前回まで、
①一行日記とは何か?
②どんなことを書くのか?
についてお伝えしてきました。
今回は、③どんな効果があるのか?
についてお伝えします。
一行日記を続けることにより、
仕事や日常生活のなかで、
喜びや感動、面白い出来事を探すようになり、
日々が楽しくなります。
私は、
仕事をする意味が見いだせるようになりました。
こんなことがありました。
1月20日
「デイケアに通って、
母は幸せでした。」
デイケアに通っていた80代のSさんは、
はじめのころは
「そんなところに通うのは嫌だよ」
と言っていました。
しかし、
通ってくるうちにお仲間もでき、
週2回、3回と通ってくる回数が増えてきました。
母一人子一人のご家庭。
「娘は一人だから心配」
と、デイではご家族のことを話され、
自宅に帰ると
「デイケアが楽しい」
と話されていたそうです。
そんなSさんが、
肺塞栓で入院され、
3日後に息を引き取りました。
おひとりになってしまった娘さんは、
さぞ落ち込んでいらっしゃるだろうと、
ご挨拶に伺いました。
娘さんは今までのことを語ってくれ、
涙ながらにこう仰ってくれました。
「デイケアさんには、
本当に感謝しています。
最後に、母に楽しい思い出を
作ってあげることができました。
本当にありがとうございます。」
と言ってくれました。
このとき、私は思ったのです。
「ああ、このために仕事をしてきたんだ」
と。
日々の仕事、
施設の仕事は日々同じようなことの
繰り返しです。
しかし、
そんななかの小さな喜び、
小さな感動の積み重ねが、
この瞬間につながっているんだ、
ということに気が付いたんです。
私は仕事で誰かに喜んでいただけたとき、
感謝の言葉をいただいたとき、
私自身も嬉しく思います。
それは、私が与えているだけではなく、
私自身も相手から何かをもらっているんだと
思うんです。
お金以外の、何かです。
あなたの心の中に、
思い出の引き出しがたくさんあると思います。
取っ手のない引き出しを
あけるのが大変なように、
きっかけがなければ小さな出来事を
思い出すことは難しいでしょう。
一行日記は、
いわば引き出しの取っての役割をしてくれます。
小さな喜びがたくさんつまっています。
あなたの心のサプリメントに、
一行日記、はじめてみませんか?