中国語がわからない人は習慣化されていないので
「え～と、え～と…」と言えないわけです。
ここで「Ni zao」を覚えて、習慣化すると
即座に言えるようになるという感じ。
『習慣』は
【大脳基底核】と【前頭葉】が関わっていると言われています。
【大脳基底核】は、既に習慣化されている行動を無意識にするところ。
【前頭葉】は、こうしようと決めたり、習慣化されていないことを頑張るところ。
悪い習慣をやめようとか、新しい習慣を身につけよう！というのは前頭葉の働きです。
大脳基底核まで伝わった行動は、無意識で自然にできてしまう行動
これが『習慣化』なんですね。
習慣化できていないうちは一生懸命、前頭葉が働くことになります。ちょっと疲れます。
前頭葉の機能低下が起こると、決める力が弱くなります。
これをやめよう、あれを始めよう！
という決定だけではなく
今日はこの服を着ようとか、これを食べようとか
それも決められなくなります。
全てがおっくう…面倒くさい…決められない…
『うつ病』の患者さんは前頭葉（ 背外側前頭前野：DLPFC ）
の機能低下が見られることが分かっています。
メンタルに問題がありそう…
ストレスがすごい…
眠れない…
だるい…
全てが面倒くさい…
どのくらいの症状でカウンセリングなどを受けるのが良いのでしょうか？
と疑問に思われる方がいらっしゃいます。
人間の細胞のターンオーバーで良く言われることですが
90日ですべてが入れ替わるということを考えると
90日、3ヶ月も悩み続けて
すっかり前頭葉の元気がなくなってしまっている…
もう、無意識に悩む『習慣』を作り出してしまっているかもしれません。
悩みを『習慣化』させてしまったかも…
そんな時、心理学のプロに相談してみませんか。
3ヶ月間困ったら…
脳科学的には、それが一つの目安かもしれません。
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