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リハマガ!【健康とリハビリの専門家】矢口拓宇公式ブログ

理学療法士の矢口拓宇が、健康とリハビリについての情報をお届けします。

こんにちは。

リハビリテーション、医療、介護に
携わるあなたにお伝えしたいメッセージがあります。


私はこの度、

一般社団法人
日本エンカレッジ・
リハビリテーション協会


を設立いたしました。


当協会は

後遺症とたたかう患者さんが
リハビリを通して
生きる意欲を取り戻し
人生をあきらめないで
前向きになってほしいと願う


専門職のための学びの場を提供します。


専門職が
人を励ます力、
心を支える力を身に着ける
サポートをすることを


目的としています。


初回となります設立記念例会には、

「地域リハビリテーションと
エンカレッジメント」

をテーマといたしまして、


公益社団法人
日本リハビリテーション医学会
理事長の水間正澄先生



をお招きしています。
水間先生は
地域リハをご専門とされ、
またリハビリテーション医学を
引っ張ってこられたリーダーとして
素晴らしい実績をお持ちの先生です。


基調講演ではリハビリの本質に迫り、
さらにこれからのリハビリ、医療、介護の
専門職に求められる役割について、
語っていただけます。


先生は、
書籍のなかでこう述べておられます。


「患者や家族は少なからず
とまどいや不安を感じ、
リハの継続的なかかわりを望むものである。

(中略)

継続的な診療や指導なども
安心して地域生活を営むための
大きな支えとなる。」


水間正澄 編;
CLINICAL REHABILITATION」別冊
地域リハビリテーション
~くらしを支える医療の実践~
巻頭言より


そう、
リハビリテーションに
期待されているものは
運動療法や日常生活指導にとどまらず、
困ったときに相談ができる、
応援してもらえる存在としての
関わりが求められています。


さらには明るく優しい声掛けや
笑顔も大切な要素です。


それは必ずしも診療報酬・介護報酬に
反映されるものではありませんが、
失意にある方にとって希望の光と
なることは間違いがなく、
専門職個人の


“あなたを支えたい”


という想いがあればあるほど、
価値の高いサービスを提供できることは
間違いないのです。


私は、
これからの時代、
そういった“想い”のある専門家が
より一層求められ、
評価されていくと確信しています。


あなたはきっとたくさん勉強され、
技術も身に着けてこられたことでしょう。


しかし、
知識や技術を学べば学ぶほど、
それを生かせないという壁にあたっては
いないでしょうか?


それは、
意欲ややる気といった
患者さんの心の壁です。


その壁を乗り越え、
専門職の能力を最大限に発揮し、
成果を高める、
人が変わるお手伝いができたら、
これほどのやりがいは
ないのではないでしょうか?


当協会の研修会には
そのためのヒントがたくさんあります。
ぜひ、お越しください。


===================
設立記念例会 申込みフォーム

https://55auto.biz/theraper/touroku/encourage1.htm

===================


私は、
リハビリテーションという
素晴らしい仕事に出会えたことに感謝し、
あなたとともに学び、
成長していけることを
心から楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。


一般社団法人
日本エンカレッジ・
リハビリテーション協会
理事長 矢口拓宇
ブログタイトルを新しくしました。


病気や障害を克服するために努力する人、
大切な人を介護するために頑張る人を
応援する人のための知恵と勇気

をお届けしてまいります。




さて、今回のテーマは


「そもそも、人はなぜ人を助けるのか?」


です。



これを読んでいる方は、

人を助ける仕事をしている方、
人を支援している方

が多いと思います。



いきなり本質論ですが、

(本質を知ると全体が見えてくるので、
私は大切にしています。)


人を助ける理由・・・それは、


人としての根源的な欲求なのです。


1908年、

フランスで発見されたのは、
身体に障害がある
高齢のネアンデルタール人の遺骨でした。


生まれつき足が不自由であっても、
仲間の助けを得て高齢まで生きたのだ
といいます。


20万年前の話です。


私たち人間は、
昔から助け合って生きてきたんですね。


動物は、助け合いません。


動けなくなったシマウマは、
食べられてしまいます。


この事実を日常に当てはめてみると、
ちょっと気持ちが楽になることがあります。


どういうことかというと、、、











誰かのためにがんばっているのに、
分かってもらえない、
嫌になってしまいそうな時って
ありますよね。


そんなとき、こう考えてみて下さい。


「私は、人として尊いことをしている!」

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人のために何かをしよう、
誰かの助けになろう、
とする行為は

それそのものが素晴らしいことです。


自分が食べるためだけに生きるのは、
動物と同じです。


人のために働いている
あなたは、そもそも
立派な人なのです。


人類にとって、
自分の仕事は大切なこと。


そう、胸を張って大丈夫です。


そんなふうに考えると、
ちょっと気持ちが楽になります。

私は訪問リハビリに仕事が
変わって数か月たちます。


学生さんや研修生の方から
見学を依頼されることがあり、
同行してもらうことも多いです。


リハビリの学生さんだけでなく、
医学生さんや看護学生さん、
現職の他職種の方など、
色んな方が来ます。


熱心に見学して下さるわけですが、
よくこんな質問を頂きます。


「在宅のリハビリのやりがいって何ですか?」


むむっ!


深い!


確かに、病院のリハビリは、
”退院”という明確なゴールがあって、
リハビリもすればするほど
よくなっていくものです。


一方、
在宅の方、慢性期の方のリハビリは
”維持”が目的であり、
リハビリを続けていてもなかなか
よくなりにくいという現実があります。


実は、
私はこのことにとても悩んだ時期があります。


療法士は


「体を治してナンボ」


だと思っていたんです。


治せないのは自分技術が足りないからだと、
色々な技術研修にも出て学びました。


技術が少しずつ身につき、
できることが増えてくると、
さらに苦しくなってきました。


リハビリ後tに軽くなった、
楽になった、歩くのが速くなった
といった効果はあります。


しかし、
患者さんにとって”治る”というのは
”もとの状態に戻る”ということでした。


治すことを目的としたリハビリでは、
患者さんにとっての目的を
達成できないことになってしまいます。


とはいえ、
リハビリを求める患者さんは多いです。


今、私は在宅のリハビリ、
慢性期のリハビリにやりがいを感じています。


私は考え方を変えたんです。


私は、リハビリの目的を


生きる意欲を取り戻すこと
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にしました。


療法士は、そのお手伝いをすることが
仕事だと思ったんです。


体をよくすることだけに
フォーカスしてしまうと、
よくならなければ療法士としての
存在価値はなくなります。


しかし、

生きる意欲を摂り戻し、
どんな体であっても幸せな人生になるように
支援すること、
その人の人生そのものを応援すること、

「死んだほうがいい」なんて思わないでほしい、
あなたが生きてきた人生、
築き上げてきたものは素晴らしいものだし、
あなた自身は十分に価値ある存在なんです。


そう思って関わるようになりました。


そう考えると、
触り方ひとつ、
声掛けひとつをとっても、
全てが重要だということがわかりました。


週一回のリハビリが、
ただ漫然としたものではなくなりました。


自分の振る舞いが、


ご本人の、生きる意欲につながっているか?


ご家族の疲れを少しでも癒せているか?


そんなふうに自問自答しています。


まだまだ、十分にできていません。


自分は未熟だと感じます。


とはいえ、
やりがいはあります。


自分が一生懸命にその方のリハビリに
取り組むことで、伝わることもあるはず、
と信じています。


少しでも生きる意欲を、
幸せな人生を取り戻して頂くお手伝い。


それが私の在宅のリハビリのやりがいです。