臨床心理士の長谷川です。
いやー・・・4月終わりましたね。新入社員の皆さん、4月から転職した皆さん。
4月から異動、昇進した皆さん。
本当に一ヶ月おつかれさまでした。皆さん・・・仕事はどうですか。
「こんなはずじゃなかった・・」「変な上司がいる」
「なんだかしんどい」
「なんかすごい毎日仕事に行くのが嫌だ」
こんな風になっていませんか。縁起でもない話ですが、このブログを見ている人は
「休職しようかな・・」「辞めちゃおうかな」って思う人もいるかもしれません。
「五月病」なんていう言葉もありますもんね。
会社を休むのも、会社を辞めるのも・・皆さんの判断です。ただ、ただ・・ですね。
「退職」をするうえで、ちょっと気を付けたいことを臨床心理士としてお伝えしたいと思います。
① 上司に退職を切り出す前に
「就業規則」をチェックしよう。
ネットでは「正社員は2週間で退職できる」という話が流布されています。これは本当です。
私、昔勤務していた病院でリワーク(復職支援)をやってましたが、その関係で労働基準監督署の人から
教わりました。
「期限の定めのない雇用の解約の申し入れ」は民法627条で、最低でも二週間前(つまり14日前)
に言えばいいわけです。つまり、退職したい14日前に退職届(退職願じゃないですよ。退職届)を出しちゃって、そのまま会社に行かなければ・・・夢の退職!!!となるわけです。良いですよね!!!
ってそんなに話は簡単じゃありません。理屈上はそうですけど、会社には退職のルールがあります。
就業規則にそのルールが明文化しています。 どんな会社でも就業規則はあるはずです。
退職の手続きも記述されているはず。
まず、退職するにはそのルールを守った方が無難です。
なんで、民法で認められているルールじゃなくて、就業規則に従わなきゃならないか・・・なんですけど
それはあなたを守るためです。退職そのものは簡単にできますが、その後の保険やら
退職金やら賞与やら・・・これらを円滑にゲットするには、就業規則という会社のルールを守った方が
良いのです。
会社の中にはハッキリと就業規則に「就業規則に従わなければ、退職金、賞与は出さないよ。」って書いてある場合もあります。それを後で知ったらとんでもないことです。
貰えるものはちゃっかりもらいたいものです。
そしてルール(就業規則)に従って退職したほうが揉めずにすみます。揉めても何にも良い事ないです。
まず、退職したい、辞めたいと思ったら・・・就業規則の中身をちゃんとチェックしましょう。
②金曜日の午後に退職を伝えよう
就業規則もチェックした。理論武装もばっちり。さて、退職届も用意して
あとは意思表示するだけです。
早く言いたいところですが、少々お待ちください。
退職の意思を切り出すには「金曜日の午後」にしましょう。
つまり、休みの前日に退職の意思表示をしましょう。土曜日出勤の方は
普通の休みの前日の午後に言えば良いです。
大抵の場合ですが、上司は部下から退職の意思表示をされたら驚きます。
怒る人、慌てふためく人、必死に引き留めようとする人・・・様々だと思います。
上司だってもっと偉い人に「●●さん退職します」と言うのは辛いわけです。
上司の職場管理能力を問われてしまうわけです。
上司も偉い人に怒られちゃうし。
上司も辛いので、色んな感情が出てきちゃうわけです。
でも、人間の感情・・・特に激しい感情は長続きしません。怒りや失望、強い不安・・・こういったものは
1日以上続くことはあんまりありません。特に怒りは短時間でクールダウンです。
金曜日の午後に意思表示して、慌てふためく上司はほっといて、さっさと翌日から休みに入りましょう。
金曜日の午後に退職の意思表示をする。勇気ある行動を起こしたわけですから、
週末はゆっくり休めばいいのです。
週明けから会社に出てきても、上司の感情は収まっていますし、あとは「退職の手続き」を
淡々に進めるだけ。
月曜日の朝に「退職の意思表示」を言うのが最悪です。一週間ネチネチ言われかねないですよ。
③そんなに急に辞めずに・・休職してみたら?
例えば、うつ状態で心身ともにしんどくなっている時・・・「早くやめたい」「いや、逃げちゃだめだ」
「でも身体が鉛のようだ」「朝、急に泣き出しちゃった」など・・・感情が不安定になります。
そういう時は、普段の自分では考えられないような決断をする場合も有ります。
退職したら・・それで楽になります。楽になりますが、なかなかその後のことを考えると
退職はリスクの強い決断です。
もちろん、退職しても良いのですが、まず心身をしっかり休めて、落ち着いて休養することも大事じゃ
ないでしょうか。落ち着いて考えた上で「退職」されても遅くはありません。
まずは休職して、この先をゆっくり考える時間を確保する。
これでも、遅くないかなと思います。
ただし、休職されたいときも「就業規則のチェック」「休職の意思表示は金曜日の午後」が大事。
あと、メンタルの病気で休職されたい場合は診断書も必要な場合も有ります。
休職、退職・・・どんな選択をされても大丈夫なのです。
ただし、あなたにとって一番メリットが大きい選択をすることが大事。
休職、退職で悩んだら・・カウンセリングをどうぞ。一緒に良い方法を考えましょう。
とりあえず、GWはゆっくり休んでくださいね。昼夜逆転は禁物。